こっちのブログの方では何の告知もしいなかったけど、当サイトでFF14アイドル総選挙の非公式応援サイト勝手に作成し、後に主催者の女神CoCoさんに公認にしていただいた。
 The-diaspora-Lodestone---FF14アイドル総選挙-非公式応援サイト

企画したCoCoさん始め、参加したアイドルのみなさん、応援してくれたファンのみなさんへの、ゲームを楽しもう、って気持ちへの賞賛と感謝は言い尽くしても言い尽くせない。

なので、そっちは一旦脇においておいて・・・。


今回のアイドル総選挙では、以前に作成したギルドリーヴ風キャラクターカードクリエイターと企画の相性がとても良かった。Lodestoneを盛り上げる企画を自分が出来ることで応援したい、という気持ちはもちろんあったけど、自分が作ったサービスで『こういうことも出来るんだよ!』というPRとしての意味合いもあったんだ。

PRついでに、キャラクターカードクリエイターを企画で使う主なメリットを挙げてみる。
  • 画像のサイズや縦横比が揃っているので並べて表示したときに見栄えがいい。
  • SSの中で、キャラクターが大きく写っていても小さく写っていても調整して簡単に切り出せる。
  • 画像の中にテキスト(上段と下段)が入れられるので、どの画像がどのキャラのかがカード画像だけで識別できる。
Lodestoneワールド別統計でも、当初は使う予定なかったけど、各ワールドのイメージがあった方がデザインとして華があるので、ワールド名の元ネタをカードにして使った

ということで、何かやる時にキャラクターカードクリエイターがお役に立てれば、開発した者としてもとても嬉しい。許可も報告も必要とはしないので、どんどん勝手に使って頂きたい!


と、ここまで単なる宣伝なんだけど、ここからが今日の本題。

カードにして見栄えがするSSのポイントは何処か!


正直、これまでのカードの使い方は「お気に入りのSSをカード化する」という域を出なかった。
それが、今回アイドルのキャラクターカードを90枚以上作って、
「他のカードより気を引けるカードになるためのSS撮影のポイント」
がなんとなく見えてきたので、せっかくなので例を出しながら紹介したい。

ちなみに、今回のカードの元ネタのSSは、キャラカード化を前提としたもではなく、番長が勝手にキャラカード化したものなので、上手いとか下手とかでなく、あくまでキャラカード化を前提として、他のキャラよりもアピールするにはどうしたら良いかを、サイトを作る側の視点で述べたものなので誤解なきよう。


ポイントは下記の5点。
  1. 「作品全体」よりも「キャラクター」にフォーカスする
  2. 撮影時間(エオルゼア時間)は晴れている昼間が安定。
  3. 逆光は避け、キャラクターの顔が明るく見える角度を選ぶ。
  4. エモや表情に意外性を持たせる
  5. 「手」を入れる場合は、腕装備に工夫する
では、それぞれを例を挙げながらみてみよう。


1.「作品全体」よりも「キャラクター」にフォーカスする

フォーカスするのはあくまでキャラクターであること。アイデアとして良くても、他のキャラクターで代替できるようなものはキャラのアピールには繋がりにくい。

例を挙げる。
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この、魂が抜けている儚い感じや、元気玉をパロった作品は、アイデアとしてはとても個性を感じる。ただ、それはキャラを引き立てるものではなく、キャラクターが作品の一部になってしまっていて、今回のような「キャラ」を売り込む場面ではちょっと惜しかった。

エントリーに2枚SSが応募できて、上に挙げた画像を採用したのは他ならぬ番長なので、そのところは申し訳ない。全体のバランスで考えると、同じようなポーズのSSが多い中、こういう個性的な絵は「ありがたい」わけで、こちらを採用しようという誘惑には逆らい難い。

逆に、こういうアイデアネタでも突き抜けることでキャラクターのアピールに繋がることもある。
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『アイデアそのものが、そのキャラの個性である』という強烈なアピールがある。ただし、こういうのは「笑いを取りにいく」以外の方向性では難易度がとても高い。


2.撮影時間(エオルゼア時間)は晴れている昼間が安定

単純に、暗いと絵全体が地味になって、目立ちにくい。敢えて夜と選ぶ場合は、「たまたま夜だった」ではなく、「夜でなければこの絵は取れない」という理由が必要だ。
その意味で昼間だったもっと魅力が出るのにな、と思ったのはこちら

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夜でもキャラクターに十分な明るさがあれば、キャラクターを強調することになる。
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3.逆光は避け、キャラクターの顔が明るく見える角度を選ぶ

逆光とは、光源が後ろになって、顔などが影になってしまうこと。結果、顔が目立たなくなってしまう。
この点で惜しかったのがこちら
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非常に個性も雰囲気もあるお二人なのだが、顔全体が影になってしまっている。

ただ明るければよい、というものではない。
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明るすぎても、顔に立体感がでなくなってしまう。
やはり、適度な陰影は大事だと思う。

これはやりすぎてアイデア=キャラクターになっている例だが、
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これで2位が取れたっていうんだからアイデアの勝利といえなくも無い。

ただ、アイドル的に参考にしてほしいのはこちら
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カードだと分かりにくいけど、水面からの間接的な照明を使って顔を明るくしているイチさんの作品は、暗めの室内での撮影がアピールに不利な中でも、例外的に印象的な雰囲気が伝わってくる。
おたねーさまも、夕方のくらめな時間帯でも、明るく見せる部分と暗く見える部分を工夫して、おねーさまな雰囲気が伝わってくる。

光の落とし方という点では、全体としては影になっているところに、ハイライトを効果的にもってくると印象度がグッとアップする。
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4.エモや表情に意外性を持たせる

可愛いエモでも、みんながやっている、よく見るエモだと、やっぱり印象度が低くなる。
また、こうしたライバルが居る企画だと、どうしても「かぶり」が出てきてしまう。

だから、普通のエモでもちょっとした工夫を入れたい。
  • エモートのキメの部分のではなく、途中の表情などを上手く切り出す
  • エモート中に、周りのPCなどにフォーカスして角度を変える。
  • ウェポンスキル(WS)など、エモではないモーションを使う
首の角度は友達が居れば協力してもらえばいいし、ソロでもペットの「移動」を使って調整することもできる。

普段そこらじゅうに溢れた見慣れたキャラクターの意外な顔を発見できると、それだけで印象度がアップするからね。

これらで工夫が見られた作品を挙げていこう。
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ララフェルとミコッテの可愛さは、ある意味研究し尽くされているところがあるが、ハイランダーやルガディンなどはまだまだ意外な表情を見せてくれることが多い。特に、ルガ♀はもっと研究されていい。いや、されなくてはならない。

 5.「手」を入れる場合は、装備に工夫する

顔と頭装備、表情だけでは、バリエーションに限界がある。そこで工夫したいのが「手」である。
「手」が顔の近くにくるエモートはいくつかあるが、「手」そのままだと肌と同じ色なのでどうしても埋没してしまう。

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もちろん、ただ何か装備すればいいということではない。


装備しても背景に隠れてしまったり、指の一部と体が同化して、遠目によくわからなくなったりしてしまう。
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この「遠目でも分かる」というのは大事なポイントで、カード原寸でみればどんな構図であるか判別できても、縮小した時に分からなくなると、一覧の中では目立てない。Twitterのアイコンで、良い絵を選んでいるのだけど、ごちゃごちゃして分からないのは、「遠目でも分かる」を意識していなさそうなSSが多い。


腕装備の種類、カラーリング、顔と手の陰影の差など、あらゆる工夫を凝らし、「顔」を引き立てるために「手」を使う。そんな例がこちら。

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とくに、リコリスさんのは「工夫」の域を通り越して「計算高さ」をも感じされる完成度だ。

FF14アイドル総選挙では、投票の結果としてはDurandal勢の「盛り上げ力」が目立った感じだが、投稿画像の技巧や完成度に、Aegisの「女子力」の高さを再認識した。「キャラクターの個性」だけでなく、「研究された見せ方」。これが、FF14においての2年半のアドバンテージ。これがレガシープレイヤーの底力なのだ。



と、こんな風に日記のネタにされるのも、アイドルの宿命 なのだ!