2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから早いもので丸7年。
公式には、2013年8月27日の新生FF14正式サービス開始日を記念日的として扱っているけど、旧FF14からのプレイヤーにはこちらも大切な記念日。

この旧版FF14の正式サービス開始日に今は亡き旧版Lodestoneの精霊ロドストさんと1年の振り返りをするLodestone旧生祭も7回目となる。7回目ということは過去に6回やっているわけで、1回目から辿るとまさにFinalFantasyXIVの7年間の歩みの記録となるわけだ。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】

FinalFantasyXIVの14周年を一つのゴールと考えればちょうど折り返し地点。先輩タイトルであるFinalFantasyXIは今年の5月で15周年。FinalFantasy30周年の約半分の期間サービスを提供し続けてきた偉大なタイトルだ。そのFF11が2002年5月のサービス開始からまさに7周年を回った2009年6月のE3で突然発表されたのがFF14だった

今で言うと、来月くらいにFF16オンラインが電撃発表されて2018年からサービス始まるみたいなもので、そう考えると7年という時の重みが感じられる。3年目で1回新生しているんだけどね。

PCやテレビで遊ぶゲームとしての次世代のMMORPGを目指して期待されたプロジェクトが中止され、今年はスマートフォンで遊ぶ本格的なグラフィックのMMORPGが主に韓国メーカーを中心にリリースされた。自分もちょっとやってみたけど「この世界に自分の分身が居る」感があまり感じられず、ゲーム体験としては中途半端な感じだった。でも3年後、4年後を見据えると、真正面から無茶なチャレンジを続けている韓国・中国勢がどこかでゲーム体験を革新する何かを生み出す可能性を感じる。

それ以外で、ゲーム体験に革新をもたらす可能性があるのがVR。それこそソードアートオンラインの世界を実現させてやろう、という壮大だけど分かり易い目標があるので、VR技術の発展の先にはそんな無謀なチャレンジをするところが出てくることを期待している。

ただ現時点ではぜんぜんリアリティがない話なので、まぁ当面はエオルゼアの世界に浸っていいいのかなぁ・・・と思う7周年の今日。FF14のこの1年の振り返りを旧Lodestoneの化身、ロドストさんにお願いしよう。
lodestone
7周年ッス!やっぱりまだ日記に「いいね!」機能はついていないッス!
旧Lodestoneのことはそろそろみなさんの記憶から消えかかっている頃だと思いますが、こうして1年に1回だけでもお会いできるのが嬉しいッス。

それでは、2016年10月から2017年9月までの1年回を振り返ってみたいと思うッス。

■10月━━━━━━━━━━━━━━━━━

アメリカ・ラスベガスでFF14ファンフェスティバルが開催されたッス。
この日、拡張パック第2弾「紅蓮のリベレーター」が2017年初夏の発売予定であることが発表されました。この時はドマや侍・赤魔道士の情報は伏せられ、アラミゴ奪還という目標とバトルシステムの見直しなどの方針が発表されました。一番大きな歓声があったのがPlaystation3のサポート終了の発表でした。サポート終了を喜ぶというのはアレな感じがしますが、FF11がずっとPS2のサポートを切れず、ゲーム停滞の主要因ように扱われてしまった経緯があるので、旧ハードのPS3のサポート終了にゲームシステムの進化を期待させたのかもしれないッス。

■11月━━━━━━━━━━━━━━━━━

11月の話題は、主に12月に行われるファンフェスティバルin東京のチケット抽選や会場でのイベントの応募案内などが多かったですが、コンテンツ的にはパッチ3.45がリリースされたッス。ディープダンジョンの50階以降が開放され、最深層の200階を目指して全滅したら51回からやりなおしという他のコンテンツにないデスペナルティがスリリングなチャレンジコンテンツとして人気を集めたッス。

直接FF14とは関係ないですが、11月29日にFinalFantasyXVがリリースされ、2010年のリリースから6年間FFの最新ナンバリングタイトルであり続けたFF14は、その座をFF15に明け渡すことになったッス。


■12月━━━━━━━━━━━━━━━━━

2016年も残すところあとわずかという23、24日の2日間、東京ビックサイトでファンフェスティバルが開催されたッス。新ジョブの赤魔道士や水中アクションの発表、新高難易度レイドシリーズの「次元の狭間オメガ」、アライアンスレイドの「リターントゥイヴァリース」などが発表されたッス。ボスデザインをGAROの雨宮慶太氏が担当し、拡張前の3.5でのGAROコラボが発表されたッス。
そしてその中で1プレイヤーのブログである「一撃確殺SS日記」の人気連載「光のお父さん」がテレビドラマになるという前代未聞の発表が行われたッス。

ドラマ化の発表で影響を受けるであろうゲーム内での撮影は、実はこの時点では完了しており、もうかなり制作が進んでいて第1話の
放送が来春(後日発表)。拡張パック発売前の話題の乏しい時期に大いにFF14を盛り上げてくれたッス。

■1月━━━━━━━━━━━━━━━━━

拡張前の最後のパッチシリーズであるパッチ3.5がリリースされたッス。アライアンスレイド最終章の「影の国ダン・スカー」や三闘神最後の一人「鬼神ズルワーン」、そしてPvPのGAROコラボなどが実装されたッス。
この時リリースされ、新しいコンテンツなどよりも大きい影響を与えたのが「ワールド間パーティ募集」。過密ワールド以外は、募集が少ないから募集を見ない。募集に集まらないから募集を出さないという悪循環に陥っていたFF14。レベルファイブの日野社長が超会議のPLLで発言したように、まさに「革命的にゲームの世界が変わる機能」だったッス。


■2月━━━━━━━━━━━━━━━━━

ファンフェスティバルの最後はドイツ・フランクフルト。拡張パック第二弾「紅蓮のリベレーター」でマスクされた情報が解禁され、新たな冒険の舞台「ドマ」開放や、新ジョブ「侍」。新ハウジングエリアの「シロガネ」などが発表されたッス。期待が高かった東方風の舞台が思いがけずに次期拡張で実現するという発表に日本だけでなく、北米・欧州のファンも歓喜したッス。


■3月━━━━━━━━━━━━━━━━━

正確には2月末日ですがパッチ3.55aとb、パッチ3.6あわせて3月ってことで。健気キャラ的ポジションのシロ・アリアポーのお得意様取引、フィーストの新マップ、リニューアルされた雲海探索ディアデム諸島などのコンテンツや、拡張に向かう3.xシリーズの〆となるメインクエストがリリースされたッス。
また、4月から始まるドラマ「光のお父さん」の原作ブログの書籍版の発売やステップを踏んだ情報解禁などのプロモーションが始まり、ゲーム内でも復帰呼びかけキャンペーンやフリートライアルの日数制限の撤廃が行われました。すでに導入されていた初心者の館、ビギナーチャンネル、友達招待キャンペーン、ワールド間パーディ募集なども整備されたことで、昔に比べたらとても始めやすくなっていたッス。


■4月━━━━━━━━━━━━━━━━━

ゲームは、パッチ3.6でひと段落。拡張パックが発売される6月まではゲームコンテンツ的には変化に乏しい凪の時期になりますが、昨年の引き続き実施された「いろはす討滅戦(セブンイレブンコラボキャンペーン)」や拡張に向けたプロモーションも含めたコミュニティイベント、放送が始まったドラマ「光のお父さん」の話題でライト勢的には盛り上がったッス。


■5月━━━━━━━━━━━━━━━━━

拡張パックの発売を翌月に控えて「紅蓮のリベレーター」のジョブアクションやフィールド風景の情報解禁などのプロモーションも本格的になったっス。今回もキャラクリエイト付きのベンチマークと必要スペックが公開されました。
北米データセンターの移設が行われ、昨年の欧州データセンター設立に続き、海外ユーザーのサーバー環境が向上したッス。

先日行われたFF14初のオーケストラコンサートの発表とチケット予約もこの時期。ドラマの影響か、新規プレイヤーも増えたこの時期、フリーカンパニーのPRをSS作品や動画作品でTwitterで募集、公式アカウントがリツイートして拡散するというキャンペーンも行われ、新しい出会いが広がったッス。
ただ、人気ワールドへの人が集中する状況は相変わらずで、このまま拡張リリースで復帰者が増えることでワールド混雑が深刻化することが懸念された結果、ワールド人口平準化施策として、過密ワールドへの新規作成制限・移動制限が実施されたッス。


■6月━━━━━━━━━━━━━━━━━

拡張パック「紅蓮のリベレーター」の発売となる六月。リアルでは横浜でリアルなビルにFF14の映像を投射してFF14の世界を現出させるプロジェクションマッピングが行われ、Twitterではユーザー主導の企画に公式が乗っかる形でカウントダウンイベントが行われました。
アーリーアクセス開始日が、北米最大のゲームイベントE3と重なって吉田Pは前回に引き続きアメリカで拡張リリースを見守ることになったッス。
この拡張版リリースで、FF14は新生以来の最大課金ユーザー数を更新したとこの後に行われたスクエニの株主総会で松田社長から発言がありました。
旧版リリースから7年。新生リリースから4年。まだまだ伸びていって欲しいッス。


■7月━━━━━━━━━━━━━━━━━

紅蓮のリベレーター正式リリース後から4週間。先行プレイヤーがメインクエストやメインジョブのレベリングがだいたい落ち着いたタイミングで、高難易度レイド「次元の狭間・オメガ零式」の実装や、高IL装備交換用の週制限トークン排出開始や、レイドの初期攻略に欠かせないクラフター製新式装備レシピの解禁などが行われたッス。
注目されたレイド早期攻略レースはEUのチームで16時間ほど。前回の反省からレイドの難易度調整には、トップチームの実力は気にせず、レイドに挑戦する人がちゃんと日々成長を感じて心が折れない難易度にしたそうッス。トップ層には4.1で超高難易度コンテンツが用意されているそうッス。

■8月━━━━━━━━━━━━━━━━━

人気の「次元の狭間・オメガ零式」攻略やその特需にわくギャザクラ、紅蓮祭の新水着など紅蓮のリベレーターリリース後も活気を維持したまま、新生リリース記念となる8月27日を迎え、ゲーム内では新生祭、ゲーム外では4周年記念14時間生放送(放送日はちょっとズレて9月2日)が行われたッス。
新生祭ではディープダンジョンならぬチープダンジョンでファミコン時代を彷彿とさせる3Dダンジョンやエオルゼア各地に花火が打ち上げられ、14時間生放送では、今年も有名人やユーザーコミュニティで活躍するプレイヤーを招待してFF14づくしのネット生放送。

今回の放送に先立つこと数か月、光のお父さんの主題歌を歌ったGLAYのボーカル・TERUさんがいろいろな縁があって、運営があずかり知らぬところでFF14にハマったそうで、一般人の常識を超える天然かつオープンなプレイスタイルで話題になったっス。

20万人ライブをはじめ、いろいろな伝説を作ったロックバンド・GLAYのTERUさんが出るとあって大きな注目を集めましたが、予想以上に濃イイ話に大いに盛り上がりました。

■9月━━━━━━━━━━━━━━━━━

FF14初のオーケストラコンサート「交響組曲エオルゼア」は東京国際フォーラムで2日間4公演で計2万人の規模で行われたッス。
光の戦士たちの新生・蒼天の三年に渡る思い出が甦る素晴らしい演奏と演出に涙する人多数。吉田Pもオケコンロスになるほど、感動的な体験だったそうです。
オーケストラのコンサートでこの規模の公演はなかなかないそうで、FF14単独タイトルで、観客はほぼ全員現役の光の戦士たち。その熱量に演奏者の方々も驚かれたようです。


FF14も8年目に入りました。昨晩PLLで来月10日のパッチ4.1のリリースが発表され、ゲーム内はまた盛り上がりそうなFF14ですが、ゲーム外では何が起こるか予想もできません。また新しい前代未聞が見られるのか・・・また来年お会いできるのを楽しみにしているッス。
ロドストさんありがとうございました!