暁月のフィナーレのリリースを前にグローバルだけでなく中韓含む全リージョンで最大プレイヤー数更新中とのことでサーバーキャパシティに不安はありながら人気的には絶好調のFF14である。

中国のサービスでは先日サービス開始7周年を迎えたとのことで中国版のPLLが放送された
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その中でグンヒルドデュルーブラム零式の踏破者数の統計が出ていた。
GD

中国リージョンのプレイヤー数は公表されていないが、この数字をベースに推定できないかやってみることにした。
中国版のグンヒルドデュルーブラム零式の踏破者数は2021/8/20の中国版PLL発表で10,369人。
同コンテンツが含まれるパッチ5.45がリリースされたのが2021/6/3である
PLLの発表がいつ時点のデータか詳細はわからないが便宜上その時点のデータと考えて、パッチ5.45リリースからPLL発表までの78日間がクリア可能期間とする。

さて、グローバル版であるが、2021年4月11日のLodestone国勢調査発表の時点で、グローバル版のパッチ5.45のリリース日である2021年2月2日から68日経過している。
ぴったりとはいかないがなかなか近い数字だ。
その時点でのアクティブキャラクター数とグンヒルドデュルーブラム零式の報酬マウントであるケルベロスの所持キャラクター数を見てみよう。
GDglobal

JPで6,873。NA,EUと合わせて11,092とようやく中国版の10,369人と近い数字になる。
では中国1地域でグローバル版と同じくらいのプレイヤー数が居るのかと考えるのはまだ早い。

JPとNA,EUでアクティブキャラクター数に対するマウント・ケルベロスの所持率、つまりグンヒルドデュルーブラム零式のクリア率に大きく差があるように、中国リージョンのプレイヤー全体で、どのくらいエンドコンテンツ攻略が流行っているのかによって10,369という数字の評価が大きく変わってくる。

仮に中国リージョンのプレイヤーのGD零式踏破率を
JP以上のアクティブの2.5%とした場合 414,760
JP同水準のアクティブの2%とした場合 518,450
JPより低いアクティブの1.5%とした場合 691,267
グローバル平均のアクティブの1%とした場合 1,036,900

という計算になる。
中国版のPLLの単位は人(プレイヤー数)だが、ここはLodestone国勢調査のアクティブキャラクター数と同じと考えよう。
踏破率がJPより中国側が大きくなる要因として2つ考えられる。
・グローバル版での攻略情報がリリース時点で出回っていること
・集計対象期間がLodestone国勢調査より10日ほど多いこと。
特に攻略初期で集計対象期間10日の差は大きい。

逆に踏破率がJPより中国側が少なくなる要因としては
・日本よりMMORPGの選択肢が多くゲームに熱心な層がFF14をやる割合が日本より低い
・48人という攻略パーティ人数の条件が比較的協調性が高い日本人プレイヤーに有利
くらいかな・・・こちらの根拠はほぼ感想レベルの先入観だけど。

差し引きで踏破率はJPと同じかちょっと多いくらいと推定すると、中国リージョンのアクティブキャラクター数は40万~50万くらい。JP全体より多く、グローバルで最大のNAと同じか多いかもしれない・・・といった水準だろうか。

もちろんこの数字にレベル60以下のキャラクターやフリートライアルのキャラクターは入っていない。


ちなみに中国版のワールドは3DCで23ールド
world

グローバル版
JPが3DCで32ワールド
NAが3DCで24ワールド。
EUが2DCで12ワールド。

ワールド数的にも人口密度的にもNAワールド並みということだろう。
アメリカは西海岸から東海岸まで3時間ほどの時差がある。
中国は北京時間を標準に一つのタイムゾーンしかないが、計算上は東西の両端で4時間ほどの時差になる。ここも北米に近い条件と言える。


以上、普段は状況が分からない中国版サービスのプレイヤー規模を推定してみた。
もちろん、Lodestone国勢調査で実際の課金者プレイヤー数までは分からないように、中国版の課金プレイヤー数までは分からない。また、中国版はグローバル版と料金体系が違うという話も聞いている。

ただプレイヤー規模として、中国版はグローバル版と比較してどのくらい居るだろうというのは今回の推定でなんとなく想像できたのではないだろうか。