先日地上波のTV番組「しくじり先生。オレみたいになるな!!」で取り上げられた旧FF14の失敗を特別講師の吉田直樹先生が解説するという回があって、TwitterのTLで久しぶりに旧FF14の話題で盛り上がった。
番組では旧FF14がどうしくじったのか、その裏側には何があったのかを解説していたので、当時からFF14のプレイヤーだった番長としては、そのしくじったFF14でプレイヤーは何をして過ごしてきたのかを「旧FF14リリース当時のゲームの楽しみ方」として日記にまとめた。
旧FF14からの再生話はメディアがFF14を取り扱う時の鉄板ネタで、長くやっていれば「あぁまたこの話ね」となるが、話している吉田P自身もそう思いながら一般メディアへの露出はユーザー拡大の機会なのでやっているのだと思う。初見の方にとってはネタとしては面白いので「もっとそういうインタビューが聞きたい!」という人のために関係者が語る旧FF14からの新生話をYoutubeのプレイリストにまとめた。
しくじりからの新生と言えばなかなかプレイヤー数が増えなかった「ザ・フィースト」が削除されて6.1で「クリスタルコンフリクト」として新生?することになっている。略称はCCかな?
FF14の少人数PvPコンテンツはウルブズジェイルから始まってザ・フィーストに生まれ変わったが、ガチ向けなバランスでなかなか定着せず「そんなコンテンツに開発リソース使うくらいなら他のコンテンツに回せ」という批判も強かった。
そんな逆風にも負けず再びリニューアルを目指す開発チームが旧FF14からの大逆転のようにPvPを立て直してくれるのか。結局はコンテンツの出来で判断され結果論でしか語られないが、PvP開発チームには諦めない事の大切さをPvPコンテンツから離れてしまったプレイヤー達に見せつけていただきたい。
そしてその裏には旧FF14のレガシープレイヤーのように、流行ってなかったけど熱くコンテンツを支えてきたPvPプレイヤー勢が居たことを忘れないでいてほしい。
ということでパッチ6.1リリースを来週に控え、6.0の振り返りということでLodestone国勢調査の更新を行った。
ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。前回の更新は暁月後の1月3日。万魔殿パンデモニウム零式のリリースやオセアニDCのオープン前のタイミングだ。
今回、オセアニアDCのMateriaDC配下の5ワールドを追加。物理データセンター単位、論理データセンター単位のページも見れるので新しいワールドの雰囲気をデータでだけでも感じてほしい。
アクティブキャラクターの判定などの詳細などは「Lodestone国勢調査のよくある疑問」という記事にまとめてあるので参照されたし。
番組では旧FF14がどうしくじったのか、その裏側には何があったのかを解説していたので、当時からFF14のプレイヤーだった番長としては、そのしくじったFF14でプレイヤーは何をして過ごしてきたのかを「旧FF14リリース当時のゲームの楽しみ方」として日記にまとめた。
旧FF14からの再生話はメディアがFF14を取り扱う時の鉄板ネタで、長くやっていれば「あぁまたこの話ね」となるが、話している吉田P自身もそう思いながら一般メディアへの露出はユーザー拡大の機会なのでやっているのだと思う。初見の方にとってはネタとしては面白いので「もっとそういうインタビューが聞きたい!」という人のために関係者が語る旧FF14からの新生話をYoutubeのプレイリストにまとめた。
しくじりからの新生と言えばなかなかプレイヤー数が増えなかった「ザ・フィースト」が削除されて6.1で「クリスタルコンフリクト」として新生?することになっている。略称はCCかな?
FF14の少人数PvPコンテンツはウルブズジェイルから始まってザ・フィーストに生まれ変わったが、ガチ向けなバランスでなかなか定着せず「そんなコンテンツに開発リソース使うくらいなら他のコンテンツに回せ」という批判も強かった。
そんな逆風にも負けず再びリニューアルを目指す開発チームが旧FF14からの大逆転のようにPvPを立て直してくれるのか。結局はコンテンツの出来で判断され結果論でしか語られないが、PvP開発チームには諦めない事の大切さをPvPコンテンツから離れてしまったプレイヤー達に見せつけていただきたい。
そしてその裏には旧FF14のレガシープレイヤーのように、流行ってなかったけど熱くコンテンツを支えてきたPvPプレイヤー勢が居たことを忘れないでいてほしい。
ということでパッチ6.1リリースを来週に控え、6.0の振り返りということでLodestone国勢調査の更新を行った。
ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。前回の更新は暁月後の1月3日。万魔殿パンデモニウム零式のリリースやオセアニDCのオープン前のタイミングだ。
今回、オセアニアDCのMateriaDC配下の5ワールドを追加。物理データセンター単位、論理データセンター単位のページも見れるので新しいワールドの雰囲気をデータでだけでも感じてほしい。
アクティブキャラクターの判定などの詳細などは「Lodestone国勢調査のよくある疑問」という記事にまとめてあるので参照されたし。
・アクティブキャラクターは170万、暁月キャラクターは133万
集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
アクティブキャラクター数は前回(135万)から35万増加の約170万。
集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
- 最大レベルが60以上(60ジャストを含まず) OR ジョブがフリートライアルで解放できないジョブ OR FC所属※
- 前回(1/3)の調査からHP、レベル、経験値が変動している
- 前回の調査から、ミニオン、マウント所持数が変化している
- 前回調査では居なかった新規キャラクター
- マウントの所持が1体以上
- データ取得時のジョブでジャンピングポーション使用(データ取得時のメイン武器のIL260かつ戦闘ジョブ最大レベルが60もしくは、同IL390で戦闘ジョブ最大レベルが70)キャラを除外
アクティブキャラクター数は前回(135万)から35万増加の約170万。
新規キャラクター数は前回の18万から約25万増加の43万。
前回非アクティブだったのが今回アクティブになった復帰キャラクター数は前回の12万から4万増加の16万。
前回からアクティブで継続しているキャラクター数は104万から6万増加の約110万。
暁月開始は133万(30万増)。暁月レベルキャップ到達は97万(33万増)。暁月クリアは88万(31万増)。
アクティブキャラクター数が170万と、これまでの最高記録だった暁月直前の162万を更新した。
前回の調査間隔が1か月半と今回の3か月の半分だったことと、暁月リリース後は公式でのスターターパック、コンプリートパックの出荷停止が2021年12月16日から2023年1月25日まで行われた影響で新規プレイヤーの伸び悩みがあった。
ただ、今回の増化要因は新規プレイヤーだけではない。暁月直前で大きくプレイヤー数を伸ばした時の56万増よりは43万増と低い。前回アクティブプレイヤー数全体で数は減らしていた中で堅持していた継続プレイヤー数をさらに伸ばし、その上での新規増加なのでプレイヤーベースは一貫して堅調に増加していたことが読み取れる。
新設物理データセンターのオセアニアDCはアクティブキャラクターが4万弱。配下に5ワールドあるので1ワールドあたり7700ほど。日本では漆黒でハネる前はこのくらいの水準だったが、海外DCではかなり少ない。復帰、継続は既存データセンターからの移転で4割弱が新規となっている。
本当に最初から始めた人はまだフリートライアル足切りであるLv60以上まで来ていない人も多いと思うが、コンテンツを回すにはある程度のプレイヤー人口は必要なので新データセンターの立ち上がりとしては不安が残るところ。
不安と言えばプレイヤー数の動向をリアルタイムで推測できるSteam同接を見ると、暁月のリリース以降の低下が著しい。
数としては昨年、海外の大手ストリーマーがFF14を始めて盛り上がる前の2021年5月あたりの水準だ。
このグラフで見ているのは同時接続数なので、暁月のストーリーが落ち着いてログイン頻度が減るとそのまま減少してしまう。集計期間内の何れかでログインしてキャラクターの成長やミニオン、マウントを取得すればアクティブなキャラクターと判定するのがLodestone国勢調査の集計でログイン頻度は関係ない。
暁月で増えたプレイヤーが次回7.0前まで休止する等、期間中のログイン自体が無くなるとLodestoneの
アクティブキャラクター数も減っていくので、どのくらいのプレイヤーが6.1以降も継続してプレイし続けるのかは次回の調査で注目していきたい。
・ワールド別の人口動態
ワールド別の人口動態も見てみよう。今回1月25日に新設したオセアニ物理DCのMateria論理DCのワールドが5つ新設されたのにも注目してほしい。
表は増減の大きい順にソートしている。今回もGoogleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。
優遇指定はオセアニDCの新設時にいくつかのワールドが混在指定されたが、3月8日の変更で混雑指定は解除され、現在オセアニアDCのワールド5つが新設指定されている以外は全部通常ワールドになっている。
増減数で今回一番増えたのは新設のRavanaだ。代わりに一番減ったのはElementalのTonberry。おそらく多くの人がオセアニアDCに移動したことが推察できる。オセアニアDC配下の5ワールドでもかなり明暗が分かれている。最上位のRavanaが13000以上で頭抜けていて、次いでSophia,Sephirotはアクティブで8000越えとちょっと前のJPワールド並みにあるが、下位のBismarkは4500,Zurvanは3000と人口3位のSephirotの半分くらいになっている。
ちなみにアクティブキャラクター人口最上位のBalmungと2位のMateusは1ワールドでオセアニアDC全体、ワールド5つ分の合計より多くなっていると言えば、どのくらい格差があるか理解できるだろう。
オセアニアDC配下のワールドではハウジングは6.1のエンピレアムだけではなく、ミストヴィレッジ、ラベンダーベッド、ゴブレッドビュート、シロガネ含めて開放なので本当に選び放題と言ったところだが、ハウジングの魅力だけで通用するわけでもないだろう。人口が安定するまではまだ時間がかかりそうだ。オセアニアDCへどのワールドからの移転が多かったのかについては後で詳しくみてみよう。
全体を見ると、人口増の影響で毎回増減幅の大きいNA/EU配下のワールドが増減数で上位に来ている。
1月25日に混雑指定されていたワールドが同リージョン間では上位に来ているのは人気の現れだろう。
日本リージョンでは1月14日に発表された7月の論理データセンター新設に伴うワールドリグループの組み合わせが3月4日のPLLにて発表された。6.1の新ハウジングエリアの販売開始のこともありJPリージョンでのホームワールド移転サービスの無料化が、PLLの発表後から6.1までとワールドリグループ実施後に行われることが発表された。新設されるMeteorデータセンターに移設されるワールドから元のデータセンターに戻る人など、JP間でもホームワールドを移転する人が増えるだろう。
後程、その様子もまとめてみよう。
・オセアニアデータセンターに移動した人口
前回調査から今回で、オセアニアDC配下の5ワールドに移転したキャラクター数をワールド別に見てみよう。
前回(1/3)の調査から今回の調査でオセアニアDC配下のワールドに移転したキャラクター数を集計している。
目立つのはTonberryとKujataからの移転数だ。特にTonberry→Ravanaが多い。ただ、移転するコミュニティまとめて移動というわけではなく、分散して移動したようだ。
Elementalからの移動が多いがNAデータセンター配下のBehemothやAdamantoiseからも移転があった。距離的にはJPが近くても英語話者の多いNAを選んでいたオセアニアのプレイヤーだろうか。
Elemental以外のJPデータセンターからはあまり移動がなかった。
実際オセアニア地域のプレイヤーがどの程度オセアニアDCに移転したかは分からない。
今の環境に慣れている人や日本人プレイヤーとの繋がりがある人は移転しにくいだろうし、プレイヤー人口が少ないとコンテンツの攻略環境としては厳しいので躊躇しているオセアニア圏プレイヤーもいるのかもしれない。
移転したくない人はそのままでも問題ないが、通信以外のプレイ環境の懸念で移動を躊躇っているオセアニアや東南アジア圏のプレイヤーが安心して移動できる環境に早くなるように運営側には対応を期待したい。
・日本DCワールドリグループに絡み移転した人口
オセアニDCの新設と並んで大きな出来事が日本DCのワールドリグループの発表だ。
実施自体は今年の7月だが、既存DC内の一部ワールドが移転するということもあり、準備期間として早めに発表されている。今回はその発表に合わせて新設予定のMeteorDC移転対象ワールドを中心に、新設MeteorDCから元のDCに戻ったキャラクター数、逆に新天地MeteorDCへ移転予定のワールドに移転したキャラクター数を出してみた。
2つの表の上がMeteorDCに移転することになったワールドから既存DCへ移動したキャラクター数、
下が既存DCからMeteorDC移転予定のワールドに移転したキャラクター数だ。
全体で見るとMeteorDCからの移転の合計が3432,MeteorDCへの移転の合計が2231で前者の方が超過している。
移転の組み合わせも基本同じ既存DC内での移動が多い。ただし、ElementalDCを移転先に選ぶキャラクターは元ElementalのRamuhとUnicorn以外は少ない印象を受ける。
ただ、MeteorDCに移転するワールドのキャラクター移転数が特に多いか見るために、オセアニアDCへの移転の影響を排してJP同士の移転で見てみたら、MeteorDCに移転するワールドの移転は残留するワールドと比べて1.5倍から2倍ほどあった。とはいえ影響があったのはせいぜいそのくらいでワールドの人口全体に比べれば軽微といった印象だ。
JPデータセンターのリグープが発表された時に、どの組み合わせでアクティブキャラクター人口やレイド人口比などがどうなるかシミュレーションしたことがあった。
当時はオセアニアDCへどのくらい移動するか分からず、組み合わせもわからなかったが現時点でそれは見えているので、最新のデータでシミュレーションした結果を見てみよう。
レイドのデータは万魔殿パンデモニウム辺獄編のデータに差し替えている。
総じて4DCに再編された後は、ManaDCがレベルキャップ人口、レイド環境ともに頭一つ抜けたな、という感じだ。
ElementalのオセアニアDC移転組が抜けてけっこうElementalのレイド人口は下がってるが日本語比率が上がっているわけでもなく、単にElementalのレイド人口がより良い通信環境を求めてオセアニアDCに移転したけど、ライト層はそのままJPに残った・・・という感じか。
実際に7月にワールドリグループの実施とDC間テレポのリリースが予定されている。その後ホームワールド移転無料化も予定されているので、その時期になったらあたらめてワールドリグループでのホームワールド移転については見てみたい。
表はパンデモニウム辺獄編零式のクリア報酬のマウント「デミフェネクス」所持キャラクターの多い順に並べている。アクティブキャラクター数の少ないJPは不利なのだが、総じてJPが上位に来るほどJPワールドの方がレイドコンテンツを遊んでいる人が多いと言える。
その中でも今回踏破キャラクター数、アクティブキャラクターに対する比率、ノーマルクリアキャラクターに対する比率いずれの数字でもトップだったのがAsuraだ。
長年零式の早期攻略ではChocoboがトップで、時間が経つと人口の多さでTonberryが1位になる、というのが定番で、Asuraもしばしば上位に食い込んできていたが、ここにきてトップになった。
上位を占めるJP勢に食い込んでいるのがNADCのGilgameshだ。JPもTonberryとBahamutが上位に食い込んでいる以外はほとんどMana勢いが占めている。
下位の方を見ると、ほとんどが人口の少ない新設のオセアニアDCのワールドだ。Ravanaだけ辛うじてCrystalDCのMateusより上にきている。オセアニアDC勢の上にCrystalDC勢が並び、高難易度コンテンツの攻略環境格差の問題がまだ色濃く浮き上がる。
日本では7月予定のJPワールドリグループの話題の陰に隠れて目立ってないが、NADCでは8月に新規論理データセンターとその配下に4ワールドの新設が予定されている。
新規論理データセンター新設に伴うワールドのリグループはないので、オセアニアDCのような新規ワールドだけの論理データセンターが新たにできることになる。
新規ワールドは人口が増えるまで高難易度コンテンツのマッチング環境が改善しないので高難易度コンテンツを遊びたいプレイヤーにとっては敬遠されがちだ。
恐らく新論理データセンターとワールド新設後しばらくは、新規ワールドへの誘導のためNAの既存ワールドへの新規キャラクター作成制限が行われる期間が続き、高難易度コンテンツを遊びたい新規プレイヤーから不満の声が上がりそうだ。
6.18でリリースが予定されているデータセンタートラベルがあれば、CrystalDCや北米新設DCでのレイド環境の問題はとりあえず回避策はある状態にはなるだろう。
別ホームDCでのレイド攻略の不便さがどの程度抑えられるのかは実際にリリースしてみないとわからないが、状況の改善に繋がることを期待しよう。
データセンタートラベルでも救済にならないのがオセアニアDCだ。吉田Pによるとリージョン跨いだデータセンターの移動は可能になるようにつくっているがしばらくは機能をロックして様子を見るとのこと。物理的に遠距離になると通信ラグの影響も大きくなるので高難易度コンテンツで別リージョンのプレイヤーがパーティ募集に混ざるような事態になると不満の声が出てくるだろう。
結局オセアニアDCはオセアニアDCで盛り上げていくしかないのか。
・ヴィエラ男性その後
暁月で追加された新種族のヴィエラ男性。前回の調査ではその人気ぶりをデータで示すことができ、男性種族No.1人気の座を証明することができた。
ただ、新種族をお試しする人も多いであろうご祝儀相場という可能性もあるので6.0最終版での種族構成比を前回と比較してみたい。
前回は漆黒最後と暁月の比較だったが、今回は単純に前回と今回での種族構成比の差を見てみよう。
アクティブキャラクターに差が出ないように、前回と今回の両方でアクティブだったキャラクターを対象にしている。
まずヴィエラ男性は若干下がった。やっぱり揺れ戻しはあった模様。それでもJPの男性種族No.1は変わりない。
代わりにどこが増えたかというと、ララフェル女性、アウラ女性、ララフェル男性あたり。
必ずしもこの組み合わせで幻想したとは限らないが、前後比で100%から離れている種族の中に幻想薬を愛飲している人が多いのだろうな・・・と思うところ。
今回の調査報告は以上だ。
Lodestoneのアチーブメントデータから自分のキャラクターの歩みを可視化できるジョナサスレポートも暁月の最新状況に対応させた。
※キャラクター年表はクリア済みメインクエストまでのネタバレが含まれるのでSNSで共有する時はご注意ください。
暁月開始は133万(30万増)。暁月レベルキャップ到達は97万(33万増)。暁月クリアは88万(31万増)。
アクティブキャラクター数が170万と、これまでの最高記録だった暁月直前の162万を更新した。
前回の調査間隔が1か月半と今回の3か月の半分だったことと、暁月リリース後は公式でのスターターパック、コンプリートパックの出荷停止が2021年12月16日から2023年1月25日まで行われた影響で新規プレイヤーの伸び悩みがあった。
ただ、今回の増化要因は新規プレイヤーだけではない。暁月直前で大きくプレイヤー数を伸ばした時の56万増よりは43万増と低い。前回アクティブプレイヤー数全体で数は減らしていた中で堅持していた継続プレイヤー数をさらに伸ばし、その上での新規増加なのでプレイヤーベースは一貫して堅調に増加していたことが読み取れる。
新設物理データセンターのオセアニアDCはアクティブキャラクターが4万弱。配下に5ワールドあるので1ワールドあたり7700ほど。日本では漆黒でハネる前はこのくらいの水準だったが、海外DCではかなり少ない。復帰、継続は既存データセンターからの移転で4割弱が新規となっている。
本当に最初から始めた人はまだフリートライアル足切りであるLv60以上まで来ていない人も多いと思うが、コンテンツを回すにはある程度のプレイヤー人口は必要なので新データセンターの立ち上がりとしては不安が残るところ。
不安と言えばプレイヤー数の動向をリアルタイムで推測できるSteam同接を見ると、暁月のリリース以降の低下が著しい。
数としては昨年、海外の大手ストリーマーがFF14を始めて盛り上がる前の2021年5月あたりの水準だ。
このグラフで見ているのは同時接続数なので、暁月のストーリーが落ち着いてログイン頻度が減るとそのまま減少してしまう。集計期間内の何れかでログインしてキャラクターの成長やミニオン、マウントを取得すればアクティブなキャラクターと判定するのがLodestone国勢調査の集計でログイン頻度は関係ない。
暁月で増えたプレイヤーが次回7.0前まで休止する等、期間中のログイン自体が無くなるとLodestoneの
アクティブキャラクター数も減っていくので、どのくらいのプレイヤーが6.1以降も継続してプレイし続けるのかは次回の調査で注目していきたい。
・ワールド別の人口動態
ワールド別の人口動態も見てみよう。今回1月25日に新設したオセアニ物理DCのMateria論理DCのワールドが5つ新設されたのにも注目してほしい。
表は増減の大きい順にソートしている。今回もGoogleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。
優遇指定はオセアニDCの新設時にいくつかのワールドが混在指定されたが、3月8日の変更で混雑指定は解除され、現在オセアニアDCのワールド5つが新設指定されている以外は全部通常ワールドになっている。
増減数で今回一番増えたのは新設のRavanaだ。代わりに一番減ったのはElementalのTonberry。おそらく多くの人がオセアニアDCに移動したことが推察できる。オセアニアDC配下の5ワールドでもかなり明暗が分かれている。最上位のRavanaが13000以上で頭抜けていて、次いでSophia,Sephirotはアクティブで8000越えとちょっと前のJPワールド並みにあるが、下位のBismarkは4500,Zurvanは3000と人口3位のSephirotの半分くらいになっている。
ちなみにアクティブキャラクター人口最上位のBalmungと2位のMateusは1ワールドでオセアニアDC全体、ワールド5つ分の合計より多くなっていると言えば、どのくらい格差があるか理解できるだろう。
オセアニアDC配下のワールドではハウジングは6.1のエンピレアムだけではなく、ミストヴィレッジ、ラベンダーベッド、ゴブレッドビュート、シロガネ含めて開放なので本当に選び放題と言ったところだが、ハウジングの魅力だけで通用するわけでもないだろう。人口が安定するまではまだ時間がかかりそうだ。オセアニアDCへどのワールドからの移転が多かったのかについては後で詳しくみてみよう。
全体を見ると、人口増の影響で毎回増減幅の大きいNA/EU配下のワールドが増減数で上位に来ている。
1月25日に混雑指定されていたワールドが同リージョン間では上位に来ているのは人気の現れだろう。
日本リージョンでは1月14日に発表された7月の論理データセンター新設に伴うワールドリグループの組み合わせが3月4日のPLLにて発表された。6.1の新ハウジングエリアの販売開始のこともありJPリージョンでのホームワールド移転サービスの無料化が、PLLの発表後から6.1までとワールドリグループ実施後に行われることが発表された。新設されるMeteorデータセンターに移設されるワールドから元のデータセンターに戻る人など、JP間でもホームワールドを移転する人が増えるだろう。
後程、その様子もまとめてみよう。
・オセアニアデータセンターに移動した人口
前回調査から今回で、オセアニアDC配下の5ワールドに移転したキャラクター数をワールド別に見てみよう。
目立つのはTonberryとKujataからの移転数だ。特にTonberry→Ravanaが多い。ただ、移転するコミュニティまとめて移動というわけではなく、分散して移動したようだ。
Elementalからの移動が多いがNAデータセンター配下のBehemothやAdamantoiseからも移転があった。距離的にはJPが近くても英語話者の多いNAを選んでいたオセアニアのプレイヤーだろうか。
Elemental以外のJPデータセンターからはあまり移動がなかった。
実際オセアニア地域のプレイヤーがどの程度オセアニアDCに移転したかは分からない。
今の環境に慣れている人や日本人プレイヤーとの繋がりがある人は移転しにくいだろうし、プレイヤー人口が少ないとコンテンツの攻略環境としては厳しいので躊躇しているオセアニア圏プレイヤーもいるのかもしれない。
移転したくない人はそのままでも問題ないが、通信以外のプレイ環境の懸念で移動を躊躇っているオセアニアや東南アジア圏のプレイヤーが安心して移動できる環境に早くなるように運営側には対応を期待したい。
・日本DCワールドリグループに絡み移転した人口
オセアニDCの新設と並んで大きな出来事が日本DCのワールドリグループの発表だ。
実施自体は今年の7月だが、既存DC内の一部ワールドが移転するということもあり、準備期間として早めに発表されている。今回はその発表に合わせて新設予定のMeteorDC移転対象ワールドを中心に、新設MeteorDCから元のDCに戻ったキャラクター数、逆に新天地MeteorDCへ移転予定のワールドに移転したキャラクター数を出してみた。
2つの表の上がMeteorDCに移転することになったワールドから既存DCへ移動したキャラクター数、
下が既存DCからMeteorDC移転予定のワールドに移転したキャラクター数だ。
全体で見るとMeteorDCからの移転の合計が3432,MeteorDCへの移転の合計が2231で前者の方が超過している。
移転の組み合わせも基本同じ既存DC内での移動が多い。ただし、ElementalDCを移転先に選ぶキャラクターは元ElementalのRamuhとUnicorn以外は少ない印象を受ける。
ただ、MeteorDCに移転するワールドのキャラクター移転数が特に多いか見るために、オセアニアDCへの移転の影響を排してJP同士の移転で見てみたら、MeteorDCに移転するワールドの移転は残留するワールドと比べて1.5倍から2倍ほどあった。とはいえ影響があったのはせいぜいそのくらいでワールドの人口全体に比べれば軽微といった印象だ。
JPデータセンターのリグープが発表された時に、どの組み合わせでアクティブキャラクター人口やレイド人口比などがどうなるかシミュレーションしたことがあった。
当時はオセアニアDCへどのくらい移動するか分からず、組み合わせもわからなかったが現時点でそれは見えているので、最新のデータでシミュレーションした結果を見てみよう。
レイドのデータは万魔殿パンデモニウム辺獄編のデータに差し替えている。
総じて4DCに再編された後は、ManaDCがレベルキャップ人口、レイド環境ともに頭一つ抜けたな、という感じだ。
ElementalのオセアニアDC移転組が抜けてけっこうElementalのレイド人口は下がってるが日本語比率が上がっているわけでもなく、単にElementalのレイド人口がより良い通信環境を求めてオセアニアDCに移転したけど、ライト層はそのままJPに残った・・・という感じか。
実際に7月にワールドリグループの実施とDC間テレポのリリースが予定されている。その後ホームワールド移転無料化も予定されているので、その時期になったらあたらめてワールドリグループでのホームワールド移転については見てみたい。
・万魔殿パンデモニウム辺獄編零式踏破状況
暁月の8人レイドシリーズである万魔殿パンデモニウム。その最初の辺獄編の零式が丁度前回調査の後のパッチ6.05でリリースされた。いつものように、ノーマル4層クリア報酬のミニオンと零式4層パーティクリア報酬のマウントの所持キャラクター数による統計を見てみよう。表はパンデモニウム辺獄編零式のクリア報酬のマウント「デミフェネクス」所持キャラクターの多い順に並べている。アクティブキャラクター数の少ないJPは不利なのだが、総じてJPが上位に来るほどJPワールドの方がレイドコンテンツを遊んでいる人が多いと言える。
その中でも今回踏破キャラクター数、アクティブキャラクターに対する比率、ノーマルクリアキャラクターに対する比率いずれの数字でもトップだったのがAsuraだ。
長年零式の早期攻略ではChocoboがトップで、時間が経つと人口の多さでTonberryが1位になる、というのが定番で、Asuraもしばしば上位に食い込んできていたが、ここにきてトップになった。
上位を占めるJP勢に食い込んでいるのがNADCのGilgameshだ。JPもTonberryとBahamutが上位に食い込んでいる以外はほとんどMana勢いが占めている。
下位の方を見ると、ほとんどが人口の少ない新設のオセアニアDCのワールドだ。Ravanaだけ辛うじてCrystalDCのMateusより上にきている。オセアニアDC勢の上にCrystalDC勢が並び、高難易度コンテンツの攻略環境格差の問題がまだ色濃く浮き上がる。
日本では7月予定のJPワールドリグループの話題の陰に隠れて目立ってないが、NADCでは8月に新規論理データセンターとその配下に4ワールドの新設が予定されている。
新規論理データセンター新設に伴うワールドのリグループはないので、オセアニアDCのような新規ワールドだけの論理データセンターが新たにできることになる。
新規ワールドは人口が増えるまで高難易度コンテンツのマッチング環境が改善しないので高難易度コンテンツを遊びたいプレイヤーにとっては敬遠されがちだ。
恐らく新論理データセンターとワールド新設後しばらくは、新規ワールドへの誘導のためNAの既存ワールドへの新規キャラクター作成制限が行われる期間が続き、高難易度コンテンツを遊びたい新規プレイヤーから不満の声が上がりそうだ。
6.18でリリースが予定されているデータセンタートラベルがあれば、CrystalDCや北米新設DCでのレイド環境の問題はとりあえず回避策はある状態にはなるだろう。
別ホームDCでのレイド攻略の不便さがどの程度抑えられるのかは実際にリリースしてみないとわからないが、状況の改善に繋がることを期待しよう。
データセンタートラベルでも救済にならないのがオセアニアDCだ。吉田Pによるとリージョン跨いだデータセンターの移動は可能になるようにつくっているがしばらくは機能をロックして様子を見るとのこと。物理的に遠距離になると通信ラグの影響も大きくなるので高難易度コンテンツで別リージョンのプレイヤーがパーティ募集に混ざるような事態になると不満の声が出てくるだろう。
結局オセアニアDCはオセアニアDCで盛り上げていくしかないのか。
・ヴィエラ男性その後
暁月で追加された新種族のヴィエラ男性。前回の調査ではその人気ぶりをデータで示すことができ、男性種族No.1人気の座を証明することができた。
ただ、新種族をお試しする人も多いであろうご祝儀相場という可能性もあるので6.0最終版での種族構成比を前回と比較してみたい。
前回は漆黒最後と暁月の比較だったが、今回は単純に前回と今回での種族構成比の差を見てみよう。
アクティブキャラクターに差が出ないように、前回と今回の両方でアクティブだったキャラクターを対象にしている。
まずヴィエラ男性は若干下がった。やっぱり揺れ戻しはあった模様。それでもJPの男性種族No.1は変わりない。
代わりにどこが増えたかというと、ララフェル女性、アウラ女性、ララフェル男性あたり。
必ずしもこの組み合わせで幻想したとは限らないが、前後比で100%から離れている種族の中に幻想薬を愛飲している人が多いのだろうな・・・と思うところ。
今回の調査報告は以上だ。
Lodestoneのアチーブメントデータから自分のキャラクターの歩みを可視化できるジョナサスレポートも暁月の最新状況に対応させた。
※キャラクター年表はクリア済みメインクエストまでのネタバレが含まれるのでSNSで共有する時はご注意ください。