新生エオルゼアの冒険者の皆様、並びに未来の冒険者の皆様、カーバンクルの幸運番長ですこんばんちょ。

2014年8月27日で新生サービスから一周年。あっという間だったね。
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現在の公表獲得ユーザー数は230万人
8/1のChinaJoyで吉田Pが発表した内容だ。8月25日から中国でオープンベータテストも開始されている。そっちの公式発表はまだないけど、中国大手検索エンジンBaiduのこのページだと、9月4日0時現在で256万とのこと。

baidu

中国のネット事情は詳しくないので、この数字がどの程度信用できるかは分からないけど、2chの市況実況板によると、8月29日の書き込みで、345万人→378万人→385万人という報告があるので、ある程度タイムリーに反映されているようだね。1日の中でも見る時間帯で変わるのかな。
【追記】一般的に、中国の統計はいろいろな思惑で数字が動くということを割り引いて見る必要がありますけどね・・・


番長が今楽しみにしているのは、9月18日から開催される東京ゲームショー。その期間中の20日に行われえる出張プロデューサーレターLIVE in 幕張の中で予定されている「エオルゼア領勢調査」。
定期的にLodestone国勢調査をしている自分にとって、独自調査による推定値の答え合わせみたいなもの。どんな結果がでるか今から楽しみだ。


ということで、発表に間に合うように、ワールド別統計のデータも最新のデータに更新しようとただ今準備中(データ取得には時間が掛かるのです)。
キャラクターデータ取得の種(シード)になるLodestoneのプレイヤー検索からのデータは先ほど取得し終わったので、その結果だけ先にご報告しようと思う。



 

 ■ワールド言語別キャラクター数(8/31版)  
 ワールド言語別キャラクター数0831

収集はいつものようにキャラクターはレベル10以上に限定。
期間は、2014年8月31日から9月3日に掛けて収集したもの。
前回のPS4版の正式サービス開始後の動向調査で収集した4月25日のデータと比較を加えた。

前回調査からの補足情報でいえば、FF14のフリートライアルが7月31日に始まった。
レベル20まで上げられるので、本調査も少なからず影響を受けると思う。
とりあえず今回は今までと同じレベル10以上ということで集計していることをご留意いただきたい。

前回が215万で、今回が262万。46万強キャラクター増えている。
いままで、レベル10以上の冒険者数と、商品サイトにあるバナーの冒険者数はそれほど大きく違わなかったのが、ココに来て、レベル10以上が262万。商品サイトが230万と大きく差がついた。

これが全部フリートライアル効果かは分からないけど、レベル10以上基準は見直した方が良さそうだ。

キャラクターの増加数をみてみよう。
増加比率でいうと、EUが前回までの累計35万キャラクターの34%に相当する11万キャラクター増えて47万になった。
JPが前回の64万から17%(10万)アップの75万。NAが前回までが約80万から25%(20万)アップの100万と比べると、EUの増加数は際立つ。7月7日のフランス・ジャパンエキスポと8月13日のドイツgamescomでの吉田Pのプロモーションの効果なのか。

ワールド毎の増加数でも、一部の人気ワールドを除けば、人口の少ない追加ワールドへの誘導はうまく行っている模様(赤と緑のワールド)。実際行ったわけじゃないけど、ここでは若葉マークを付けたキャラクターが、他のワールドと比べてかなり目に付くのではないだろうか。


 ■ワールドレベル帯別キャラクター数(8/31版)
ワールドレベル帯別人数0831

つづいて、レベル帯別に見てみよう。
キャラクター登録数では、もうすぐ500万にとどく488万。

レベル50カンストキャラクター数(あくまでLodestoneの検索で引っかたクラスで、だけど)が1万を超えたワールドは、前回がJP(9),NA(7),EU(3)だったのが、JP(14),NA(14),EU(6)となった。

JPで人気のワールドは、英語ユーザーの多いTomberyを除けば、ChocoboとBahamutが2強という感じ。けっこう頻繁に新規作成制限が掛かっているはずなのに増加数が高く、カンスト人口も多い。Carbuncleがそれに続く感じ。

レベル20以上が163万。
フリートライアルはレベル20までは上げられるので、レベル20だとそれも入ってくる。
なので、表にはないけど、レベル21以上のキャラクター数を出しみたら156万だった。それほど変わらないか。

このレベル帯別のキャラクター数の増加数をいままで収集してきた情報からまとめてみた。
レベル大別キャラクター数の増加数の推移

今までの調査で収集したLodestoneのキャラクター検索のデータをレベル帯別に集計して、差分を取ってみた。
サービス開始直後は、もちろんキャラクター数の増加ペースが速いが、2013年8月31日から2013年9月28日のところで一気に増えている。

当時、リリース直後、予想外の人気でユーザー数の増加にサーバーが間に合わず、新規の販売を停止したり、ログイン制限を掛けたりしていた。各エリアの収容人数を上げ、放置プレイヤーの自動ログアウト処理を追加し、9月4日、12日と一気にサーバーを増やして、東京ゲームショーの直前の18日までに、なんとかログイン制限の解除、販売再開まで持っていた。
今回の1周年のPレターライブで、サーバー調達の判断は、2013年8月21日~25日に開催されたgamescomで吉田Pがドイツに行っている裏側で、リードプログラマーの春日氏が音頭を取って、インフラチームを動員してサーバー追加のプランニングを独自に行い、あとは吉田Pの決済を仰ぐだけ、という状況まで準備したそうで、それがなければワールド追加のタイミングはもっと遅れていただろう。

2013年12月15日のパッチ2.1の後くらいから増加ペースが鈍化していたが、2014年4月14日のPS4版発売で増加数が一気に増えた。
その後も、増加ペースは一定数を保っている様子が分かる。
※2014/6/1の増加分が2014/7/4の数字と同じなのは、2014年6月の時期のデータがなかったため、平均で補完したため。

2014/8/2から2014/8/31の増加ペースが再び増加に転じたのは、フリートライアルの効果であろうか。


ということで、キャラクター数ベースでは順調に増えている様子。
でも結局、アクティブがどのくらいのボリュームで推移しているかはちょっと分からないけどね。

新規プレイヤーと引退プレイヤーのバランスの問題以外にも、たとえアクティブプレイヤー数が変わらなかったとしても、コンテンツが一通り消化されて、個々のログインペースが落ちれば、同時接続数は下がる。
結局それが、FCやLS,フレンドリストのオンラインメンバーのリストの印象となる。

【追記】Lodestoneのキャラクター数のデータで増えていても、休止するユーザー動向は見れないので、全体の数字は「新規獲得がどの程度うまく行っているか」という意味でしかない。止める人も当然多くいるので、ゲームはじめた時の縁で固定化し、新規を取り込んでないコミュニティでは、全体の実態よりもユーザーがどんどん止めて先細りになっている印象が強いだろう。実際のアクティブなユーザー数の推定(同時ログイン数ではない)は、次回にリワードマウント・ミニオンの所持数による課金者推定でやる予定だ。前回のはこちら


公式発表が無い以上は、いろいろな数字はあくまで推定値でしかなく、そのデータがどういう条件の元で収集されたのかを考慮した上で、読み手がいろいろ割り引いて見ないといけない。
無条件に数字だけを鵜呑みにしたり、公開された収集条件から、数字の一部を自分で確認することだって出来るのに、自分の実感と合わないからとウソと決めつけるのは何の発展性も無い。


巷の情報を見てみると、データを出している人はちゃんと数字の算出条件をちゃんと説明した上で出しているし、ほとんどの人はそれを理解した上で議論している。ただ、一部の人が、算出条件の違う数字を引き算して煽り、そのコメントをまとめサイトが拾ってさらに煽るような流れが出来上がっている。

この辺の構造は、メディアで発表されている統計でも同じだよね。データで示されたモノを鵜呑みにしたり、根拠無く否定したりせず、いろいろな角度で読めるようになってほしい。

その意味で、今後の東京ゲームショーのエオルゼア領勢調査は、いままで出してきたデータの解釈を補正する意味でとても大事。

Lodestone国勢調査のデータが後出しにならないように、がんばってLive当日前に更新しようと思うのでよろしくー。