親愛なるエオルゼアの冒険者のみなさま、幸運番長ですこんばんちょ。

フェンフェスの抽選も始まり第1回抽選には外れたが2枚で申し込んでいたFCメンに拾われて無事行けることになった。抽選はガチだが友人が多いありがたみをこういう時に感じる。同行申し込み時の確認や支払い方法、購入後の定額譲渡の仕組みからチケットの転売対策ちゃんとされているなと思った。
ファンフェスは今回3回目だが、チケットの購入・抽選方法も公平感・負担感・転売対策と毎回改善点があって、FF14はゲームもイベントも積み重ねて進化しているのだと感じた。それだけに北米ファンフェスのチケットトラブルは残念に思う。次に繋げてほしい。

さて、パッチ4.4リリースから1月半くらい経ち来週はパッチ4.45がリリースされる予定だが、ここらでパチ4.4の動向を見るべくワールド別統計を更新した。


「The Lodestone国勢調査 ワールド別統計」 

画面イメージ


ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。

前回9月15日はパッチ4.4リリース直前の調査で今回はそことの差分、パッチ4.4の動向調査ということで早速見てみよう。
・アクティブキャラクターは54万、紅蓮キャラクターは49万

集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
  • Lodestoneキャラクター検索でレベル36以上
  • 前回(9/15)の調査からレベル、経験値が変動している
  • 前回(9/15)の調査から、ミニオン、マウント所持数が変化している
  • 前回調査では居なかった新規キャラクター
  • マウントの所持が1体以上
  • データ取得時のジョブでジャンピングポーション使用かつ戦闘ジョブ最大レベルが60のキャラを除外
リージョン別紅蓮キャラクター数動向





アクティブキャラクター数は前回(62万)より8万ほど減少して約54万
新規キャラクター数は4万減少の約6万。
前回非アクティブだったのが今回アクティブになった復帰キャラクター数が4万減少の6万。
前回からアクティブで継続しているキャラクター数はほぼ横ばいの42万弱

4.3終盤にあった5周年キャンペーン終了の反動か4.4になってアクティブキャラスター数が減少している。これ自体は毎度のことなので珍しくはなかったが、5周年キャンペーン前の7/15の調査と比べても3万減少といつもより落ち込みは大きいと感じる。

また、JPでは新規・復帰の落ち込みで全体は下がっているが継続キャラクター数は前回より伸びているのに対して、NA、EUでは継続キャラクターも減少していて、特にNAの落ち込みが大きい。

この原因として考えられるのは日経など一般紙も取り扱った10月頭から継続的に続いているDDoS攻撃の影響だと思われる。JPプレイヤーでもDDoS攻撃の影響はピークタイム時のラグの影響でコンテンツ攻略が邪魔される等で経験している人が多いとおもうが、北米のそれはもっと状況が酷いようだ

継続してプレイしている人ならまだDDoS攻撃が落ち着くまで待とうという気になると思うが、新しく始めようと思う人や復帰を考えている人は外的要因であれ快適にプレイできないとあればわざわざやろうとは思わないだろう。いつもより新規や復帰の落ち込みが大きいのもこうした要因によるものと推察できる。

この影響で、アクティブプレイヤーではおそらく初めてJPがNAを抜いた。日本発のFF14で海外の人気を勝ち取って欲しいと思っているので全く嬉しくはないし、ゲームの中身や運営の評価で落ちるならまだ納得できるが、DDoS攻撃のようなもので落ちるのはとても悔しく思う。
この局面、なんとか乗り切って欲しい。



・ワールド別の人口動態

ワールド別のアクティブキャラクター数を人口変動のデータとして一覧にまとめた。


ワールド別アクティブキャラクター数動向




表は増減の大きい順にソートしている。
今回もGoogleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。

今回の対象期間の開始時期の9月18日にワールド移転施策が更新された。
その後の動向を見てみよう。

まずはJPリージョン。
JPリージョンは優遇は全て入れ替わったが混雑ワールドはそのまま。
その結果、まずManaデータセンター唯一の優遇ワールドであるMasamuneが圧倒的新規プレイヤーを獲得して1位。全リージョン通しても1位だ。続いてGaiaデータセンターのUltima,Tiamat、ElementalのUnicornが続く。今回増減でプラスだったのはここまでで、Durandal,Atomos,Kujataは優遇でも純減でマイナスになった。
減少の大きいところみてみると、まずは優遇から通常ワールドになったワールドが落ち込んでいる。Ramuh,Zeromus,Yojinbo等だ。これは新規で始めた人は一定割合は休止するもので、通常ワールドになったことで新規の流入が落ちるものだから毎度のことだ。
それを差し引いて混雑ワールドの減少が目立つ。レベル70のキャラクター数をみても7000超えをしているのがChocoboTonberryだけ。混雑ワールドのGungnirは同じElementalデータセンターのTonberry,Carbuncle,Garudaについで4番目の人口になっている。そろそろ解除が来てもおかしくないだろう(前回も同じようなことを言って解除にはならなかったが)。

つづいてNAリージョンを見てみよう。
前回の優遇・混雑ワールド変更で一番大きいのが開かずのワールドだったNAリージョンのBarmungの開放。全体が落ち込んでいる中NAリージョンで唯一増減でプラスだった。転入キャラクターの数が多く、混雑指定解除を待ちに待っていた人が少なくなかったと思われる。

増減でいえばBalmung以外は1000以上の落ち込み。上位に優遇ワールドが並ぶが以前からずーっと優遇が継続されているGoblinがなかなか浮上しない。本当になにか特有の事情でもあるのだろうか(ゴブリンのイメージがFF14の愛嬌のあるゴブゴブじゃなくてゴブリンスレイヤーのゴブリンみたいで悪いとか)。
NAは人の増減が多いので今回のような下げ局面ではどのワールドも大きく下げる(例外がBalmung)。レベル70キャラクターで見るとBalmungの人口が11374と圧倒的に多い以外はGilgameshがギリ8000超え、Leviathan,Cactureが7000超え。アクティブ2位のMateusでもレベル70人口となると7000を切る。気になるのは前回優遇指定を解除されたZaliera。落ち込みも大きいが高レベル帯の人口が増えるまでもうちょっと優遇指定のままの方がよかったんじゃないかな。


EUリージョンをみてみよう。
増減でEUは全てマイナス。優遇指定になったLichは3桁台に留まったが、他は1000以上マイナス。優遇指定がはずれたOmegaはその反動もあって唯一3000以上下げている。Zodiarkは優遇継続も全体の落ち込みの波に抗えず増減で2000下げている。


次回のパッチ4.45のリリースが来週11/6と迫っているがそのタイミングで優遇・混雑の見直しがあるかどうか。
優遇指定はある程度の期間継続しないといけないので無いとして、混雑ワールドの通常指定はどうだろうか。個人的にはデータを見る限りあってもいいと思うが、混雑指定の解除だけの見直しは過去みたことないので(混雑指定だけはある)、それもこのタイミングでは望み薄だろう。
それにプレイヤー人口施策を調整する前にDDoS攻撃の影響が収まらないことには難しいだろう。


・オメガ零式アルファ編踏破状況
パッチ4.4で次元の狭間オメガ・最終シリーズのアルファ編が実装された。アルファとオメガの感動のストーリーはノーマルでも堪能できるからよいとして、次元の狭間オメガ・アフファ編零式4層の踏破状況を例によってアチーブマウントのオメガ所有状況から見てみよう。


レイド踏破状況



Chocoboは2位に2倍弱の差をつけて1位。辛うじてダブルスコアは免れた2位Bahamut。3位の
Carbuncleまではいつもと同じだが、ElementalワールドのGarudaがここにきてMandoragoraと同数で4位に入って来た。NAのGilgameshは11位まで落ちている。これもDDoS攻撃でプレイ環境が悪化している影響だろう。

前回のシグマ編の同じ記事の3/11の調査結果と比べてみると取得数的にはほど同じと見ていいだろう(今は初週クリアPTでも全員にはマウントが行きわたらない時期なのでデータの取得タイミングが1週前後すれば変わるレベル)。NA.EUの方は前述のプレイ環境の悪化と考えると単純には比較できない。

次元の狭間オメガ零式全体で見れば、蒼天のアレキサンダーのようなシリーズごとの極端な難易度の上下もなく、ほぼ安定して一定のレベルを保っていたと思う。
最高難易度コンテンツの絶を用意したことで、上手く切り分けや割り切りができた成果だろう。

11月16日(現地時間)のラスベガスから開催されるファンフェスで今後の拡張パックの話題が徐々に解禁されて盛り上がることだろう。
ただ、絶は紅蓮では4.3の絶アルテマで終わりということなので高難易度レイドコンテンツとしてはこのアルファ編零式が紅蓮では最後になる。今後拡張まではゆっくり凪の季節に向かってアクティブキャラクター数も落ちていくのかな・・・。

なにか4.5でもうひと盛り上がりする何かや、ドラマ「光のお父さん」のようなゲーム外の展開とか何かあるとまた違うのだろうけど・・・いやきっと何かあるに違いない・・・と無責任に期待しておこう(個人的には「PSVRでミコッテ配信決定!東京ファンフェスで先行体験!待ち時間360分!」みたいな・・・)。