先日10月3日にパッチ6.5がリリースされたわけだが、Lodestone国勢調査のキャラクターデータ収集がギリギリになってしまい、パッチ6.5直前の状況をパッチ6.5リリース後に公開することになってしまった。

前回の調査7月22日からゲームの更新はほとんとなかったが7月29日、30日とファンフェスティバルのラスベガス大会で次期拡張「黄金のレガシー」の発表があったり、新生10周年の各種イベントやキャンペーン、セールがあったりとそれなりに話題性はあった。

果たしてこれらの話題でプレイヤーは戻ってきたのであろうか。
ということで、パッチ6.4の後半から6.5直前までのデータでLodestone国勢調査の更新を行った。

画面イメージ

ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。前回の更新は7月22日。そこから約2か月くらいでの変化を反映している。

発表が6.5リリース後になってしまったが、データ収集は10/3ギリギリで完了した。

その他アクティブキャラクターの判定などの詳細などは「Lodestone国勢調査のよくある疑問」という記事にまとめてあるので参照されたし。
 ・アクティブキャラクターは125万、暁月キャラクターは110万

集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
  • 最大レベルが60以上(60ジャストを含まず)  OR ジョブがフリートライアルで解放できないジョブ OR FC所属
  • 前回(7/22)の調査からHP,レベル、経験値が変動している
  • 前回の調査から、ミニオン、マウント所持数が変化している
  • 前回調査では居なかった新規キャラクター
  • マウントの所持が1体以上
  • データ取得時のジョブでジャンピングポーション使用(データ取得時のメイン武器のIL260かつ戦闘ジョブ最大レベルが60、同IL390と最大レベルが70、IL530と最大レベルが80)キャラを除外
DC別暁月キャラクター数動向


アクティブキャラクター数は前回(113万)から12万増加の約125万
新規キャラクター数は前回の8万から約3万増加の約11万
前回非アクティブだったのが今回アクティブになった復帰キャラクター数は前回の16万から10万増加の26万
前回からアクティブで継続しているキャラクター数は88万から1万減少の約87万
暁月開始は109万(8万増)。暁月レベルキャップ到達は90万(5万増)。暁月クリアは82万(4万増)

前回の落ち込みから多少盛り返している。
継続キャラクター数はほぼ横ばいだが、新規や復帰の数字が戻ってきた。

今後はパッチ6.5シリーズのリリースとファンフェスで次期拡張の黄金のレガシーの情報が解禁されて期待値を上げて盛り上げていく、ということになる。
ただ、来年2024年1月のファンフェス東京大会での情報解禁とパッチ6.5パート2のリリースでネタとしては一通り出そろって、2024年夏の黄金のレガシーリリースまではコンテンツの追加がない、いわゆる凪の季節になる。
既存プレイヤーにとってはやることが無くなってログイン頻度が下がる時期だが、リリース前に最新まで追いつこうと新規や復帰者が増えてプレイヤー数としては増加してくるのが拡張前のよくあるパターン。

前回の6.0リリース前にはMMO最大手のWoWをプレイしていた有名ストリーマーがFF14を始めてみた影響でユーザー数が爆増したという現象があった。
ただそこで認知が広がる層にはある程度リーチしてしまったので7.0前に同じようなことが再び起こる可能性は低いだろう。

ただ、今回はXboxシリーズX|S対応開始というプラットフォームの拡大というイベントがあるので北米の動きには注目したい。

・ワールド別の人口動態
ワールド別の人口動態も見てみよう。
人口動態

表は増減の大きい順にソートしている。Googleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。

今回は全体として増加傾向なのでNAやEUが上位に来ているが、特に北米PrimalデータセンターのExodusワールドの伸びが著しい。理由はさっぱり分からない。
前回爆増していたものの反動かBalmungはマイナスに。

北米ではDynamisデータセンター配下の4ワールドが新設(優遇)になっているが、プレイヤー人口が少なくマッチング環境が厳しいからか、通常指定の他の北米データセンターのワールドに流れている。

日本では優遇指定されたMeteorワールドの伸びが大きい。
配下の全ワールドが混雑指定されているManaデータセンターのワールドは、当たり前だが相対的にプレイヤー人口の増加は低調だ。
パーティ募集数の偏りがある程度解消されるまではManaの混雑指定は続くだろうが、DC別キャラクター数動向を見ると、全体的にGaiaが1番アクティブキャラクターが多い状況になっている。
7.0リリース前に混雑指定解除はあるかもしれない。

ただ、一度混雑指定を受けると根本の問題が解消に向かわないとなかなか解除されない。
かつてワールド間テレポもデータセンタートラベルも無かった時代、ながらくレイド募集環境がChocobo1強の時代が続いてなかなか新規キャラ作成やホームワールド移転が難しかった時期があった。
先のスプレッドシートにワールド人口平準化施策の混雑・優遇指定の変遷をまとめたシートを追加した。
ワールド人口平準化

ワールド人口平準化施策が開始された紅蓮リリースの2017年6月からのデータだ。
それまでは過密ワールドのキャラクターの作成制限だけでワールド人口の偏りを制御しようとしたが上手くいかず、過密ワールドは年単位でキャラクターの作成制限、移転制限が掛かっていた。
ワールド人口平準化施策が実行されても混雑ワールド指定がほぼ解除されるまで2年近く掛かった。
ワールドの人口偏在問題の対策や効果がでるまではそのくらいの時間がかかるものなのだ。


・高難易度レイド踏破状況
パッチ6.4は万魔殿パンデモニウムのシリーズ最後となる天獄編のリリースがあった。
パッチ6.4最終版のデータを見てみよう。

レイド踏破者数
※アクティブ比のデータがS/N比のデータになっていたので修正


Chocoboが抜けて高いが、Asuraは2位から8位に下げた。
Manaは相変わらず上位だが、前回ほど上位を独占しているわけではない。

実装からかなり経っているのでリリース時から取り組んでいる人なら大体取れている。
マウント所持ベースでのクリア数比較では早期ほど差が出ないということろか。
ElementalとGaiaは同じように並んでいて、MeteorのワールドはJPでは下位の方に固まっている。

NAの新設ワールドやOCEのワールドはキャラクター人口が少ないので高難易度レイドの攻略環境は相変わらず厳しい。

今回の調査報告は以上だ。

ジョナサスレポートのデータ更新は、今回はデータ収集がパッチ6.5リリースギリギリになってしまい、ここからアチーブメントデータを取ると中途半端になるので、6.5がある程度落ち着いたタイミングで6.5のアチーブメントデータを更新しようと考えている。

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