YouTube使っていますか?
YouTubeのアカウントは持っていますか?
YouTubeの自分のチャンネル、見たことありますか?

先日の内閣改造で就任した某IT担当大臣の話題がホットだ。彼の公式YouTubeチャンネルで公開されていた「高く評価した動画」に公式チャンネルとしてはあまり相応しくない動画がリストされていてちょっとしたニュースになっている。

自分としては、大臣本人が見ていたわけじゃなく運用スタッフのやらかしだろうな・・・と思ってはいて、国民として一国のIT担当相としてコレで大丈夫かという不安もちろんあるけど、一人のネットユーザーとしては批判というよりお気の毒さま・・・という感じであまり他人の失敗を責める気持ちにはなれない。

他人の失敗を嗤う者はいずれ自分にも帰ってくるが、他人の失敗から学ぶ者はそれがやがて自分を助けることに繋がる。

ということで今回の件からYouTubeで意図しない情報開示を行っていないか確認して、不要な情報ならしっかり蓋しておきましょう、というお話だ。

わりと昔からある話でWebにもいろいろ情報があったが、機能の変更で情報が古くなっていたり、特定の機能の設定だけでまとまった情報がなかったりしたので、現在の設定方法としてまとめたのでご参考になれば幸いである。
■発信する側としてのYouTube、観る側としてのYouTube
 今回の問題は日ごろからYouTubeで自分のチャンネルを運営して動画を公開しているような人には無縁の話だ。なぜなら、自分のチャンネルが他人にどう見えているか常に意識しているので、自分の意図しない情報がそこに入るようなことはまずないから。

気を付けなければいけないのは、ほとんど観る専でYouTubeを使っていたり、動画をアップしてもブログへの埋め込みやTwitterに長い動画を載せるために使っていて、自分のYouTubeのチャンネルを管理する意識の低い人(自分はコレだった)。

YouTubeにアカウントが無い人(Googleアカウントでログインしてない人)は関係ないが、ログインしている方が何かと便利なので自分で動画をアップロードしない人でもログインして使っている人は多い。

動画をアップロードしている時はこの動画が誰から見られる可能性があるか意識でるが、自分が観ている動画やチャンネルの情報が誰かに見られる状態になっているというのを意識するのは難しい。

人間、意識できないものを回避するのは難しい。なので今回の件や意識というよりリテラシーの問題に近い。近年では「自分が意図しない情報が開示されてしまうようなサービス設計は良くない」ということでYouTubeでもデフォルトで非公開にされているが、昔は「みんなでおススメ情報を共有しあって、より有用なコンテンツを見つけやすくしよう」という時代もあり、その時期に作られたアカウントはデフォルト公開のまま今も使っているという人も多いだろう。

今回の対象読者は後者のような人だ。

■自分のチャンネルの確認
では実際に自分のチャンネルを見てみよう。

・YouTubeにログインした状態で画面右上のアイコンをクリック>メニューから「チャンネル」を選択。

チャンネル

これが今の番長のYouTubeのチャンネルの状態だ。「チャンネルをカスタマイズ」や「YouTube Studio(ベータ版)」のボタンは自分のチャンネルだから編集ボタンとして出ているが、それ以外は他のユーザーから見える画面とほぼ同じだ。

いま、ここには自分でアップロードした動画だけが出ている。
自分でアップロードした動画なので基本的には誰かに見て欲しい情報であり、これは問題ない。

ただ、この下に「高く評価した動画」「登録チャンネル」があれば要注意。
また、「再生リスト」タブを押して出てくるリストの中に「お気に入り」があればそれも注意だ。



■気を付けるべき3つのリスト
「高く評価した動画」
動画の👍ボタンを押すと登録される、その気軽さが罠。
自分ではただ動画を評価しただけで、それが公開されるということは知ってないと気が付かない。
今回のニュースもこの「高く評価した動画」に海賊版のアニメや政治的に尖った動画があったことで色々ツッコまれている。


「お気に入り」
「お気に入り」は昔は動画の「お気に入り」ボタンをワンクリックで追加されていたが、今は「後で見る」は機能として独立して別になっている。「後で見る」リストは基本公開されないので問題ないが、昔お気に入りにした動画がそのまま残っていることがあるので要注意。


「登録チャンネル」
上記二つは再生リストだが、こちらは自分が更新情報を得るために登録したチャンネルのリストだ。
こちらも昔の「デフォルト公開」の時期にアカウント作っていた人は公開になっている。


■非表示にする手順

左上の三みたいなメニューを開いて下の方の「設定」をクリック。
真ん中へんの「プライバシー」の設定から
 高く評価した動画をすべて非公開にする
保存した再生リストをすべて非公開にする
すべての登録チャンネルを非公開にする
を設定して保存しよう。

プライバシー



一度自分のチャンネルのホーム(右上のアイコンクリック>チャンネル)に戻って、「ホーム」や「再生リスト」に意図しないものが表示されていないか確認しよう。

もし、それでも表示されているようなら右メニューから表示されてる再生リストを選択して状態を「非公開」にしよう。
高く評価した動画



YouTubeの観た系の情報を非表示にする方法は以上だ。

現代のネット社会において自分に関する情報をコントロールすることはとても重要だ。
普段気にしないでも問題は感じないかもしれないが、一躍注目を浴びる状態になると今回のニュースのように色々ネット知識に長けた人によって掘られることもある。
彼らの中でどういうサービスを使っているとどういう形で情報が漏れやすいかという知見は蓄積されていているので、いざ何かあった時には興味本位で探られ、相手にダメージがある情報だと思えば面白半分に晒され、本人が狼狽している様子を眺めることが娯楽として消費されてしまう。

ただ、現在では元々公開されている情報を晒されたところで「脇が甘かったね」で終わってしまう。
色々他人の失敗事例から学んで都度自分のことを振り返って自衛するのは現代のネット社会を生き抜く上で大事な所作だと思う。