4月11日のパッチ6.1のリリースからもう2か月ほど経過し、日本データセンターのリグループとデータセンタートラベルのリリースが7月5日と発表された。
パッチ6.1では高難易度レイドの絶竜詩戦争、新ハウジングエリアのエンピレアムの土地販売開始、新アライアンスレイド第1弾、そして新生といっていいPvPコンテンツのクリスタルコンフリクトのリリースと話題に事欠かない盛りだくさんの内容・・・と思いきや今回から実装されたハウジングの土地の抽選販売のバグによる当選者発表の遅延や絶竜詩戦争のワールドファーストの配信内で映った外部ツールについての指摘に議論を起こすような形で反応した結果、公式からの声明だけでなく絶の早期攻略チーム名の公式発表の取り止めや外部ツールが映っている多くの動画が実際に削除されるなどネガティブな話題が多かった。
コンテンツ自体は概ね好評だっただけに残念だ。特に新PvPコンテンツのクリスタルコンフリクトはサクっと短い時間でカジュアルに盛り上がれる良コンテンツだった。一新されたジョブアクションや、各ジョブの"らしさ"がよく表現されたリミットブレイクは、ダメージ効率以外の評価が難しいPvEでは味わえない爽快感やプレイフィールをPvPで実現するというチャレンジを仕掛けてきたように感じる。
その分クリスタルコンフリクトでの各ジョブの強さバランスの調整や、完全にバランスが崩壊したフロントラインの状況などで厳しい声が上がっている。運営もこれまで2回もバランス調整を行うなど積極的な対応を行っているが、かえって生煮えのフィードバックを取り込んでしまうようなPvPでのバランス調整の難しさも見えた。
まだいろいろ課題はあるが、前回しくじり先生の吉P登場回に合わせて語った6.1でのPvPリニューアルはしくじりからの新生を果たしたと評価できる。報酬の週制限がカンストしてもついやり込んでしまう面白さがあるコンテンツだった。
そんなパッチ6.1リリース後のプレイヤー動向を調査するべくLodestone国勢調査の更新を行った。
ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。前回の更新はパッチ6.1リリース前の4月10日。そこから約2か月半くらいでの変化を反映している。
アクティブキャラクターの判定などの詳細などは「Lodestone国勢調査のよくある疑問」という記事にまとめてあるので参照されたし。
パッチ6.1では高難易度レイドの絶竜詩戦争、新ハウジングエリアのエンピレアムの土地販売開始、新アライアンスレイド第1弾、そして新生といっていいPvPコンテンツのクリスタルコンフリクトのリリースと話題に事欠かない盛りだくさんの内容・・・と思いきや今回から実装されたハウジングの土地の抽選販売のバグによる当選者発表の遅延や絶竜詩戦争のワールドファーストの配信内で映った外部ツールについての指摘に議論を起こすような形で反応した結果、公式からの声明だけでなく絶の早期攻略チーム名の公式発表の取り止めや外部ツールが映っている多くの動画が実際に削除されるなどネガティブな話題が多かった。
コンテンツ自体は概ね好評だっただけに残念だ。特に新PvPコンテンツのクリスタルコンフリクトはサクっと短い時間でカジュアルに盛り上がれる良コンテンツだった。一新されたジョブアクションや、各ジョブの"らしさ"がよく表現されたリミットブレイクは、ダメージ効率以外の評価が難しいPvEでは味わえない爽快感やプレイフィールをPvPで実現するというチャレンジを仕掛けてきたように感じる。
その分クリスタルコンフリクトでの各ジョブの強さバランスの調整や、完全にバランスが崩壊したフロントラインの状況などで厳しい声が上がっている。運営もこれまで2回もバランス調整を行うなど積極的な対応を行っているが、かえって生煮えのフィードバックを取り込んでしまうようなPvPでのバランス調整の難しさも見えた。
まだいろいろ課題はあるが、前回しくじり先生の吉P登場回に合わせて語った6.1でのPvPリニューアルはしくじりからの新生を果たしたと評価できる。報酬の週制限がカンストしてもついやり込んでしまう面白さがあるコンテンツだった。
そんなパッチ6.1リリース後のプレイヤー動向を調査するべくLodestone国勢調査の更新を行った。
ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。前回の更新はパッチ6.1リリース前の4月10日。そこから約2か月半くらいでの変化を反映している。
アクティブキャラクターの判定などの詳細などは「Lodestone国勢調査のよくある疑問」という記事にまとめてあるので参照されたし。
・アクティブキャラクターは133万、暁月キャラクターは107万
集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
アクティブキャラクター数は前回(170万)から37万減少の約133万。
集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
- 最大レベルが60以上(60ジャストを含まず) OR ジョブがフリートライアルで解放できないジョブ OR FC所属※
- 前回(4/10)の調査からHP、レベル、経験値が変動している
- 前回の調査から、ミニオン、マウント所持数が変化している
- 前回調査では居なかった新規キャラクター
- マウントの所持が1体以上
- データ取得時のジョブでジャンピングポーション使用(データ取得時のメイン武器のIL260かつ戦闘ジョブ最大レベルが60もしくは、同IL390で戦闘ジョブ最大レベルが70)キャラを除外
アクティブキャラクター数は前回(170万)から37万減少の約133万。
新規キャラクター数は前回の43万から約13万減少の30万。
前回非アクティブだったのが今回アクティブになった復帰キャラクター数は前回の16万から4万増化の20万。
前回からアクティブで継続しているキャラクター数は110万から28万減少の約82万。
暁月開始は107万(25万減)。暁月レベルキャップ到達は81万(15万減)。暁月クリアは71万(10万減)。
アクティブキャラクター数が133万と前回の170万から大幅に減少して暁月リリース時の135万と同水準に。
新規は13万減少とはいえ30万はかなり多い水準だ。
今回の調査間隔は2か月半。前回が3か月だったので集計期間的には同程度。
前回は暁月直後のサーバー混雑による販売停止解除の反動での大幅増で、その時期に初めて今回集計対象になるまで成長したキャラクターも居るのでその余波はまだ残っているのだろう。
復帰キャラクター数はプラスになっているが継続キャラクター数が大きくマイナスになっている。
暁月開始は107万(25万減)。暁月レベルキャップ到達は81万(15万減)。暁月クリアは71万(10万減)。
アクティブキャラクター数が133万と前回の170万から大幅に減少して暁月リリース時の135万と同水準に。
新規は13万減少とはいえ30万はかなり多い水準だ。
今回の調査間隔は2か月半。前回が3か月だったので集計期間的には同程度。
前回は暁月直後のサーバー混雑による販売停止解除の反動での大幅増で、その時期に初めて今回集計対象になるまで成長したキャラクターも居るのでその余波はまだ残っているのだろう。
復帰キャラクター数はプラスになっているが継続キャラクター数が大きくマイナスになっている。
暁月リリース時の調査も、その前の調査から大きくアクティブキャラクター数が減少していたが継続キャラクター数は増えていたのでプレイヤーの定着が進んでいるとプラスに考えていたが、今回は継続キャラクター数を大きく下げているのが気になる。
もっと細かい間隔でプレイヤーの増減を見るのはSteam同接が参考になる。Steam同接はSteam経由でFF14をプレイしている人限定だが、毎日の接続数が分かるのでその増減はFF14全体のプレイヤー動向を見る上で参考になる。前回のLodestone国勢調査は1月から4月の変動を見ていたので数字の上では好調に出ていたが暁月リリース以降の右肩下がりの傾向は見て取れた。
以下は直近3年のSteam同接である。
パッチ6.1のリリースでちょっと盛り返して、その後減少するも多少底を打っているようにも見える。昨年の今頃はちょうど海外の有名配信者がFF14を始めた影響で盛り上がり始めた時期だが、Steam同接的にはその時の水準に近い。世界的な半導体不足が無ければ昨年の盛り上がりにサーバー増強が間に合ったかもしれないがなかなかうまくいかないものである。
サーバーのキャパシティ増強に見合うだけのプレイヤー数の底上げになることを期待したい。
・ワールド別の人口動態
ワールド別の人口動態も見てみよう。
表は増減の大きい順にソートしている。今回もGoogleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。
パッチ6.1リリース前に新設のMateriaDCのワールドを除いて全部通常になったがパッチ6.1リリースに合わせて再びワールド人口平準化施策による優遇指定が再開した。
全体が大きく下げているのでどのワールドも基本的に休止が多くアクティブ増減でマイナスになっている。優遇指定が上位に固まっているということもない。
新設のMateriaDC配下のワールドのキャラクター人口の偏りが凄く多い。Lv90カンスト人口で見ると、Ravanaは7244とJPの下位くらいにはあるが、SophiaとSepirotが4000前後、Bismarkが1800、Zurvanが1300とかなり差が出来てしまっている。
新規の増化数もかなり差があるのでオセアニアのプレイヤーコミュニティによる選好が働いているのだろう。
もっと細かい間隔でプレイヤーの増減を見るのはSteam同接が参考になる。Steam同接はSteam経由でFF14をプレイしている人限定だが、毎日の接続数が分かるのでその増減はFF14全体のプレイヤー動向を見る上で参考になる。前回のLodestone国勢調査は1月から4月の変動を見ていたので数字の上では好調に出ていたが暁月リリース以降の右肩下がりの傾向は見て取れた。
以下は直近3年のSteam同接である。
パッチ6.1のリリースでちょっと盛り返して、その後減少するも多少底を打っているようにも見える。昨年の今頃はちょうど海外の有名配信者がFF14を始めた影響で盛り上がり始めた時期だが、Steam同接的にはその時の水準に近い。世界的な半導体不足が無ければ昨年の盛り上がりにサーバー増強が間に合ったかもしれないがなかなかうまくいかないものである。
サーバーのキャパシティ増強に見合うだけのプレイヤー数の底上げになることを期待したい。
・ワールド別の人口動態
ワールド別の人口動態も見てみよう。
表は増減の大きい順にソートしている。今回もGoogleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。
パッチ6.1リリース前に新設のMateriaDCのワールドを除いて全部通常になったがパッチ6.1リリースに合わせて再びワールド人口平準化施策による優遇指定が再開した。
全体が大きく下げているのでどのワールドも基本的に休止が多くアクティブ増減でマイナスになっている。優遇指定が上位に固まっているということもない。
新設のMateriaDC配下のワールドのキャラクター人口の偏りが凄く多い。Lv90カンスト人口で見ると、Ravanaは7244とJPの下位くらいにはあるが、SophiaとSepirotが4000前後、Bismarkが1800、Zurvanが1300とかなり差が出来てしまっている。
新規の増化数もかなり差があるのでオセアニアのプレイヤーコミュニティによる選好が働いているのだろう。
人口平準化としては優遇と通常など差をつけたいところだが、MateriaDC全体としてはまだまだプレイヤーを呼び込みたいところなので一部とはいえ経験値ブーストを外していいものかどうか悩ましい。
新設ワールドのプレイヤー人口問題は今後追加される欧州の4ワールドや北米の新DC開設でも課題になるところなので動向を見守りたい。
・ワールド別万魔殿パンデモニウム辺獄編・絶竜詩戦争踏破状況
2022年4月26日のパッチ6.11で追加された高難易度コンテンツは絶竜詩戦争。2019年11月12日のパッチ5.11にリリースされた絶アレキサンダーから2年半ほど経っている。今回もレイドレースやその配信で盛り上がったが、冒頭で紹介したようにワールドファーストが出た以降は外部ツールの話題が大きくなってしまった。以前の絶コンテンツも何かとアヤは付いたがここまで大きく公式が動いたのは初めてだった。今後、公式でのクリアチームの発表は無いだろうし、6.3に予定されている絶シリーズ第5弾のPRのやり方も今までとは違ったものになるだろう。
公式発表はさておき、Lodestone国勢調査でも絶シリーズリリース後は各ワールドの絶コンテンツ踏破者を独自集計している。
絶竜詩戦争のコンテンツ踏破をLodestoneで確認する手段が限られるので完全ではないが同じ基準で全ワールドを調査しているので傾向は分かるだろう。
絶竜詩戦争の踏破確認はデータ収集時のLodestoneのキャラクターページの表示ジョブの装備武器が絶竜詩戦争の報酬武器であるか、着けている称号が報酬称号の「the Heavens' Legend」であるかで判断している。
絶竜詩戦争を踏破していてもLodestoneの表示ジョブが違ったり、称号を付けてなかったりしたらカウントされない。実際の踏破者数はこの数字より多いはずだが、確実に確認できるキャラクターだけで数えると上記のようになっている。
表は絶竜詩戦争踏破者数が多い順にならべている。
ダントツに多いのがManaのAsuraだ。
前回の絶アレキサンダーの頃はChocoboとAsuraが同じくらいだったが今回Asuraがかなり差をつけた。
他、上位のほとんどをManaのワールドが占め、GaiaとElementalが同じくらい。その一角に食い込むNAのGilgamesh。
下位の方をみるとCrystalとMateriaのワールドが固まっている。
固定が組めれば野良環境は関係ないとはいえ、固定メンバー探しも大変であろう環境でもクリア者はいるものだ。
以前からCrystalのレイド募集環境の弱さは目立っていたが、Materiaはそもそものプレイヤー人口の少なさが厳しい。今後北米データセンターに追加される新論理データセンターの動向がどうなるか。データセンタートラベルで同エリア内のDC格差は緩和されるのか。
今後の動向がきになるが、パッチ6.2がきて装備の最高IL更新が入ると絶竜詩戦争踏破者の追跡はできないので、次回6.2前が間に合えばパッチ6.18の日本DCリグループやデータセンタートラベル後の様子を調べてみたい。
今回の調査報告は以上だ。
Lodestoneのアチーブメントデータから自分のキャラクターの歩みを可視化できるジョナサスレポートも暁月の最新状況に対応させたのでぜひ使ってみてほしい。
※キャラクター年表はクリア済みメインクエストまでのネタバレが含まれるのでSNSで共有する時はご注意ください。
新設ワールドのプレイヤー人口問題は今後追加される欧州の4ワールドや北米の新DC開設でも課題になるところなので動向を見守りたい。
・ワールド別万魔殿パンデモニウム辺獄編・絶竜詩戦争踏破状況
2022年4月26日のパッチ6.11で追加された高難易度コンテンツは絶竜詩戦争。2019年11月12日のパッチ5.11にリリースされた絶アレキサンダーから2年半ほど経っている。今回もレイドレースやその配信で盛り上がったが、冒頭で紹介したようにワールドファーストが出た以降は外部ツールの話題が大きくなってしまった。以前の絶コンテンツも何かとアヤは付いたがここまで大きく公式が動いたのは初めてだった。今後、公式でのクリアチームの発表は無いだろうし、6.3に予定されている絶シリーズ第5弾のPRのやり方も今までとは違ったものになるだろう。
公式発表はさておき、Lodestone国勢調査でも絶シリーズリリース後は各ワールドの絶コンテンツ踏破者を独自集計している。
絶竜詩戦争のコンテンツ踏破をLodestoneで確認する手段が限られるので完全ではないが同じ基準で全ワールドを調査しているので傾向は分かるだろう。
絶竜詩戦争の踏破確認はデータ収集時のLodestoneのキャラクターページの表示ジョブの装備武器が絶竜詩戦争の報酬武器であるか、着けている称号が報酬称号の「the Heavens' Legend」であるかで判断している。
絶竜詩戦争を踏破していてもLodestoneの表示ジョブが違ったり、称号を付けてなかったりしたらカウントされない。実際の踏破者数はこの数字より多いはずだが、確実に確認できるキャラクターだけで数えると上記のようになっている。
表は絶竜詩戦争踏破者数が多い順にならべている。
ダントツに多いのがManaのAsuraだ。
前回の絶アレキサンダーの頃はChocoboとAsuraが同じくらいだったが今回Asuraがかなり差をつけた。
他、上位のほとんどをManaのワールドが占め、GaiaとElementalが同じくらい。その一角に食い込むNAのGilgamesh。
下位の方をみるとCrystalとMateriaのワールドが固まっている。
固定が組めれば野良環境は関係ないとはいえ、固定メンバー探しも大変であろう環境でもクリア者はいるものだ。
以前からCrystalのレイド募集環境の弱さは目立っていたが、Materiaはそもそものプレイヤー人口の少なさが厳しい。今後北米データセンターに追加される新論理データセンターの動向がどうなるか。データセンタートラベルで同エリア内のDC格差は緩和されるのか。
今後の動向がきになるが、パッチ6.2がきて装備の最高IL更新が入ると絶竜詩戦争踏破者の追跡はできないので、次回6.2前が間に合えばパッチ6.18の日本DCリグループやデータセンタートラベル後の様子を調べてみたい。
今回の調査報告は以上だ。
Lodestoneのアチーブメントデータから自分のキャラクターの歩みを可視化できるジョナサスレポートも暁月の最新状況に対応させたのでぜひ使ってみてほしい。
※キャラクター年表はクリア済みメインクエストまでのネタバレが含まれるのでSNSで共有する時はご注意ください。