2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸5年。
公式には、2013年8月27日の新生FF14正式サービス開始日を記念日的に扱っているけど、旧FF14からのプレイヤー、所謂レガシープレイヤーの間で、今年は今日のこの日を祝おうというムーブメントが盛り上がっている。
公式でなく、プレイヤーの中から出てくるところが、運営を当てにしないレガシープレイヤーっぽいよね。


番長は昨年、『Lodestone旧生祭』としてぼっち記念日をしていたけど、みんな積極的に人を巻き込んでいってすごいなぁ・・・と感じた。

でも、自分が出来ることは、コツコツ記録を残していくこと。
ゲームのアップデートやリリースは記録として残っているけど、その当時、プレイヤーはそれに対してどう反応していたのか、というのはなかなか公式やメディアには残らない。そういうのをプレイヤーとして残しておくことに意味があると信じている。

FF14ではなく、プレイヤーサイトであるThe Lodestoneのアニバーサリーとして、毎年この日に1年間の振り返りを続けている。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】

そして、今日で5回目。今年も旧版からFF14とプレイヤーのみんなをずっと見守り続けてきた、The Lodestoneの化身、ロドストさんにご登場頂こう。
lodestone
5周年ッス!

もう早いものッスね。いい加減日記に「いいね!」機能付きそうなものですが、まったく気配ないッスね。ゴメンナサイ。

 今年は旧Lodestoneに閉じ込められた地縛霊的な存在から、まるっとサイトが消滅してそのまま成仏して霊的なアレになったっス。
おかげで、新生LodestoneもブログもTwitterも幅広くカバーしてよりプレイヤーのみなさんに寄り添う存在になったッスよ!実態なくなったけど。

さて、今年も2014年10月から2015年9月まで振り返ってみるッス!

■10月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 タイミングは10月の終わりでしたが、パッチ2.4がリリースされたッス。
新しいクラス、ジョブの双剣士・忍者が実装され、ただでさえ余り気味だったDPS勢がさらに増えたッス。万年タンク待ち状態のCFにも特に手を加えるでもなく、クォーリーミルや北ザナなどFATEのメッカに忍者が群がったッス。

 ハウジングでは、慢性的な土地不足の中、2.38で衝撃の個人宅リリースでフォーラムがさらにヒートアップしていたッスが、「2.4では土地が2倍になるから!」ということで、ほんとうに倍になったっス。
既存のハウジングエリアの鏡の中の世界のような「拡張街」。ちょっと不便なところはあるけど、この日を夢見て土地取得を目指していた人には大体行き渡るくらいのボリュームだったので、土地不足の声はひとまず落ち着いたッス。
まぁ、しばらくすると過密ワールドはほどなく完売してやっぱり土地不足になるんですけどね。

 そして、大迷宮バハムートのフィナーレとなる真成編がリリースされたっス。「普通のレイドではあり得ないくらいコストかけた!」とは吉田Pの談。たしかにすごかったッス!熱かったッス!流石ビジュアルワークス!素晴らしいムービーだったッス。
でも、レイドの最終章にふさわしい最難関コンテンツに多くのプレイヤーが挑んだッス。
(この5日後に日本のFCがワールドファーストでクリア。今まで邂逅編、侵攻編だけでなく、旧FF14から、ワールドファーストといえば北米のあるチームが取っていて、「どうせ!stは海外のあいつらだろう」的な空気があったけど、真成編では日本のFCが取ったということで、以後、レイドのワールドファーストの話題が日本でも盛り上がるようになって来たッス)



 パッチ2.4はこんな感じでしたが、ちょっと遡って10月は世界3カ国で行われるFF14ファンフェスティバルの1回目がラスベガスで行われたッス!
そこでまさかの拡張ディスク3.0「蒼天のイシュガルド」の発表!発売は2015年春!(実際には夏になったッス)
新種族や新ジョブなど、いろんなフューチャーを匂わせたけど、詳細は次の11月のロンドンに引っ張ったっス。


 ■11月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 パッチ2.4はほぼ11月だったので、11月はみんなパッチ2.4を楽しんでいたわけですけど、その間にも、12月に開催されるファンフェスin東京のチケット予約やコスプレコンテツとやファンアートコンテストなど、ユーザー参加型イベントの募集などがあったッス。

 ファンフェスティバル2国目のロンドンでは、拡張版の新情報として、フライングマウントや新ジョブの暗黒騎士、新蛮神ビスマルクとラーヴァナの情報が公開されたッス。

 特に、フライングマウントは完全な不意打ちで、エオルゼアの大地と空を飛び回る黒チョコボの映像に発表されたときは日本では真夜中にもかかわらず、Twitterのタイムラインがどよめいたッス。
まぁ、慣れって怖いっスね。久しぶりにあの感動を思い出しながら飛んでみるのも一興じゃないでしょうか。


 ■12月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 パッチ2.45でついに実装された、エオ充待望のエオ婚コンテンツ、エターナルバンド!
エオルゼアのカップル憧れの結婚式。かなり本格的なガチ仕様!いち早く愛する相方と結ばれたいと願うも、まさかの式場予約オンライン!

 1ワールドにつき、リアル2時間の枠で1組しか式を挙げられない狭き門。さらに友達を招待しようとすれば、友達のこれそうな時間に式を挙げなければならず、ゴールデンタイムの枠はまさにプラチナ枠!平日の毎週金曜日18時に1週先の予約が開放され、そこに相方とパーティを組んで早い者勝ちの予約レースに勝ち残った幸運なカップルが2014年中に式を挙げられたッス。


 他にはゾディアックウエポンの強化とかあったけどまた湯水のごとくギルを注ぎ込み、なつかしのIDを周回する感じだったッス。伝説のゾディアックブレイブが振るったと言われるゾディアックウエポン。なぜかラグナロクが斧になったりとちょっと物議を醸したけど今は昔。そこに心血を注いで鍛え上げた古の武器をマテリア化!成功率は僅か1.4%の壁を突破して、多くの冒険者の魂の叫びと共に伝説のゾディアックウエポンが完成したッス。でも強化はもうちょっとあるんじゃぞ。


そして、ファンフェス最後の東京公演が2日にわたって開催されたッス。

 新しい情報では、新種族のアウラが初めてお披露目されたッス。うさぎ型のFF12のヴィエラを期待した人も多かったですが、まさかの角付き悪魔系!ただ、アウラ♀の少女っぽいルックスは、エオルゼアに足りなかった少女成分ということで、(角と鱗が邪魔!という声が大きいながら)評判は上々だったッス。

 新ジョブは、新ヒーラーの占星術師と、銃を扱う機工士。占星術師は占い師的なルックスがドストライクにハマり大好評。機工士は、旧リムサの銃術士を期待していた人には、ちょっと違和感のある銃+ペット(タレット)のスタイルに、かつての召喚士のエギのコレジャナイ感がちらりと過ぎったけど、銃がカッコイイからOKッス!

 新生から始めた人には1年目のイベントですが、旧FF14から始めた人達にとっては4年間の思いが詰まった初めてのファンフェス。想いも一塩ッス。

 ■2015年1月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 パッチ2.5がリリースされたッス。2.Xの新生編はこの2.5系列が最後のパッチで、メインクエストも全後半に分けてリリースされたッス。物語も2.Xフィナーレに向けて大きく動き出したッス。
2.5では24人レイドのクリスタルタワーシリーズ最後の「闇の世界」が実装されたッス。オールドFFファンには涙目のアレンジBGM、圧巻のラスボス「暗闇の雲」。そして大人気の事件屋ヒルディブランドクエストがここに完結したッス。


 そしてひっそりとリリースされた、旧Lodestoneのサーバー停止。すでに更新できない状態でしたが、サーバーを止めてしまえば、今までの日記や公式トピックスが永遠に見れなくなってしまうッス。

 もうサーバーのソフトもサポートが切れ、セキュリティアップデートの保守できない状態で維持し続けるのが無理という判断・・・。シャットダウンは3月31日。

 ■2月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 パッチ2.5より遅れること一月。パッチ2.51ではゴールドソーサーが実装されたッス。
カードゲームのトリプルトライアドチョコボレースをはじめ、いろんなミニゲームが実装されたッス。おしゃれな髪型や装備など、(特に女性には)魅力的な賞品目当てに、実装後しばらくは、ゴールドソーサーのサーバーがパンク状態でエリア入場制限が頻繁にかかっていたッス。

 そして、ゾディアックウエポンもここで最終形態に!最後はどんなマゾい試練が待っているのかと戦々恐々としていましたが、意外とあっさり目の調整でほっと胸を撫で下ろしたッス。


 ■3月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 パッチ2.55、新生編メインクエスト最終章が3月末日ギリギリにリリース!前代未聞の公式からのネタバレ禁止のお願いが出るほどに衝撃の展開で、当時ユーザーの中で「前廣許さん」というコトバが流行ったッス。


 それを遡ること3月初旬、初の拡張ディスク
「蒼天のイシュガルド」の発売日が6月23日と発表されたッス!パッチ2.55で最高潮に盛り上がったシナリオの勢いのまま、拡張ディスクをリリース!・・・と行きたかったところですが、さすがに春と言い張ることもできない季節。

 アップデートもなく3ヶ月持つのか!?というプレイヤーの不安はありつつも、DirextX11版や新たなプラットフォームのMac版のリリースなど、とにかく大ボリュームの拡張ディスクに開発も全力投球しなければならない物量だったッス。






そして、旧Lodestoneはひっそりとその役目を終えたッス・・・


 ■4月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 映画館を借り切ったワールドプレミアで拡張ディスク
「蒼天のイシュガルド」のオープニングムービーが初公開されたッス。とんでもなくお金を掛けたという真成編のムービーもここで公開。第七霊災の真実に迫る物語、真成編3層をクリアしないと見れないムービーだったので、ここで初めてみたプレイヤーも多かったッス。



 期待が高まるも、リリースはまだ2ヶ月も先。そんな中に行われたニコニコ超会議へのブース出展。3.0の裏話や、新種族がアウラに決まるまでの紆余曲折が語られたッス。その新種族アウラのキャラメイクも出来る
「蒼天のイシュガルド」ベンチマークも、ニコ超で先行公開!現地で実際にアウラのキャラクリした人の報告がTwitterのタイムラインに溢れたッス。



 ■5月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 拡張ディスク発売まであと1月。・・・とはいえそんなにネタがあるわけでもなく・・・。真成編も大幅に緩和されていたので、今まで挑戦してなかったプレイヤーも気軽に挑戦していたッス。
ゲームのアップデートが停滞したらがんばるのがコミュニティチーム。フォーラムでのコンテスト形式のイベントがいろいろ開催されたッス。


 ■6月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 拡張ディスクの発売を前に、Twitterのプレイヤーを中心に始めたイラストカウントダウンに公式も乗っかる形で参戦!23日の正式サービスまでみんなで盛り上げていったッス!



 23日の正式リリースること数日、19日にアーリーアクセスが解禁され、
拡張ディスク「蒼天のイシュガルド」がついにプレイヤーの手に届いたッス!


 初の拡張ディスクのリリースということもあり、新生リリース時のログイン障害、接続規制が頭を過ぎったけど、今回は1エリアを複数インスタンスに分けるフィールドインスタンスを導入、見事大きな問題もなくリリース直後の状況を乗り切ったッス!

 「蒼天のイシュガルド」
では、プレイヤーにメインクエストやレベルキャップ解放をゆっくり楽しんでもらうために、エンドコンテンツや週制限トークンの解放を段階的に解放していったッス!

 新生でのお使い中心のクエストからNPCと一緒に冒険するメインストーリーはプレイヤーの評判も上々。フォーラムに投稿されるプレイヤーからのフィードバックに返事が来ることは少ないけど、ちゃんと見ていて、時間はかかるけど、フィードバックをちゃんと活かしているんだな、と感じたッス。


・・・がしかし、同時にリリースしたMac版がマズかったッス。Mac版プレイヤーには、推奨スペックもなかなか出てこない状態で発売されてみるまでは試す機会が無く、不安の声が上がっていたッス。
そして蓋を開けてみればMac版に問題が多発。とにかく重くてパフォーマンスが出ず、まともにゲームプレイが出来ない。結局、Mac版の販売中止と返金対応という結果になったッス。

旧FF14がリリースされた時のことを思い出したッス。


 ■7月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 メインクエストやジョブのレベル上げがひと段落した人は、レイドダンジョン、機工城アレキサンダー・零式に備え、極蛮神やモブハントで装備を強化していったッス。
最初に解放されたのは、機工城アレキサンダー・ノーマル。極蛮神よりは低目の難易度ながら、その当時の最高レベルの装備が週制限で手に入る。最速でILを上げるための理想的なロット順を実現するべく、お目当ての交換アイテムがロット出来るまで何十週と通う人も出てきたッス。その代わり不人気なヤツは比較簡単にロットできたッス。

 そして、遅れること2週間。ようやく解放された機工城アレキサンダー・零式は大方の予想を上回る高難易度コンテンツ。ギミック習熟よりとにかくILが低い内は火力が不足しがち。一番最初の中ボスから返り討ちにあう人が続出し、ファウスト先生はゾディアックウエポン・ノウス周回で周回され続けたリットアティンに匹敵するほどの人気キャラクターになったッス。

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 ■8月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 8月27日で、FF14は新生2周年を迎えたッス。昨年勢いでやっていた14時間生放送を今年も敢行。パッチ3.1の情報や、エオルゼア領勢調査などのメインチャンネルの裏では、昨年ヘロヘロになりながらアートマを集めていたNQひろしこと高井ADが、ミニオンチャレンジとして今回もプレイヤーに囲まれながらミニオン集めに奔走していッス。

 そして、さらにその裏では、今回初の試みとなるブロガープレイヤーを招待した吉P座談会が開催されたいたッス。
招待されたプレイヤーは、どちらかといえば攻略より、エオルゼアの世界やキャラクターに想いを寄席、クリエイティブにFF14を楽しんでいる人達。そんな人達と吉田Pとの座談会は、普段のメディアインタビューにはない切り口で、放送にこそ乗りませんでしたけど、後日ブロガー本人達から自分のブログなどで報告され、メディアにも取り上げられ、今後の新しい運営とプレイヤーとの関わり方の可能性を感じさせてくれたッス。



 ゲームの中でも2周年記念の新生祭が開催されたッス。かつてFF4であった隠しフィーチャーの「かいはつしつ」をFF14で再現。異邦の詩人ならぬ吉田Pをはじめとした開発スタッフが、プレイヤーのキャラクター達に直接感謝の気持ちを表してくれたッス。


 そして8月24日、海外のFCが機工城アレキサンダー・零式4層を、ワールドファーストでクリアしたッス。零式は3層から桁違いの難易度になっていて、2層をクリアしたプレイヤー数の1/10ほどしか3層をクリアしてない狭き門ッス。また、ピーキーな難易度のためか、ジョブの性能差や、コンテンツとの相性などがプレイヤーの間で大きく取りざたされたッス。

 ■9月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 8月25日のパッチ3.07で、ジョブ性能に問題が多く指摘されていた占星術師、吟遊詩人、機工士が強化され、ギャザラーのエンドコンテツ赤貨トークン集めも緩和されたッス。大分底上げがされましたが、バランスがシビアなエンドコンテンツではまだまだジョブ間性能の話題は尽きないッス。この時は、タンクの攻撃性能でナイトが戦士、暗黒騎士に劣っているため、DPSロール以外でもダメージを稼がなければ厳しいアレキ零式において、ナイトの席が無いという話題が多かったッス。



 また、7月の終わりに募集開始していた髪型デザインコンテストの最終選考が開催されたッス。ユーザーから応募があった新髪型案から運営側が最終候補を選び、フォーラムでの投票で男性用、女性用でそれぞれ1位になった髪型が3.1で実装されるというイベント。実際のゲームに採用されるとあってどれも力作揃い。結局、男女それぞれゆるふわっぽいヤツが選ばれたッス。




 東京ゲームショーでは、パッチ3.1の情報などが発表されましたが、話題として面白かったのはVRタイタン討滅戦。PS4で現在開発中のバーチャルリアリティのプラットフォームPlayStation VRの参考出展という形で、FF14の世界に入ったような体感ができるコンテンツが発表されたッス。

 写真だと普通の主観視点のプレイ画面でしかないのですが、実際に体験した人の話では臨場感がハンパないみたいッス。間近でミコッテさんに見つめられるなんて、かなりドキドキしそうッス!

 PlayStationVRは来年の上半期発売を目指しているとのことなので、単にキャラクターを眺めるだけのコンテンツで良いから、来年の今頃は普通のユーザーでも体感できるようになっているといいですね。



ロドストさんありがとうございました!
旧Lodestoneが閉鎖されてしまったのは残念でなりませんが、番長の昔の日記トピックだけは別サイトにサルベージしておきました!


旧FF14のサービスが開始された2010年9月30日から最終セーブの2012年11月1日までは763日。
そして、エオルゼアが新生した2013年8月27日から、2015年9月30日の本日までが764日。

つまり、新生FF14の正式サービス期間が旧FF14の正式サービス期間を越えたのが今日ってことだ。なんとも不思議なものだね。

FF14の6年目は、これまで築いてきたものの上に、また新しい体験や驚きが増えるといいな。
ぜひ、VRでリムサの街中を散歩したり、いろんな知り合いを舐め回すように鑑賞したいぞ!