パッチ7.3「明日への道標」のリリースが8月5日(火)と発表された。
7.0から続くトライヨラとアレクサンドリアの物語が一区切りつくということでどんな結末を迎えるのか楽しみだ。
リアルイベントではTHE PRIMALSの全国ツアーが始まった。各地のチケットは完売。日本武道館での追加公演が決まった。番長も横浜・羽田のチケットは落選して諦めていたところに日本武道館のチケットは無事購入できたので今から楽しみにしている。

前回の調査後のパッチ7.25で実装された特殊フィールド探索「クレセントアイル」。新たな成長要素のサポートジョブやフィールドで居合せたプレイヤーとの共闘要素もあり、ボス戦のCEはいろいろ新しいアイデアのギミックが採用されていて楽しかった。一方クレセントアイルでの目標となる高難易度コンテンツ「フォークタワー:力の塔」は居合せた人達で攻略するには難しく、攻略人数揃えて挑戦しようにもパーティメンバー全員が一緒のインスタンスに入る方法がなく、偶然揃うまで何度もインスタンスに入り直す、いわゆる「島ガチャ」問題が話題になり、7.3を待たずに一部に修正が入るなど運営側も対応を余儀なくされた。

7.21で追加されたコスモエクスプローラーに参加する人数も減り続けたが進捗保証が強すぎたのか参加人数が少なくても進捗が進んだので積極的にがんばる意義を見出しにくいコンテンツとなって第一弾月面の宇宙船発射基地は完成した。

こうした問題について吉田PもPLLや海外メディアのインタビューで問題を認め今後の方針について語っていた。
自分はコンテンツそのものの作りが浅くなったとは思わなかったが、コンテンツの導線、報酬設計など遊ばせ方の方にプレイヤーに楽しんでもらうよりも運営側の事情に配慮した印象が透けて見えた。その点を把握した上で今後見直していくとのことなので、そこは期待している。

ひとつ要望を上げるとしたら、クレセントアイルの攻略手帳はナレッジレベルやサポートジョブのレベル上限になると意味がなくなるので、十二都市金貨や銀貨が貰えるようにしてほしいかな。
コンテンツやっていればちょっと足しになるレベルではなく、「攻略手帳分はやっておくか」とコンテンツに行く動機になるレベルで、急がずコツコツ続ければ、いずれ強くなれる程度の報酬が欲しい。
クレセントアイルに限らず、攻略手帳の週制限報酬はもっと各コンテンツに手を出すきっかけになるくらいの強化はほしい。

それでは、パッチ7.2の終盤でのプレイヤー動向をLodestone国勢調査で見てみよう。

画面イメージ
ワールド別統計とはLodestoneのキャラクター情報を収集・分析して、ワールド毎のプレイヤー動向を様々な角度で掘り下げるLodestone国勢調査の集大成だ。
前回の更新はパッチ7.25リリース直前の5月25日。そこから2か月弱での期間の中でキャラクターデータに変化のあったものをアクティブキャラクターとして集計している。

今回新たにフェイスアクセサリーの情報とクレセントアイルの情報を収集するようにした。
フェイスアクセサリーの情報は以前から存在したがあまり重要と思っていなかったので対応していなかった。前回至天の座アルカディア・クルーザー級ノーマル4層のクリア判定に必要なことに集計後に気が付いて今回の収集で対応した。
クレセントアイルのナレッジレベルとサポートジョブは7.25からの要素になるが、レベル100カンスト後でもプレイヤーがゲーム内で活動が確認できる観測要素として今後活用していきたい。
今回は、ナレッジレベルが0より大きいものはアクティブキャラクターと判定している。今後は前回のナレッジレベルやサポートジョブのレベル・経験値獲得量の変化を見てアクティブキャラクターの判定に用いる予定だ。

その他キャラクターデータの収集方法は「Lodestone国勢調査のよくある疑問」にまとめている。
アクティブキャラクターは88万、黄金キャラクターは76万
集計対象のベースとなるアクティブキャラクターの判定基準は以下の通り。
  • 最大レベルが70以上(70ジャストを含まず)  OR ジョブがフリートライアルで解放できないジョブ OR FC所属
  • 前回(5/25)の調査からHP,レベル、経験値、ナレッジレベルが変動している
  • 前回の調査から、ミニオン、マウント所持数が変化している
  • 前回調査では居なかった新規キャラクター
  • Lodestoneのプロフィール、ミニオン、マウントを全体公開しているキャラクター
  • マウントの所持が1体以上
  • データ取得時のジョブでジャンピングポーション使用(データ取得時のメイン武器のIL390と最大レベルが70、IL530と最大レベルが80、IL660と最大レベルが90)キャラを除外
DC別暁月キャラクター数動向


アクティブキャラクター数は前回(95万)から7万減少の約88万
新規キャラクター数は前回の5万からほぼ横ばいで約5万
前回非アクティブだったのが今回アクティブになった復帰キャラクター数は前回の15万から3万減少の約12万
前回からアクティブで継続しているキャラクター数は74万から4万減少の約70万
黄金開始は76万。黄金レベルキャップ到達は63万。黄金クリアは57万
黄金のレガシー予約特典のマメット・ジタンの所持キャラクター数は前回の73万から6万減少の約67万。
黄金のレガシーコレクターエディションの特典のマメット・ガーネットの所持キャラクター数は前回から3万減少して40万

黄金のレガシーリリース後からの減少傾向が続いていてまだ底が見えない。
7.25の新コンテンツ「クレセントアイル」も評価はいろいろ言われているが、少なくともプレイしていればナレッジレベルはあがりアクティブキャラクター判定には乗るはずだ。なので評価以前にプレイを再開しようというような動機になるような訴求力は無かったのかと思われる。

長期的なトレンドを確認するためにアチーブメントのデータで推移を見てみよう。

アチーブメント公開キャラクター数の推移
アクティブキャラクター数の推移を見る際、Lodestone国勢調査はフリートライアルの拡張などでアクティブキャラクター判定の内容を変えたりしているので一貫した比較は難しい。

その代わりアチーブメント公開キャラクター限定で、四半期ごとの活動状況を四半期単位でその時期のアチーブメントの有無で調査したのが下記の「アチーブメント公開キャラクターの活動推移」だ。
アチーブメントキャsラクター数の推移
  • 新規はその時期に最初のアチーブメントが記録されたキャラクター数
  • 最終はその時期より後のアチーブメントが確認できなかったキャラクター数
  • 継続はその時期にアチーブメントが確認できたキャラクターから新規、最終を除いたもの。ただし、その時期内で同じキャラクターが新規・最終にカウントされている場合は継続から2重に引かれてしまので+1をしている。
  • レガシーキャラクターは、新生後にログインしないとLodestoneにデータが作られないので旧FF14期間中での最終アチーブメントは確認できない。
2025Q2(4月~6月)は前回かなり落ち込みを見せていたが期間がまだ途中だった分が今回足されて減り方がややマイルドになった。
今回のデータの期間である2025Q3(7月~9月)はまだ始まったばかりなのでグラフには記載していない。
とはいえ、まだ減少の底打ち感はないので今後もしばらく減少傾向は続きそうだ。

ワールド別の人口動態
ワールド別の人口動態も見てみよう。
人口動態


表は増減の大きい順にソートしている。Googleのスプレッドシート版にシートを追加する形で公開しているので、気になる人はいろんな切り口で見て欲しい。

引き続き全体が減少傾向なので増減でもマイナスのワールドが多い。
北米のDynamisデータセンターはワールド間人口平均化施策が効いているのか増減でプラス。
代わりに北米の混雑ワールドが増減数で下位になっている。

・至天の座アルカディア・クルーザー級零式の踏破状況
パッチ7.2で実装された高難易度レイドコンテンツの至天の座アルカディア・クルーザー級。
前回は4層ノーマルの踏破判定に使えるフェイスアクセサリーをデータ収集していなかったが、今回は収集したのでノーマルの踏破者数、ノーマル踏破者中の零式踏破者数の比などを見てみよう。

レイド踏破者数
比較的難易度が高いと言われているクルーザー級零式4層だが、S/N比で見るとManaはノーマル踏破者の4割弱が零式クリアしている。
ライトヘビー級の同じ時期では5割弱だったので数字の上からも難易度の差が推察できる。

ただ、S/N比で4割近くなっているのはManaだからで、他のJPデータセンターでは2から3割、NAやEUでは高いところで2割強でだいたいは1割台といったところだ。

アチーブメント情報での難易度比較については、今回はクレセントアイルのフォークタワーがあるのでそちらでまとめてみてみよう。

・クレセントアイル
パッチ7.25から実装された特殊フィールド探索のクレセントアイル。
特殊フィールド内の強化要素としてナレッジレベル以外にもサポートジョブが追加され、他のコンテンツではできない戦闘体験ができる。
通常のジョブとしては追加しにくかった風水師や薬師などかつてのFFの人気ジョブもサポートジョブとして個性を出している。
ワールド別統計でもクレセントアイルの情報を追加したのでちょっと見てみよう。
下記はJPリージョンのナレッジレベルの分布だ。

クレセントアイル1

ナレッジレベルが0のキャラクターはクレセントアイルのコンテンツ自体を開放していないキャラクターと解釈することができる。52.6%が未開放で、47.4%が挑戦し、29.4%がナレッジレベルのレベルキャップまで到達している。
ナレッジレベルは特にレベリングをがんばらなくても上げやすく、クレセントアイルのストーリーを進める上で必要なので現在のレベルキャップ20に到達するのは難しくない。

レベリングが大変なのはサポートジョブの方だ。
下の表はサポートジョブのレベリングでそれぞれのレベルキャップ到達(マスター)したサポートジョブの数別のキャラクター分布と、各サポートジョブを開放しているキャラクター数、マスターになっているキャラクターの数だ。
クレセントアイル2
サポートジョブのマスターで一番多いのは、どのジョブもマスターに到達してない(=0)のキャラクター。次いでマスターが1個、2個と続くが、その次が現状実装しているサポートジョブ12個をマスターしているキャラクターだ。

サポートジョブ別にみると、初期で選択できるナイト、モンク、吟遊詩人。その分マスターまで上げているキャラクターは比較的少なめ。十二都市金貨のレベリングでよく使われる砲撃士はマスター率高めだ。

・フォークタワー:力の塔
クレセントアイルのコンテンツで注目されているのは最大48人で挑む高難易度コンテンツのフォークタワー:力の塔だ。
フォークタワー:力の塔はコンテンツの内容以上に突入方法の問題で批判されパッチ7.3を待たずに一部修正された。
パッチ7.3では上記の修正以外では特にコンテンツ追加の予定はなさそうなので、サポートジョブの追加などでの緩和は無いと思われる。
フォークタワー:力の塔に挑み易くなることでどれだけ踏破者が増えるか気になるが、その前に現状どうなっているのか見てみよう。

高難易度レイド踏破日数

表はJPのワールドでアチーブメント情報を公開しているキャラクターのデータだ。
高難易度コンテンツの難易度比較としては、コンテンツのリリースパッチ内の達成率の他に、アチーブメント集計でのコンテンツ早期クリアの1位、10位、20位・・・100位、500位、1000位の人が何日でクリアしているかで表現している。
JP以外のリージョンやデータセンター単位での集計を見たい方はGoogleスプレッドシートの方を参照してほしい。

前回言及したクルーザー級零式4層は前回の30.5%から36.3%に上がっている。今でもリリースパッチ内なのでまだもう少し上がるかもしれない。

そして今回のフォークタワー:力の塔の現状での踏破率は8.7%。グンヒルド・ディルーブラムの7.9%よりは高いが、踏破日数で見ると1位から200位くらいまでは倍近くフォークタワーの方が日数が掛かっている。7/3の緩和でクリア者数が増えたのか。
フォークタワ―踏破者数

グラフはフォークタワー:力の塔の初回踏破アチーブメント達成日ごとに踏破キャラクター数を累計にしたものである。あくまでアチーブメント公開キャラクターの中でのデータであることに留意されたし。

赤い線がアップデートがあった7/3。そこから加速度的に増えたかというとそこまでは読み取れなかった。突入し易くなったこと自体は間違いなく良い事で、繰り返し挑戦する人も増えたことは想像に難くないが、コンテンツのクリア数はLodestoneから分からないので、今のところわかるのはこのくらいということでご理解いただきたい。


・Lodestoneのキャラクター情報非公開は増えたのか
FF14のプレイヤーコミュニティでは、プレイヤー有志で冒険に役立つツールや、自キャラの魅力を表現したりするツールを作っている人達がいる。ゲームのクライアントやゲームサーバーとの通信に干渉するようなものは規約違反として禁止されているが、ゲームクライアントとは独立したスクリーンショットを加工してキャラクターカードを作成したりするのは著作物利用条件に反していなければ問題ない。
The Lodestoneの公開情報を利用するものについても基本的には問題ないとフォーラムで公式から回答があった
このLodestone国勢調査のワールド別統計や本サイトの右側にある「自作ツール類」にあるものは上記ルールの範囲内で作成したものだ。

そんなプレイヤー有志で作ったツールの一つでThe Lodestoneのキャラクター情報を使ったツールが炎上し1日で公開中止するという出来事があった。
自分も本事案について認識していたが、実際のツールを見る前にクローズしてしまって実物を見ていない。ツールの何が問題だったかなんて聞いた話をベースに憶測で語れるものでもないが、当事者が本事案についての反省を綴った記事があったので、基本的にはその内容をベースに言及させていただく。

問題のツール自体の話は置いておくとして、Lodestone国勢調査に関係ありそうな部分としては、Lodestoneのキャラクター情報を勝手に使われることを嫌ったプレイヤーがLodestoneのキャラクター情報の公開をやめてしまうプレイヤーが増えることでアクティブキャラクターの数字に影響がでるのではないか、という点にある。
公開停止といっても完全に非公開にする必要はなく、フレンドやFCメンバー限定など自分に関係する人は見れる状態でも、データ収集をするクローラーというプログラム的には非公開という扱いになる。

プロフィール非公開のキャラクターの中で休止しているか活動しているのか(アクティブなのか)分からない以上、Lodestone国勢調査では全て非アクティブとして扱っている。

実際には活動しているキャラクターの情報がプロフィールの非公開化で見れなくなる事の影響があるかないかの1-0で言えばあるとしか言えないが、実用的には非公開にする人が50%なのか10%なのか1%なのか分かっていればその分割り引いて考えられれば十分だ。元々、正確にログイン数を測るようなことができない故の代替手段なのだから。

ということで、初めてthe Lodestoneにプロフィール非公開の機能が実装されたタイミングで、導入以前にアクティブだったキャラクターの内どのくらいが非公開にしたかを調査した結果、JPで3%,JP以外で0.3%だった。詳しくはLodestone国勢調査のよくある質問に記載している。

一度非公開になったキャラクターがその後アクティブに活動しているか休止・引退しているかは分からない。しかし前回の調査でアクティブだったキャラクターが今回非公開になる場合だけは調査対象期間にLodestoneにログインして設定を変更したということで「アクティブだけど非公開にした」と判断することができる。

ということで前回アクティブだったキャラクターの中で今回の調査でプロフィール情報を非公開にしたキャラクターがどのくらいいるか調査した。

JPで前回アクティブだったキャラクターで今回非アクティブになったキャラクターは69203。
その内、今回プロフィール情報が非公開になっていたキャラクターは467
つまり今回非アクティブになったキャラクター数の中で実際には休止(キャラクター情報に変動なし)ではなくプロフィール情報非公開によるものだったのは0.67%ということになる。

5/25の調査と3/16の調査で同様の数字を出してみたが、JPで非アクティブになった68847に対して非公開化は264。割合にして0.38%。
毎回一定数は非公開化する中で前回よりは増えているのは今回の件の影響のためかもしれないが休止全体に対する割合としては上記の通り。


今回の更新は以上だ。
先日のPLLで吉田Pからコンテンツ設計の考え方を改め、一つのコンテンツをカジュアル向け、ハードコア向けと色付けするのではなく、なるべく多くの人が楽しめるようなやり方を模索していくということでその第一弾としてパッチ7.35でプレイヤー側で難易度を調整できるコンテンツ「詩想エミネントグリーフ討滅戦」をリリースするとのことなので期待したい。

クレセントアイルのフォークタワー:力の塔にノーマル難易度が実装されなかったこと、7.3に絶が実装されないことはバトルコンテンツの開発体制のリソースの問題であることを吉田Pは以前のインタビューで語っていた。
7.35で実装される「詩想エミネントグリーフ討滅戦」は供物をMax捧げることで絶並のギミックになるとのこと。ただ、ディーブダンジョンは既存の装備レベルに関係なくDD内での武器・防具の強化レベルに依存するので、DDの一部である「詩想エミネントグリーフ討滅戦」もパッチ7.2のクルーザー級零式で強化した装備は意味がないことになる。

奇数パッチごとに絶並みのコンテンツを実装するのが開発体制的に難しいことは絶竜詩戦争の実装が延期された頃から言われていた。
だが、ハードコア層のプレイヤー側の理想としては偶数パッチで更新した装備を活かせるコンテンツが奇数パッチで実装されるというサイクルであることは分かっていると思う。
毎回、奇数パッチには更新した装備を活かすコンテンツが来ることが信じられる状態と、来るか来ないか分からずに期待が叶わない状況を何度か経験すると装備更新を頑張ろうという気持ちも薄れてしまう。

それができない事情が色々あるのは理解できるが、将来的にそれができる体制を作ろうと思っているのかどうなのか見えないのがもどかしい。

旧FF14からプレイしていたレガシープレイヤーの自分は期待して裏切られると辛いから期待しないであるもので楽しむというスタイルが染みついてしまっているが、新生FF14は蒼天から紅蓮、漆黒、暁月と毎回、期待を越えてくれたと感じる部分が多かった。
その結果としてプレイヤーが増えた中で黄金のレガシー以降でプレイヤーが期待を裏切られたと感じる体験が重なってしまうと最後に残るは自分のような運営に過度に期待しない層だけになってしまう。
「MMORPGとは未来に期待しつつ、今を楽しむもの」
かつて吉田Pがメディアのインタビューで語ったその言葉、期待される方にとってはとても重い言葉なんだな、と今になって感じる。

ぜひ頑張ってほしい。


ジョナサスレポートの統計データの方も更新しておいたのでよろしく。

FF14 Lodestone ジョナサスレポート

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※キャラクター年表はクリア済みメインクエストまでのネタバレが含まれるのでSNSで共有する時はご注意ください。