8月にパッチ5.3がリリースされ早一か月。イシュガルド復興の職人ランキングも終了しました。イシュガルド復興に参加したギャザラー・クラフターの皆さまお疲れさまでした。

パッチ5.3は漆黒編のメインストーリー完結やヨルハ・ダークアポカリプスの続編など面白かったコンテンツはいろいろありましたが、Lodestone国勢調査的に注目したのはなんといってもフリートライアルの拡大。いままでレベル35まででジョブのさわりが少しできる程度だったのが新生編のエンディングはもちろん、蒼天編のラストまで無料でプレイが可能になる。
フリートライアルの拡張に合わせてスターターパックも蒼天編のラストまで遊べるので、マケボやTell制限などが気になる人はそのまま正式版に移行していただきたい。

クエスト数や各クエストの達成条件も見直され遊びやすくなっている。
それでも長く感じる人もいるのは仕方が無いかな・・・旧FF14から引き継いだ世界感や登場人物など説明しないといけない要素が多く、蒼天以降で出来てたような一つの話や一人ひとりのキャラクターを掘り下げるような展開を今更ねじ込むのは難しいので、せめてストレスになる部分だけでも低減させた感じかな・・・と。

話をLodestone国勢調査に戻すと調査の中で扱いたいアクティブキャラクターに対してフリートライアルのキャラクターはノイズと見做している。今までのレベル35までなら正式版のパッケージ買った人は一気に駆け抜けられる分量だったので足切りも問題なかったけど、蒼天編ラストとなるとそうはいかない。
このフリートライアル版と正式版の線引きをどこにするかといろいろ悩んだ結果、シンプルに紅蓮編の拡張以降のキャラクターをカウントすることにした。
FC所属とかいろいろ細かく拾うこともできたけどサブキャラの問題もあるし、シンプルに「拡張以降です。そう思って数字見てください」という方が見る方にも分かり易いだろう。


ということで、アクティブキャラクターの定義を大幅に見直し、Lodestone国勢調査のデータを更新した。




画面イメージ

ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。前回の調査は5.3リリース直前。そこから1か月半程度経過している。その前の対象期間が4か月だったのでフリートライアルでの条件見直し以外にも新規の数に影響するだろう。

アクティブキャラクターの判定方法はフリートライアルの条件変更に対応して大幅に見直した。
最大レベル60以上(60ジャストを含まず)のキャラクター、つまり紅蓮以降の拡張パックを導入済みのユーザーを対象として、前回(2020/8/4)の調査からHP、経験値、ミニオン、マウントに変更があったキャラクターを対象としている。
ただし、マウント数が0,グランドカンパニー未所属、ジョブレベルブーストを使ったレベルで主武器が支給装備のままであるキャラクターはBotもしくはサブキャラとして除外している。

それでは結果をみてみよう。
・アクティブキャラクターは97万、漆黒キャラクターは89万

集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
  • 最大レベルが60以上(60ジャストを含まず)
  • 前回(8/4)の調査からレベル、経験値が変動している
  • 前回(8/4)の調査から、ミニオン、マウント所持数が変化している
  • 前回調査では居なかった新規キャラクター
  • マウントの所持が1体以上
  • グランドカンパニーに所属している
  • データ取得時のジョブでジャンピングポーション使用(データ取得時のメイン武器のIL260かつ戦闘ジョブ最大レベルが60もしくは、同IL390で戦闘ジョブ最大レベルが70)キャラを除外
リージョン別漆黒キャラクター数動向

アクティブキャラクター数は前回(125万)から28万減少して約97万
新規キャラクター数は前回の31万から23万減少の約8万
前回非アクティブだったのが今回アクティブになった復帰キャラクター数も前回の27万から12万減少の15万。
前回からアクティブで継続しているキャラクター数は67万から6万増加の約73万
漆黒開始は前回の94万から5万減少して89万

調査期間が半分以下になり、フリートライアル版の拡張によりカウントされにくくなった新規は10万を割り込んでいる。
アクティブで漆黒開始未満が前回の30万キャラクター(新生編中盤以降・蒼天編・紅蓮編)から8万(紅蓮編)と層が薄くなっているので、のんびりストーリーを進めている人に対しては申し訳ない。

ただ、前回増えた分は確実に継続に積み重なっている。継続や漆黒開始キャラクターの数は前々回の4月8日の調査と比べるとかなり多い。

今回のパッチ5.3ではメインシナリオクリア後にミニオンが貰えるのでそれを集計対象に加えた。
自分はネタバレ耐性つけるためにメインクエストは早期に進める派なのだけど、パッチ後半まで取っておく人は意外と多いようだ。

次回はパッチ5.3でフリートライアル版を始めた人の中に正式登録して紅蓮編・漆黒編に入って来てくれる人も増えて、新条件でのアクティブキャラクター100万越えに期待しよう。


・ワールド別の人口動態

ワールド別の人口動態も見てみよう。
人口動態




表は増減の大きい順にソートしている。今回もGoogleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。

全体として減少傾向だがNA.EUの減少が特に大きい。増える時も減る時もJPに比べて極端になりがちだ。
今回、削除が大きいのは運営にBANされたのではなく、前回データがあったのに抽出条件の見直しで今回データを取得しなかったキャラクターだ。
例えば前回新生までクリアしてそのままのキャラクターは以前なら休止になるが今回は削除扱いになる。もしそのキャラクターが復帰して次回の調査で紅蓮まで行けば新規扱いになる。
こうした状況は抽出条件の変更に伴う一時的なもので、次回以降は今アクティブなキャラクター(紅蓮以降)が休止したらそのまま休止になるだろう。

いままでNA,EUの振れ幅の原因になっている、ちょっと初めて見て止めてしまう層はLv60を超えない限り新規のカウントされなくなるので振れ幅はJPのように小さくなっていくだろう。
逆に言えばLv60未満の増減は見えにくくなるので、Lv60未満のキャラクターが多いとLodestone国勢調査の数字より体感のキャラクター人口は多く感じるかもしれない。

という事で今回はアクティブキャラクターの定義変更に伴う調整回に近いので個別のワールドについては特に言及しない。

・希望の園エデン共鳴編零式踏破状況

希望の園エデン共鳴編も最終盤にさしかかろうとしている。共鳴編零式(Savage)4層はどのくらいの人が挑んでクリアしているかの参考値として今回は共鳴編ノーマル(Normal)4層の取得ミニオン、マメット・リーンの所有数とその比をワールド別に出してみた。 

レイド踏破者数


クリア報酬はパーティに1つだが、リリースして半年以上経っているので、定期的に通っていればノーマルも零式もほぼクリア者数とイコールと考えていいだろう。

JPではエデン共鳴編ノーマルクリアキャラクター数にたいする零式クリアキャラクター数は35%~40%。Chocoboだけ44%とひとつ頭抜けている。
ほぼ練習など不要でストーリー目的だけでも見れるノーマルをクリアした人の40%が時間をかけて練習が必要な零式もクリアしている、というのは個人的には結構多いと感じているが自分のいるコミュニティによって温度差は違うと思う。

NA、EUはCrystalデータセンターを除いて15%~20%でGilgamshが28%と抜けている。
Crystalデータセンターは7%~12%と、ノーマルクリアしたキャラクターの内10人に1人くらいしか零式4層をクリアしてないことになる。




今回はフリートライアルの拡張に伴うアクティブキャラクターの定義変更を行った。
スターターパックのキャラクターはフリートライアル版のキャラクターもろとも除外することになってしまったが「スターターパックの数字を除いてこれ」ということで今後は扱ってほしい。

今回いろいろ調査の条件を見直したが「そもそも何でアクティブキャラクターを集計しているの?」といった部分を伝えるために「Lodestone国勢調査のよくある疑問」というのをまとめてみた。
データ収集の方法から、公式が言っている「冒険者2000万人」との違などそもそもの部分を解説してみた。Lodestone国勢調査の数字の読み方などで気になることがある人はぜひ一度目を通してほしい。