パッチ5.11でリリースされたイシュガルド復興。竜詩戦争で荒廃してしまったイシュガルドの居住地区「蒼天街」をワールド中のギャザラー、クラフターで復興していこう、というコンテンツ。
はっきりと明言はされてないが、最終的にはここが第5のハウジングエリアになるだろうことはNPCのメッセージ等から予想することができる。


イシュガルド復興は、復興用の資材をギャザラーが調達してクラフターが作る。復興用の資材が一定数貯まると復興FATEが2時間後に開始されるアナウンスがあり、ワールド中のプレイヤーで協力して達成するものだ。

我がCarbuncleワールドは、17時のリリース日の夜には復興FATEが発生する段階まで進捗し、平日真夜中の2時ではあったが一番早い段階で復興FATEを迎えた。



・・・ただこの復興FATEには落とし穴があった。
ワールド毎に進捗が違うので復興FATEの発生タイミングがずれ、またワールド間テレポで移動してきた他ワールドのユーザー(ワンダラー)が復興FATEの報酬目当てに駆け付けるので、復興FATEが行われる蒼天街のゾーンの収容人数(おそらく800人)を軽々と超えてしまった。

復興FATEの報酬は参加できればものの5分くらいで制作レベル80納品10個分相当の振興券500枚にレベルが確実に1アップするほどの経験値が貰える。
各DCをハシゴできるので、連戦で参加できれば振興券1000とか2000とかGETできる。

復興FATEは最初の発生から8時間後に再び発生して、それが終われば次の段階の納品フェーズに入る。
深夜2時に最初の復興FATEが発生したCarbuncleの次の発生は朝10時。昼間勤めの人は普通に仕事中の時間だけど、これはそれぞれ仕事時間の違う人達が混在するワールドでなるべく参加機会を平等に・・・という配慮だとおもうので悪くはない。


Carbuncleの2段階目は同日の22時に発生した。0時前の参加し易い時間帯という点と、復興FATEの報酬がうまいという情報が知れ渡ってしまって、復興街は大混雑。

そうなると、ホームワールドのプレイヤーが復興FATEに参加したいと思ってもエリアに入れないばかりでなく、復興FATEを開始させるために復興資材の納品をがんばったプレイヤーでも、復興用の素材調達にエリアを離れると復興FATEが終わるまで蒼天街に戻ってこれない事態になる。

その時間は他ワールドに行っても蒼天街に入れないので連戦はとても出来なかったが、8時間後の朝6時過ぎに行われた復興FATEは比較的空いていたので、同時間にいくつかのワールドの復興FATE2回目が重なり、時間に都合が付く人は連戦もできたが、みんながみんな生活時間をそんなに柔軟にできるわけではない。特に第2段階の最初の復興FATEが朝4時で、次が12時なんていうワールドもあって、これに参加するのは辛い人が多いだろう。

本件についてはフォーラムにすごいクレームが集まって、吉田Pから緊急の投稿があり、その翌日には蒼天街へのワンダラーが移動できないようにする措置が取られた。そのスピード感や、同じ5.11リリースの絶アレキサンダー攻略レースをしているプレイヤーが居る中でサーバーメンテ無しで移動制限の適用が行わたスピード感は素晴らしいものだったと言える。

ただ、ワールドの復興段階は不可逆的なもので、たとえテントが1つ2つ立つくらいの変化だったとはいえ、復興の段階を目撃できなかったユーザーも大勢いた。
なにせ復興のペースがリリース直後から平日で1日1段階進む状況で、ワンダラー移動制限を入れた段階でほとんどのワールドは3段階中2段階までフェーズが進んでしまっていたのだ。

3段階目のFATEは前半と後半でやることが変わって、この3段階目が終了すると復興の拠点となる「名も無き者たちの広場」が完成し5.11のイシュガルド復興は完了する。



5.15に続きがあるか5.2まで無いかは発表されていないが、次回は今回発生した諸問題への対処(蒼天街だけ、難しければ全体への放置プレイヤーログアウトの有効化や、イシュガルド市街側に納品受付のNPCを置く等)があることを期待しよう。



さて、これだけで終わったらただのイシュガルド復興のイベントレポートになってしまう。

今回のコンテンツの特徴は、ワールドごとのプレイヤーの活動によって復興の進捗が違うということ。つまりその復興の進捗の差からワールドごとのアクティブなギャザクラ人口が推測できるのではないかと考えた。

イシュガルド復興の第3段階完了の時刻は公式サイトに掲載されているので、5.11がリリースした2011年11月12日19:00からの経過時間を比較することができる。

そこに、各ワールドのクラフター・ギャザラーの人口を、全職Lv80,最大レベルが80,最大レベル70以上、60以上、50以上とで分けて、どの項目が復興経過日数との相関が高いかを調べた。
イシュガルド復興

表は経過日数の少ない(復興が早かった)順にソートしている。Googleのスプレッドシートにもデータを掲載しているのでより詳しく見たい方が参考にされたし。

各ワールドのギャザラー、クラフター人口というのは一口で説明するのは難しい。
全職カンストのキャラクター数はすぐ出るが、今回のイベントはギャザラー、クラフターのレベリングも兼ねているのでレベル80のキャラクターだけが参加するわけではない。
そこで、前述したクラフター、ギャザラーの各カテゴリーのキャラクター数のいずれが最終的に経過日数に一番影響があったかを調べるために相関係数を算出した。

詳しい説明は省くが、相関係数が-1.00に近いほど「キャラクター数が増える(+)ほど経過日数が短く(-)になる傾向が強い」となり、つまり一番影響があった項目と言える。

結果は、
クラフター最大レベル70以上 -0.83
採掘・園芸最大レベル80 -0.80
クラフター最大レベル60以上 -0.79
となり、一番関係ないのがアクティブキャラクター数の0.32となっている。

アクティブキャラクター数が少ないJPワールドが同キャラクター数の多いNA,EUより早く復興している傾向があるのでこういう数字になる。

一番ワールドの復興力を反映していたのはクラフター最大レベル70以上のキャラクター数ということになる。ちなみに、このギャザクラレベルはパッチ5.1リリース直前のものであり、現在のレベルではないので、今回のイシュガルド復興でこれらのキャラクターの多くが最大レベル80に到達していると思われる。

さて、一番復興が早かったNAのレガシーワールドで、常に人口上位で混雑指定がなかなか取れないことで有名なBalmung2.98日。一番復興に時間がかかったEUの5.0直前に新規追加されたEUのワールドSpriggan9.90日と期間として3.3倍も開きがあった。

アクティブキャラクター数では27,194と19,678と1.4倍ほどだが、
クラフター最大レベル70以上のキャラクター数では5,406と1,817で約3倍の開きがある。

ちなみに、クラフター最大レベル70以上のキャラクター数が一番多いワールドはChocoboの6,616で一番少ないSprigganとの差は3.6倍である。

人口差で言えば、クラフターの全カンスト人口は、一番多いChocoboの3,022と一番少ないSprigganの408とで7.4倍の開きがある。
新規ワールドのTwintania,Sprigganのクラフターカンスト人口が400台であり、その上は700台以上になっているので、いかにこの2つのワールドのギャザクラ人口のハンデが大きかったことが分かる。


それでも実装後10日も経たずに最後のSprigganまで復興しているので、問題ない差なのかもしれない・・・が、後半で一番早い復興達成まで30日かかるような納品量だった場合はSpriiganでは90日かかりパッチ間隔を超えるか超えないかギリギリになるので、その辺は今後調整があるかもしれない。

※個人的な意見としては、イシュガルド市街のところに復興納品NPCを置いて蒼天街の外でも納品ゲージを溜められるようになれば、復興が終わったEUの他ワールドのクラフターの協力で進捗することができるので、それが一番MMOっぽくていいかな、と思う。