次期拡張パックの黄金のレガシーのリリース日が7/2と発表された。アーリーアクセスは6/28日から。
アーリーアクセスに参加するには予約した際に発行されるシリアルコードが必要だ。

またXbox X|S版のサービスも3/21より開始された。日本ではXboxユーザーはまだ少ないが海外では大きなシェアがあり、新たなプレイヤー層の獲得が期待される。

来る4/2にはFF16とのコラボイベントが開催される。FF16はまだPS5版だけリリースされていてPC版の発表はなかったがコラボイベントは第2弾も予定されているそうなので、そちらはPC版のサービス開始に合わせてくるだろう。
FF16のDLC第2弾の海の慟哭は4/18からプレイできるのでFF16プレイヤーでもある番長はそちらも楽しみにしている。

10周年記念の14時間生放送も4/13に控え、黄金のレガシーリリースまでいろいろな情報発信が増えてXのタイムラインも盛り上がってくることだろう。

ということで現時点でのプレイヤー動向を把握するべくLodestone国勢調査の更新を行った。


画面イメージ

ワールド別統計とは、Lodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向をいろんな角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成。前回の更新は昨年12月24日。そこから約3か月くらいでの変化を反映している。

ゲーム本編の方は基本的に凪の季節。新規プレイヤーにとってスタートし易い時期ではあるが既存プレイヤーにとっては目新しいコンテンツも少なくインが遠のくこの時期。
RPG好きな番長にとってはこの数か月は龍が如く8、ペルソナ3リロード、FF7リバース、ユニコーンオーバーロード、ドラゴンズドグマ2、Rase of the Roninと注目作目白押しで気になってもプレイ時間がなかなか取れないのでFF14の方はイベントにちょこちょこ顔を出しているくらいしかインしてない。

それでも課金を継続しながらシーズナルイベントのミニオン、マウントをゲットしているようなプレイヤーであればLodestone国勢調査のアクティブプレイヤーにカウントされる計測方法になっているので、ゲーム内でのフレンドのイン率のような体感とはギャップがある人もいるだろう。

そういう諸々の詳細は「Lodestone国勢調査のよくある疑問」という記事にまとめてあるので参照されたし。
・アクティブキャラクターは118万、暁月キャラクターは115万

集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
  • 最大レベルが70以上(70ジャストを含まず)  OR ジョブがフリートライアルで解放できないジョブ OR FC所属
  • 前回(12/24)の調査からHP,レベル、経験値が変動している
  • 前回の調査から、ミニオン、マウント所持数が変化している
  • 前回調査では居なかった新規キャラクター
  • マウントの所持が1体以上
  • データ取得時のジョブでジャンピングポーション使用(データ取得時のメイン武器のIL390と最大レベルが70、IL530と最大レベルが80)キャラを除外
DC別暁月キャラクター数動向


アクティブキャラクター数は前回(111万)から7万増加の約118万
新規キャラクター数は前回の10万から2万減少の約8万
前回非アクティブだったのが今回アクティブになった復帰キャラクター数は前回の22万からほぼ横ばいの22万
前回からアクティブで継続しているキャラクター数は79万から8万増加の約87万
暁月開始は115万(10万増)。暁月レベルキャップ到達は91万(3万増)。暁月クリアは83万(2万増)

前回、フリートライアル範囲拡大に伴う足切り基準の見直しもあって減少も大きかったが、今回少し盛り返した形。まだ足切り基準のLv70と暁月開始のLv80の差があまりない(漆黒をプレイ中の人くらい)。

Xbox版のサービス開始はデータ集計の期間中に始まったこともありまだこの数字には表れていない。
黄金のレガシーの発売日が決まり予約の受付が開始されたことでセールやプロモーションもようやく増え始めてきた。

これまでの傾向としても漆黒発売前の時期と暁月発売前の時期は大きくプレイヤー数を伸ばした時期でもある。以前は増えすぎた新規プレイヤーにサーバーのキャパシティーが足りずにDL版の発売を一時停止したりするなどの機会損失があったが、サーバーも増強されて受け入れ態勢の方は十分だ。

ただ、十分準備した時に限って波は来なかったりするのはよくあることだ。以前ハネたのは外部要因に依るところも多いので拡張前の爆増の再現は難しいだろうが期待は持っておきたい。

・ワールド別の人口動態
ワールド別の人口動態も見てみよう。
人口動態



表は増減の大きい順にソートしている。Googleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。

今回はワールド人口平準化施策の調整が細かく入っていた。Manaの混雑指定が一時解除されたが1月ほどで再び混雑指定された。Chocoboの転入1000超はJPではなかなか見ない数字だ。Hadesの800超、Ixionの600超もなかなかで混雑再指定もなるほどな、と感じる。

今回は新規プレイヤー数の増加があまり大きくなかったためか、優遇ワールドの伸びはそれほどでもなく、北米新DCのDynamis配下のワールドもあまり伸びてはいない。
Xbox版のサービス開始や今後のプロモーションで北米DCのプレイヤー人口が伸び始めたあたりでDynamisDCへの誘導が行われるかもしれない。

以前から可能性だけは言及されていた物理データセンターをまたぐデータセンタートラベルについて、今回限定的に各地域からオセアニアへの移動だけ解禁された
公式の説明では今後起こり得る黄金のレガシーリリースに伴うDCレベルでの混雑の回避手段として使えるように今から慣らしておくのと、地域跨ぎのDCトラベルがプレイヤーコミュニティに与える影響のフィードバックを得るためとのこと。
これでオセアニアDCにある程度賑わいが出ればElementaiDCに残った同地域のプレイヤーの中にホームワールドを移す人も出てるかもしれない…という狙いもあるかもしれないが、オセアニアDCにホームワールドがあるキャラクターは他地域に出れないので現状から選択肢が減る選択をする人は多くは無いだろう。

オセアニアDCの新興を考えると、今後は全地域から集合できるオセアニアDCというポジションは残しつつ、日本DC⇔オセアニアDC、北米DC⇔欧州DCの限定的な相互トラベル解禁が次の段階にあるのではないだろうか。

新生10周年を迎えたFF14の次の10年という時間軸で考えれば、昨年11月に行ったクラウドデータセンターで南米DCの追加やそれに合わせて対応言語にスペイン語が追加される可能性もあるかもしれない。というような事を当時の日記に書いていた。

データセンタートラベルの拡張やクラウドデータセンターのテストについては、FF14のワールドとデータセンターの歴史にも追記しておいた。

・高難易度レイド踏破状況
パッチ6.57で天獄編零式の週制限が撤廃された。もうあまり言及する必要はないかもしれないが各ワールドの高難易度コンテンツをプレイするプレイヤー層の規模感を把握するデータとして更新版を残しておこう。

レイド踏破者数



前回から特に変化していることはない。
最新の高難度レイドの踏破者層が最も多いChocoboワールドでアクティブプレイヤー比が20%を少し超えたくらいでそれ以外は20%を超えたワールドは無いのでこのあたりが天井か。
ノーマルをクリアした人に対する比率で言うとJPでは30%を超えているワールドがいくつもあり、少ないところでも20%は越えている。

レイドのノーマルクリア層と零式4層クリア層の間には零式1層、2層くらいまでやるという層もいるだろうが、報酬マウントやアチーブメントで判断できないので実態調査は難しい。

・キャラクターファーストネームランキング
定期的に発表しているキャラクターファーストネームランキング。
毎回、拡張リリース前の最後の調査ネタとして発表しているので今回はちょっと早いけど、他にネタも無いのでちょっと先取りということで調べてみた。

前回、各リージョンの種族別の特徴が分かるようなランキングしたがオセアニアDCが増えたことで表がまた大きくなってしまった。

まずは女性キャラクターから見てみよう。
キャラクター名女性編

かなり大きい表なので適宜画像を拡大して見てほしい。
表の数字はキャラクターのファーストネームが多い順の順位である。
名前は全体のカウントの多い順にTOP50を表示している。
全体順位より右の数字は、その名前が各リージョン・種族での順位。
抽出に名前の重複カウントを10で足切りをしているので数字の無いところはランク外となる。
今回、全体順位よりも高いセルに色を付けた。その種族や地域で他よりも多い名前という意味だ。

初回こそAliceに譲ったが第2回以降1位をキープしているLunaが今回もトップ。
1位のYukiは日本のアウラ、エレゼン、ルガディンでは1位。
Lady xxxという名前はJPでは多くないが、NAで多い。

というように読む。
JPで種族で特徴がありそうな名前を見てみよう
エレゼンにChloeやSophia、ララフェルでSakuraやmomoあたりが多そうだ。
ヴィエラのような跡から追加された種族では他の種族の時に付けた名前を引き継ぐ人が多いためかあまり特徴っぽいものは見えにくい。


男性キャラクターを見てみよう。
キャラクター名男性編


面白いのはロスガルに特徴的に多いLeo。ラテン語でライオンの意味で手塚治虫の名作「ジャングル大帝」の主人公のライオンの名前でもある。とてもそれっぽい。
同じようにルガディンで多いのは Big xxxというキャラクター名。

Load,Sir,Mrの敬称系のファーストネームはJPではみごとにランク外。
代わりにJPで多いのはNoah,Rayなど。
NAとEUは似た傾向になることが多いが、ShinはJPとEUに多い。

Wind-upはミニオンの名前の前によく使う接頭語だが、NAやEUではララフェルの名前に付ける人が多いのが面白い。

初回の時にはKiritoやAsunaなど他IPのキャラクター名がちらほらあったが、今や全体Top50に入るレベルではないようだ。

今回の報告は以上だ。

ジョナサスレポートの統計データの方も更新しておいた。

fig1

※キャラクター年表はクリア済みメインクエストまでのネタバレが含まれるのでSNSで共有する時はご注意ください。

最近、Lodestoneのアチーブメント情報を使ったサービスを他の人も作っているようでおかげ様でジョナサスレポートの方も引き合いに出していただいてありがたい。
ジョナサスレポートは、基本的に自分のキャラクターのデータを分析するために作っていて、他のアチーブメント情報を公開しているキャラクターの分析はトラブル防止の観点からロックしている。

Lodestoneで公開されているデータなので規約的には問題ない認識で、時期が来たらロック解除も考えていたが、キャラクターの所有者本人が他の人への時限付き共有URLの発行機能を追加したら他のキャラクターのデータを分析する動機の多くが解決してしまったのでそのままにしている。

なので、アチーブメント情報を扱うサービスの動向は自分も注目して見ている。