2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸6年。

公式には、2013年8月27日の新生FF14正式サービス開始日を記念日的に扱っているけど、旧FF14からのプレイヤーには、こちらも大切な記念日。

2016年9月30日。本来ならばこの日はちょうどFF14がFinalFantasyの最新ナンバリングタイトルでなくなる日だった。
http://www.4gamer.net/games/075/G007535/20160330092/TN/003.jpg

そう、FinalFantasy XVの発売予定日だったからだ!・・・延期しちゃったけどね

考えてみれば、6年間もFinalFantasy XIVはFinalFantasyの最新ナンバリングタイトルであり続けた、ということだ。ここで、FinalFantasyのナンバリングタイトルの発売日と、次のタイトルまでの期間を比べてみよう。

FF発売年左の表はwikipediaの「ファイナルファンタージシリーズ」から引用したもの。

今では信じられないと思うが、FF1からFF6まで、ファミコン、スーパーファミコンの時代はほぼ毎年のように新作を発表していた。

ここには載せてないけど、ロマンシング・サガシリーズやクロノトリガーなど、FFではないが、旧スクウェアのRPGタイトルの黄金期で、この頃子供や学生だった世代が、ファン層の大きな部分と占めている・・・と思う。

FF7はプラットフォームをPSに移して、ドットの2Dグラフィックからポリゴンの3Dグラフィックスで全編が構成されているなど、時代の最先端にチャレンジするFFらしい衝撃的な作品で、今でも世界中でファンが多い。昨年のE3でフルリメイクが発表された時の、世界中のファンたちの反響は記憶に新しいところ。
※ヨーロッパでは、FF7が最初のシリーズ作品。なので、FF6までの作品はリメイクされたちょっと古めのゲームとして、日本プレイヤーより思い出は強くないはず。

その後、FF8,9,10,11と毎年のように発表している。
特に、FF9(PS),FF10(PS2),FF11(PS2/online)の3作は、同時に発表され(つまりは同時平行で開発され)「やっぱりスクウェアふつうじゃない!」と度肝を抜いた。

その後、2006年のFF12まで4年、2009年のFF13までは3年とかなり間を開けている。ゲームの表現能力がどんどんあがって、その分開発期間が伸びているということだろう。ちなみに、2006年のE3でFF13として「FF13」「ヴェルサス13」「アギト13」と3作同時に発表され、アギトは後に「FF零式」、ヴェルサスは後に「FF15」となって、発表から10年の今年、いよいよ発売になる。


ちなみに、FF14は、2004年頃から開発(というか研究?)が始まったとされていて、2005年のE3で技術デモとして発表された映像には、ちょっとリムサっぽい風景を感じさせる。先日の14時間放送で、サウンドディレクターの祖堅さんが、「最初の方のファイルのタイムスタンプを見ると(何年この開発をやっているのだろうと)ぞっとする」というようなことも言っていたね。

そして、FF13の翌年の2010年に発売されたのが旧FF14。ここから数えて6年目ということだ。
FF13の初回生産パッケージの購入特典にあったのが、旧FF14の装備品、アシュラアームガードだ。
FF14通常パッケージ得点のガーロンドゴーグルと並んで、別のワールドで新キャラ作っても装備することができる、番長のトレードマーク的装備だ。

2013年の8月にFF14は新生FF14としてリリースされるが、この年表にはない。FF10-2とかFF11の拡張パックとかFF13ライトニングリターンズと同様、世間的にはシリーズ最初の発売日がFF14の発売日として一般的に認識されているのだろう。

そして、2016年。FF15がいよいよ11月に発売される。FF15も発表から10年と紆余曲折があったようだけど、FF初のオープンワールドのゲームで、男性4人旅というのも、発表当初は「ホストゲー」と揶揄されていが、10年経ってみれば「おそ松さん」ブーム的なアレで、むしろ時代が追い付いてきたんじゃね?的な印象もあるし、何よりディレクターの田畑さんが積極的にユーザーの前に出てコミュニケーションを取っていこうという姿勢にも好感が持てる。

ということで、FF15の発売を心待ちにしているが、話をFF14に戻すと、本当にFF14が最新ナンバリングタイトルであり続けた6年間。その歩みを毎年9月30日に振り替えるのが、Lodestone旧生祭。過去5年間の歩みは以下のリンクで辿れる。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】

そして6年目。パッチ3.4のリリース直後でなかなか手が付けられず、この日になってしまったけど、記録は残すことが大事!今年も旧版からFF14とプレイヤーのみんなをずっと見守り続けてきた、The Lodestoneの化身、ロドストさんにご登場頂こう。
lodestone
6周年ッス!まだ日記に「いいね!」機能はついていないッス!
昨年、旧Lodestoneが消滅し、エーテル体的なアレになりましたが、クリスタルを集めても蛮神ロードストーンになったりしませんのでご安心くださいッス。

ファイナルファンタジーシリーズの最新ナンバリングタイトル最後の年も2015年10月から2016年9月までを振り返ってみるっス!



■10月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


土地/ハウジングの自動撤去が発表されたッス。
発表当初は45日間立ち入りがなかったら土地/ハウスが45日後に撤去(つまり90日の猶予)とも読み取れる書き方で、概ね「まぁ、そんなものか。」という反応だったのが、実は45日で撤去という訂正アナウンスが後から出たことでフォーラムが紛糾。1か月って出張や入院とかでもあり得るくらいの期間ですからね。
結局自動撤去は45日のまま実施。その後2016年4月の熊本地震で被災した人の配慮で一時停止していたのが、2016年9月のパッチ3.4で再開されたッス。

■11月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


6月の拡張のリリースの充電期間も含め、4か月ちかく明けた11月、パッチ3.1がリリースされたッス。

新コンテンツの「雲海探索ディアデム諸島」(通称「空島」)では、当時の最高IL210のランダムステータス装備が出る、ということで
週制限トークンや、アレキ零式の装備の意味が無くなる、という声もありましたが、それはそれ、これはこれと大人気。
プレイヤーの皆さんが効率的な狩りを追及した結果生まれたのが「ゴリランド」と呼ばれた中級モブを集団で狩りまくる作戦。あまりの効率の高さに他のコンテンツとのバランスを考えて調整が入って、雲海探索は一気に下火になったッス。モブハンといい、ディアデムといい、集団狩りになるコンテンツの報酬バランスって難しいッスね。

他にもエイプリルフールのネタが現実になった「ロード・オブ・バーミニオン」。一つの独立したゲームと言えるくらい完成されたUIで、かなり戦略的な奥深さもあったと評判でしたが、あまりにガチにゲームしていてとっつき難く、結果、プレイヤー対戦がなかなか成立しないという結果になってしまったッス。

他にも、「髪型デザインコンテスト」の髪型が追加されたり、SS撮影にはぴったりの「景観カメラ」「グループポーズ」、新しいダンスエモートなども追加され、遊び方が横に広がった感じのパッチだったッス。

■12月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


コツコツやる系のコンテンツとして冒険者の時間を吸い上げてきたゲロルト氏の新コンテンツ「アニマウエポンストーリー」がパッチ3.1でリリースされたッス。
前回のゾディアックウェポンを最後まで進めた人は、最初のクリスタル集めFATEが飛ばせるなど、配慮もしつつ、3.0で仕切り直しの武器強化。
ゾディアックウエポンの時は、武器強化のために、特定コンテンツに集中してプレイするプレイヤーが問題になった反省から、今回の強化用アイテムは、法典トークンやモブハントの同盟記章、蛮族デイリーの蛮族通貨など、いろいろな選択肢が用意されていたッス。
でも、一番効率的なやり方が流行るのはもう仕方がないことッス。大事なのは選択肢。

そして、12月23日のPLLで、2016年にファンフェスティバルを開催することが発表されたッス!


北米で2016年11月、欧州で2017年2月、そして日本ではちょうど一年後の2016年12月24日、25日の開催。ちょうどその日にビックサイトのハコが空いているけど今決めないと土日はもう取れないよ?みたいな感じで会場都合で決まったらしいッス。


■1月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
マテリアの仕様が変わり、禁断でぶっ壊れ性能にならないようにメインステータス強化を制限して、代わりにクラフター制作装備(通称新式)の時期を早めて早期攻略で有用になるくらいに強化されるとか、レイド勢、ギャザクラ勢の影響の多い話題が12月の終わりに発表され、その話題で持ち切りでしたが、インゲーム的には前月に引き続きほぼアニマウエポンやっていたっス。


■2月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


吉田P/Dが公開ワールドでゆるりとユーザーと交流する生放送「吉P散歩」が始まったッス。
第1回はZeromusワールドににお邪魔するつもりがIfritワールドにログインしたまま気づかず、プレイヤーから「ここイフやで」というツッコミが入ったのが話題になったッス。




パッチ3.2がリリースされたッス。
新レイド「機工城アレキサンダー:律動編」のリリースと装備IL更新に合わせて、TANKの攻撃力の算出方法の変更や3.0からのフィードバックが反映されたスキル調整、マテリア装着の仕様変更や偶数パッチでの新式装備の追加などでギャザクラ的にも大きな商機になって、エオルゼア経済が活性化したッス。

見た目がアレだったので微妙だったグナース族の「蛮族デイリークエスト」は、終わってみるとグナース族がかわいく感じる、いいストーリーだったッス。

また、長らく待たれていた「初心者の館」やビギナーチャットをはじめとする「メンターシステム」が追加され、新人冒険者のプレイ環境が改善されたッス。


■3月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


パッチ3.21でPvPで長らく放置されていたウルヴズジェイルに、問題点を調整した新しい対戦ルール「フィースト」が実装されたッス。公式のランキングを発表するシーズン制や、専用の公式方法「アドレナリンラッシュTV」など、運営の本気を感じたッス。


■4月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


セブンイレブンで「いろはす」を中心としたドリンクを買うとインゲームアイテムがもらえるキャンペーン。そのインゲームアイテムがかなりクオリティの高いメイド服ということで、キャンペーンスタート直後に、対象ドリンクをダースで買うプレイヤーが現れるような、プチ「いろはすブーム」が発生したッス。

ニコニコ超会議で開催された「超F.A.T.E. IN TOKYO マクハリ・ゴールドソーサー しだ?ごきりかいした?くにんするけど、ここ フじゃないよね?」にて、妖怪ウォッチコラボが発表され、ジョブ毎に用意された妖怪武器で、どのジョブが「じんめんけん」を引くかで発表が盛り上がったッス。

そして、この月の4月14日に、熊本県と大分県で大きな地震が連続で発生し、大きな被害があったっス。被災してプレイできない人のことを考え、しばらく土地/ハウスの自動撤去が停止になったッス。



■5月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


5月は翌月のパッチ3.3の情報でいろいろ持ち切りでしたが、その中でも長らく待たれていた土地の追加と、全ワールド統一価格での価格調整などが発表され、一部の過密ワールドでは、パッチ3.3に向けてあらたな土地争奪戦への気運が高まったッス。


■6月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


パッチ3.3がリリースされたッス。メインシナリオは3.0の蒼天のイシュガルドから始まった竜詩戦争のシナリオが結末を迎えるっス。
コンテンツとしては24人のアライアンスレイド「禁忌都市マハ」の中ボス「オズマ」は初見殺しギミック満載で「難しすぎ!」という声がフォーラムで上がっていたッス。
クラフター装備の更新もされ、3.4の新式追加の商機をにらんだクラフター商戦が早くも始まったッス。
人数制限のゆるいフィールドコンテンツ「宝物庫 アクアポリス」では、新素材やマテリジャ、ギルの排出が多いなど、普通のプレイヤーがギルが稼ぎやすくなったッス。

フロントラインの新コンテンツ「フィールド・オブ・グローリー (砕氷戦)」は、評判が高かったシールロックの後ということで、期待値のハードルはかなり高かったのか、評判はイマイチだったッス。


■7月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


エオルゼアに妖怪が来たッス。エオルゼアに妖怪ミニオンが溢れ、妖怪武器コンプを目指す冒険者達によって、各地でFATE祭が始まったッス。

パッチ3.35がリリースされ、初心者と熟練者がいっしょに楽しめるディープダンジョン「死者の宮殿」がリリースされたッス。一部で人気のあるあのキャラの関連の生々しいマウントなどが話題になったッス。そしてフィーストのシーズン1が閉幕し、ランキングが発表されたッス。その後調整期間も無くシーズン2が始まったッス。


■8月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


2016年8月27日で新生FF14も3周年。今年も14時間生放送が行われたッス。
PLLや高井Dがオーケストリオン譜を集められるだけ集める14時間チャレンジや、開発コアスタッフを交えた座談会など14時間の長丁場でも飽きない濃い内容だったッス。

また昨年に引き続き、プレイヤーコミュニティの中で注目されている活動をしているプレイヤーを招待する「コミュニティ座談会」が開催され、前回のようなブロガーだけでなく、SS加工を発表しているプレイヤーも招待されたッス。




あわせてインゲームでは、シーズナルインベント新生祭が開催され、旧FF14のフィナーレである第七霊災をモチーフにした人形劇で、正解ルート以外にろんなパターンを仕込むなど、開発の遊び心溢れたイベントだったッス。


■9月━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


パッチ3.4がリリースされたッス。
新レイドにして機工城アレキサンダーシリーズのフィナーレとなる「天動編」。装備のIL更新と同時にクラフター産装備の新式装備レシピが実装され、エオルゼア経済がまた活気づいたッス。

また、エオルゼアの住宅不足事情を一気に解決すると期待の高い「アパルトメント」、旧コンテンツの活性化になる「クロの空想帳」、PvPの観戦モードやゴールドソーサー・トリプルトライアドのワールド越えのマッチングルーム、SS撮影がもっと楽しくなる「グループポーズ」拡張など、遊びが縦にも横にも広がったパッチだったッス。



以上、一年間の振り返りでしたッス。

ロドストさんありがとうございました!

FF14も7年目。昨年期待していたVRは、ちゃんとしたコンテンツとして出すのは難しそうで当面なさそうだけど、ファンフェスだったり公式未発表ながら、事実上確定な新拡張パックだったりと、今からいろいろ楽しみな要素もある。
FF15が発売されることで、FF14は最新ナンバリングタイトルではなくなってしまうけど、エオルゼアはまだまだ盛り上がるぞ!