2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸11年。
昨年は記念すべき10周年だったけど、FF14の歴史はそこで終わることなく物語は続いていく。
旧から続いてきたハイデリンとゾディアークの物語も来月発売予定の拡張パック「暁月のフィナーレ」で一旦完結するということで、いまからとても楽しみでならない。

公式がゲーム内で新生FF14のリリース日に合わせて新生祭を行っているように、レガシープレイヤーたる自分が毎年この時期に1年間のFF14の出来事を振り返っている。

旧からの最初の3年はLodestoneの周年を祝う連載だったけど、4年目からLodestone旧生祭と銘打っている。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【7周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【8周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【9周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【10周年】

1年分の振り返りが10年あれば10年の振り返りになる。そしてそれはFF14最初期からプレイしているプレイヤーが記したFF14の歴史という史料になる。
今後FF14がどういうゲームだったかを語る上できっと誰かの役に立つものになるだろう。
そういう気持ちで11年目のFF14を綴っていこうと思う。

と、その前にこの1年のFFシリーズの話題についても触れていこう。
これもこれで当時どういうニュースがあってFF14プレイヤーの間で話題になったな、と振り返ると面白いものなのだ。

ちょうど一年くらい前2020年9月のPlaystationショウケースで発表された次期ナンバリングタイトル『ファイナルファンタジー16』
新作の発表以上に、プロデューサーがFF14 プロデューサー兼ディレクターの吉田P、ディレクターがFF14のアシスタントディレクターをしていた高井D(愛称NQひろし)というのがFF14界隈をざわつかせた。そこから1年。いまだ最新映像が発表時のトレイラーでこの1年公式からの続報が聞かれなかった状態。
とはいえ、FF16プロデューサーの吉田PはFF14がらみで露出するので、毎回なにか情報を引き出そうとがんばってくれるのがニーアのヨコオタロウ氏。FF14のコラボコンテンツのゲストクリエイターとして呼ばれてくる度にブッ込んでその度にゲームメディアでニュースになるというお約束が繰り返されてきた1年だった。そしてその志はFFシリーズ産みの親である坂口氏にも受け継がれて
というのがFF16の情報。

昨年リリースされたFF7リメイクは分作の第1作ということで第2作のリリースは何時なのか!?と心待ちしているがこの1年で発表はなし。その代わりFF14RをPS5向けに移植し、ユフィが登場する追加コンテンツと合わせて2月26日にプレイステーションの公式番組で発表され、6月10日に発売されたのが『FFVII リメイク インターグレード』。
PS4版ユーザーにはPS4版のDLCは無いが、PS5を持っていれば100円でセーブデータ引き継ぎ可のアップルグレードが可能で追加コンテンツは2178円でDLCとして購入可能という。フルプライスで買い直しの完全版商法ではないのでご安心を。PS5自体未だに購入が難しい状況だがさすがにFF16やFF7R第2弾が発売されるまでには予約なしで買える状況になるだろうし、PS5が買えた時についでにFF7Rの復習がてらやってみようかな、と。
FF7Rシリーズではこのほかに2タイトルが発表されたがスマホ版なので割愛。
スマホのタイトルまでFFシリーズの話題を拡げると際限ないので。

・・・と言いつつ例外的に動向を追っていたFF11リブート
昨年12月に非公式ながら開発中止が伝えられ、2月に開発元のネクソンの投資家向けイベントの質問に回答する形で公式に開発中止であることが発表された
2015年の発表の時は2016年リリース予定だったがそこから紆余曲折があって6年目での開発中止発表。
開発に6年間かかった超大作…ではなく開発方針の転換が何度もありながらリリースを目指しながらコロナ過での共同開発体制の構築に難航、プロジェクトは中止となった模様。

新作MMOの発表で期待されつつ開発がキャンセルされたというのは他社事例ではWoW開発元のBlizzardが開発していた『Titan』やMMORPGの草分け的存在EverQuest Nextの続編『EverQuest Next』が記憶に残る。
続編がリリースにこぎつけたとしても成功が約束されるわけではないということはラグナロクオンライン2や、なにより旧FF14のローンチ時代の評価が物語っている。

そういう意味でもFF14の新生というのはみんなが無理だと思うことをやってのけたということだ。
吉田P自身も今新作MMORPGを作ることを考えるとここまで積み上げたFF14と比較されるのでしんどいと言っていた。新生を成し遂げた本人をもってしても再現性があるものではない。

当初『ファイナルファンタジー ヴェルサス13』としての発表されてから発売まで10年掛かったFF15も、実質的な開発期間はゲームエンジンの変更などでほぼ作り直してから3年半しかなかったと言われている

開発方針を大幅に変更しなければいけない状況というのは、そのままプロジェクト中止の理由になるし、新生FF14もFF15も本当にリリースされたことが奇跡的なことなのだな、と。

で、FF16ではそんな奇跡が必要とされる状況にならないように、地獄を見て来た吉田Pがプロデューサーをしてるのでまぁ大丈夫だろうと。
シナリオの評判の悪いゲームというのは、シナリオを書いた人の問題であるケース以外に、開発期間の都合によるしわ寄せがシナリオに行ってしまった結果、打ち切り漫画のラストの展開みたいになるケースも多いと思う。吉田PならちゃんとFF16の物語を描き切ってくれるだろうという期待と信頼があるのだ。

ということで1記事分くらい話が脱線してしまったがここからFF14この1年の振り返りの語り部として、旧Lodestoneの化身であるロドストさんにご登場願うとしよう。
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