2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸8年。

公式には、2013年8月27日の新生FF14正式サービス開始日から数えての5周年を記念してのキャンペーンを展開したけど、旧FF14からのプレイヤーには今日も同じくらい大切な記念日。

公式が新生からの5周年推しているので殊更に旧版発売記念をみんなでお祝いするようなことをしようとは思わないが、毎年この時期に今は亡き旧版Lodestoneの精霊ロドストさんと1年の振り返りをしている命日のお墓参りみたいなものだ。新生しているので死んだわけじゃないし、終了日でなく発売日だけどね。
そして、以下はFinalFantasyXIV7年目までの歩みの記録。
前回も触れたが、発売して8年というのは2002年にFinalFantasyXIが発売されて、2010年にFinalFantasyXIVが正式サービス開始するまでの期間と同じ。FinalFantasyXIは今もサービスを続けていて今年の5月16日に16周年を迎えた。FinalFantasyXIVはその歴史の半分まで来たってことだ。

この1年でFinalFantasyシリーズでナンバリングタイトルの新作の話題で言えば、FF16の話題は全く出てこなかった。FF7リメイクは初期の構想段階を脱して本格的な開発に入っているとのこと。ネクソンが開発中のスマホ版のFF11のリブートは、当初2016年の配信予定がキャンセルになって音沙汰がないが、ネクソンの求人ページで最新スクリーンショットが公開されて開発継続中なのだろう、という話題があった。「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル(略してFFCC)」のリマスター版の発表があってTwitterのFF14コミュニティでもFFCCのファンが盛り上がっていた(ちなみに番長はFFCCは未プレイ)。

FF7のようなリメイクでなくFF12のようなリマスター版ということで、オリジナルのゲームキューブから任天堂ハードで数えると3世代分(Wii,WiiU,Swith)の進化となるのでリマスターと言っても・・・と思ったけど実機をみるとぜんぜん面白そうで安心した(オリジナル版がリアル系のグラフィックじゃないからってのもあると思うけど)。


来年の旧生祭ではFF7リメイクやFF11リブートの話題がもうちょっと具体的にでるといいな。
ということで話をFF14に戻してこの1年の振り返りを旧Lodestoneの化身、ロドストさんにお願いしよう。
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lodestone
8周年ッス!とうとう新生Lodestoneの日記に「いいね!」機能がついたッス!
1年に1度の振り返り、ボクもみなさんにお会いできるのが嬉しいッス。

それでは、2017年10月から2018年9月までの1年回を振り返ってみたいと思うッス。


■10月━━━━━━━━━━━━━━━━━

拡張発売後の最初のメジャーパッチが公開されたッス。
FFタクティクス、FF12を作った松野泰己氏がシナリオを監修し、牙狼<GARO>の雨宮慶太氏がボスデザインを担当するという贅沢なコラボで作られたコンテンツ「リターントゥイヴァリース」の第一弾が実装されたッス。
また、新ハウジングエリア「シロガネ」の土地販売が開始されたッス。待望の和風ロケーションのハウジングエリアということで、パッチリリース直後のログイン競争は熾烈を極めたッス。

零式では飽き足らない光の戦士達への新たなるチャレンジとして超高難易度コンテンツ「絶バハムート討滅戦」がパッチ4.11から実装され真のレイドレースとして挑戦者はもとより、その配信を見ていたオーディエンスを含めて大いに盛り上がったッス。

■11月━━━━━━━━━━━━━━━━━

パッチ4.11で絶・バハムートが公開された10月24日から11日後の11月4日、ついに初攻略したパーティが出たッス。その後もクリアパーティの登場やクリア動画の公開され、その難易度の凄まじさはもとよりギミックの演出やバランスなども高評価で絶バハムートの話題はこの後もしばらくホットだったッス。
パッチ4.15では新PvPコンテンツの「ライバルウィングズ」がリリースされ「機工城アレキサンダー」シリーズに出てくるロボット達に乗り込んで一緒に戦うという新しいゲーム体験に大いに盛り上がったり、吟遊詩人専用アクションの「楽器演奏」がリリースされ、譜面再生無しの生演奏しかできない仕様がエオルゼアに演奏勢というプレイヤーのポジションが生んだッス。

■12月━━━━━━━━━━━━━━━━━
第40回のプロデューサーレターLiveで「ファイナルファンタジー14ファンフェスティバル2018-19」の開催が発表されたッス。この年の2月には前回最後のフランクフルト大会があったと思ったら、最初のラスベガス大会まで1年も無いタイミング。早くも「次の拡張の・・・?」と期待感が高まるッス。

■1月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パッチ4.2がリリースされたッス。次元の狭間オメガのシグマ編でフィーチャーされたのがFF6。魔列車やケフカがFF14の演出で蘇り、旧作のファンも大満足のコンテンツだったッス。
また、ハウジングエリアの区画が全4エリアで13~18が追加され、拡張エリアと合わせると24区画が追加されたッス。この拡張で土地を選ばなければ人気のワールドでも土地不足の問題は大きく改善されたッス。


■2月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パッチ4.2のリリースが1月29日だったので2月もほぼパッチ4.2の話題で盛り上がっていましたが、2月に北海道で行われた「さっぽろ雪まつり」で自衛隊第11旅団制作の大雪像「白銀の決戦」が建立され、世界中から人が集まる人気イベントでFF14がPRされたッス。
また、紅蓮のリベレーターリリース前から行われたワールド間人口の平準化施策が一段落したことで、人気ワールドの混雑指定が一時的に全解除されたッス。
人気ワールドはまた混雑指定されることになりますが、一時的にでも人気ワールドにキャラが作れる、移転できるこの機会を半年以上待っていたプレイヤーが歓喜したッス。


■3月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パッチ4.25で公開された「禁断の地エウレカ:アネモス編」。やたらと強い雑魚やデスペナルティ、野良狩りやノートリアスモンスター待ちなど古き良きMMORPGの感じを再現するというコンセプトで独自のシステムを採用されたッス。コンテンツ独自のレベル、エレメンタルレベルに合わせた野良狩りパーティや、ノートリアスモンスターが出た時の即席パーティを組む時にシャウトで「ノ」とパーティ希望を表現する通称「ノの民」が大量に生まれ、エウレカ独自の文化になったッス。

そして特定ソロコンテンツだけで使えた強力なスキルが、通常のコンテンツでも使えてしまった不具合に端を発した通称「アンガーマックス事件」。バトルバランスへの影響の大きいこのバグの存在がユーザーによって公表されてからすぐ修正されたけど、実は4か月も前に通報済みの案件だったという情報から高難易度コンテンツでの利用の噂など影響は大きく、吉田Pもかなり丁寧に状況を報告し、使用ユーザーの厳正な処分を発表し正規の攻略ユーザーの名誉を守ったッス。


■4月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日々ETに追われているギャザラーさんの「現実の世界でもずっと採集をしていたい・・・」そんな思いを叶えるスマートフォンアプリ「FINAL FANTASY XIV Online GO」!
・・・そんなエイプリルフールネタを皮切りに始まった4月ですが、基本的には3月にリリースされた禁断の地エウレカの話題や5月リリース予定のパッチ4.3の話題やTHE PRIMALSのZeppツアーの話題が多かったッス。


5月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パッチ4.3がリリースされたッス。今回でメインシナリオのドマ編は一応完結ってことで、この後次のパッチに向けた新展開が始まるッス。そんなドマ編のラストバトルとなる「極ツクヨミ討滅戦」は音楽とバトルと演出が最高に噛み合ったコンテンツとして人気になったっス。
蛮族クエストは、当初このタイミングではキキルン族の予定だったそうですが、紅蓮リリース後に盛り上がったナマズオ人気に応えてナマズオ編が実装され、愉快なナマズオ達のシナリオややけに力の入ったお神輿マウントなどで盛り上がったッス。


■6月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5月25日の東京公演から6月24日の札幌公演まで1か月に渡ってサウンドディレクターの祖堅さんを中心としたスペシャルバンド「THE PRIMALS」のZeppツアーが開催されたッス。
ファンフェスの1コーナーからツアーをするまでに成長したTHE PRIMALSのライブに全国の光の戦士が大いに盛り上がったッス。

そして、パッチ4.31で公開された超高難易度コンテンツ第2弾「絶アルテマウエポン破壊作戦」。新生の3蛮神と究極幻想アルテマウエポンのコラボでTHE PRIMALSのバンドアレンジのBGMで盛り上げる熱いコンテンツ。前回の絶バハムートでレイド勢が鍛えられたのか、今回の絶アルテマは実装から5日で初回クリアパーティが出たッス。ただ公開されたクリア動画で、本来プレイヤーが知覚できないタイミングでギミックのターゲットが分かってしまう外部ツールの利用で物議を醸したけど、運営的にはコンテンツ攻略への影響は軽微として今後のコンテンツ設計で対策を考えるとインタビューで応えるに留まったッス。


■7月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パッチ4.35で新しいディープダンジョン「アメノミハシラ」が実装されたッス。前回の死者の迷宮と違い、和風の内装の明るい雰囲気や難易度は相変わらず高いけど、全100階層とコンパクトになっていたり、お蔵入りになっていたプレイヤーによる強力な蛮神召喚やウソウソに変身するワナなどいろいろ楽しい新要素があったッス。


■8月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この8月27日でFF14は新生5周年を迎えたッス。モンスターワールドとのコラボでエオルゼアにアイルーとリオレウスがやってきたり、紅蓮祭ではアレチック登山コンテンツだったり、新生祭では時代の終焉の雰囲気を再現した市街地演習だったりといろいろ話題は尽きなかったッス。

そして出る出ると言われてなかなかでなかったスマートフォン用のアプリ「ファイナルファンタジー14コンパニオン」が遂に配信されたッス。ゲーム内の情報と連動してプレイヤーとチャットが出来たりアイテム整理やバザーでの購入・出品が出来たりといろいろ可能性を感じさせるも常用するにはまだまだこれからって感じだったッス。

ゲーム以外ではさっぽろ雪まつりの大雪像に続いて、青森ねぶた祭に「チョコボねぶた」と「モーグリねぶた」が参戦したッス!


■9月━━━━━━━━━━━━━━━━━━
5周年記念14時間生放送が9月1日に行われたッス。プロデューサーレターLiveでの新情報などはもちろんあったけど、いろいろなゲストの人の話やファンフェスでのPvP大会に向けたアドレナリンラッシュTVや、メンバーでオリジナルコンテンツを作り出して吉田Pに体験させるNGCの方法などいろんな人がいろんな楽しみ方をしている、って感じの14時間生放送なのがいいッスね。
そして、毎年恒例のサブ放送では、高井Dのトレジャーハント金策チャレンジの傍らff14の楽曲総選挙の発表が行われ、数々の名曲や想い出補正を押さえて「極ツクヨミ討滅戦」のBGM「月下彼岸花」がダントツでの1位を獲得したそうッス。総選挙で選ばれた上位50曲は今秋ベストアルバムとして発売されますね。

そしてパッチ4.4がリリース。次元の狭間オメガ完結となるアルファ編では大人気チョコボのアルファ君の物語と遂にその全貌を表しつついろいろな面を見せてくれたオメガが意外な人気に。四聖獣奇譚の朱雀編では南条さんが歌うBGMもさることながら、アラミタマに呑まれた朱雀のキャラが大人気でTwitterでも「テンゼン、何故トレンドに入っているのです!?」という状況になる始末・・・。

バトルコンテンツ以外も様々強化され、お気に入りの装備を展示できるマネキンや、自慢のハウスやハウスを使ったロールプレイをアピールできるハウスアピールなどハウジング機能の強化や、移動モーションや天気・時刻の固定などより使いやすくなったグループポーズ、打楽器も実装された吟遊詩人専用アクションの楽器演奏などエオルゼアの世界での表現方法がまたいろいろ広がったッス。




FF14も9年目に入りるッス。2020年には旧版から数えてFF14運営10周年も見えてきたッス。9年目はファンフェスや新しい拡張の話で盛り上がると思うので今から楽しみッス。


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ロドストさん、今年もありがとうございました!