FF14の歴史

FF14ハウジング史【随時更新】

かつて吉田PがMMORPGの発展に欠かせない3つの軸としていたのがモンスターと戦うPvEコンテンツ,プレイヤー同士で戦うPvPコンテンツ,そしてハウジングに代表される生活系コンテンツである。

新生FF14がリリースされて1つめの大型パッチのパッチ2.1からハウジングが実装されてから9年近く経ち、今だハウジングをしたいプレイヤーに対してゲーム内の土地が足りてない人気コンテンツである。

FF14におけるハウジングの土地問題は、単に1コンテンツの問題ではなく限られたリソースを巡るワールド間の人口や経済格差の問題や資産を持ったベテランと新規の格差の問題、RMTや転売などの問題と様々な要素が絡んでいる。

それに対応するため様々な施策や機能、仕様変更が繰り返されてきた。
ハウジングの土地購入についての仕様は公式のプレイガイドがあるのでそちらを見てもらえば分かると思う。
ただ、「なんで〇〇という仕様になっていないんだ」みたいな疑問を持つ人は居ると思うし、そこには今に至るまでハウジングに関する様々な検討や仕様変更の変遷がある。

だから現行のハウジングの仕様で問題ないのだ、仕方が無いんだというつもりもない。不便だと思う事、不公平だと思う事など意見は意見として大切だ。ただ過去の経緯は知っておくとより有意義な議論ができる類の情報だと思うので、FF14のハウジングの歴史としてまとめてみようと思う。

※本日記は2020年8月30日にLodestoneに投稿した「FF14ハウジング史」が文字数制限のため新しい情報を書き込めなくなったので本ブログに転載し内容を加筆したものである。
今後ハウジング関連の機能変更があった場合にも本記事を随時アップデートさせていく。

また、ハウジング史のまとめ日記に合わせて書いた「FF14ハウジングのよくある疑問」はコメント欄を閉鎖している等ブログでは代替できないし、文字数にもまだ余裕があるのでLodestoneでの運用を継続していく。




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【旧から数えて】Lodestone旧生祭【13周年】

2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから本日で丸13年。
記念すべき日であるのだが、公式的には新生版のリリース日の2013年8月27日をアニバーサリーとしている。そして今年は新生10周年として公式でさまざまなイベントやタイアップを行っている。


番長もこの10年を一気に振り返る「新生10周年+3年のFF14年代解説」を投稿。お祭りは乗っかってナンボなのでいろいろ便乗して情報発信していた。
FF14年代解説


そして毎年の旧FF14のリリース記念日にはこの1年の振り返りを「Lodestone旧生祭」として旧FF14を生きたレガシープレイヤーの一人としてひっそりとお祝いしている。

毎年、つまり13回目の振り返りだ。
過去の振り返りは下記の通り。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【7周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【8周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【9周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【10周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【11周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【12周年】

旧FF14のリリース記念日なのだから旧FF14の思い出を語るのがアニバーサリーとしての筋かもしれないが、過去の話は一度やると翌年ネタが増えることもないので毎年やる周年ネタとしては不向き。
旧FF14の話は「旧FF14の年代解説」として以前にまとめたのでそちらを参照されたし。
レガシー年表


さて、FF14のこの1年を振り返る前に、この1年のFFシリーズの話題にも触れておこう。

まずは何と言っても吉田P率いる第3開発事業本部がFF14と平行してひそかに開発していて、ようやく今年に世に送り出したFF16の話題に触れないわけにはいかない。

2023年6月22日にPS5専用タイトルとしてリリースされたFF16。
2月の各メディアの試遊レポート解禁から徐々に情報がで始め、4月のソニー公式のState of Playの枠をFF16独占で開発者の吉田Pが頭からお尻まで一人で喋って紹介。その後海外のメディアツアーで露出量を増やしながら6月12日にロサンゼルスでプレローンチイベントを行い、その日に体験版を公開。
体験版として完璧な"引き"で期待度はMAX。
6月17日に発売直前のスペシャル生放送。体験版のフィードバックへの回答に丁寧に応えるいつものPLLのスタイルで丁寧にフォローしていた。

そしてゲーム本編の発売。
大迫力の召喚獣戦、アクションからシームレスに繋がるカットシーン、難しすぎずカッコいい戦闘アクション、物語への没入感をサポートする様々な機能など非常に快適で丁寧に作り上げた作品だった。
予算やスケジュールの都合で尻切れになることもデバッグ不足でリリースされることもなかったのは流石はFF14を長年開発・運営をし続けてきた第三開発事業本部という出来。

一方、一番のウリにしていたストーリーや構成は賛否が分かれた。
ストーリーへの没入感を優先して従来のRPGっぽい装備や仲間の育成要素や1週目のバトルの難易度などかなり割り切った作りになっているので、ストーリーに没入できなかった人にとっては面白いと感じる要素の少ない作品になってしまった。

批判的な人の目線で見てもゲームの評価は凡作止まりだったので、話題としてはPS5専売で初週300万本はビジネスとして成功したのか失敗したのかという点が取りざたされた。
直近の決算の内容も7年かけた開発費や低調なモバイル事業やMMO事業をFF16の発売初週の売上でひっくり返せるものではなく大幅な減収になってしまった。

とはいえ、今後売れた分は利益になるので他のプラットフォーム展開やDLCコンテンツなど長く売れ続けるための施策に期待しよう。

FF16のためにPS5も一緒に買った自分としてはゲーム本編は楽しめたし、Lodestoneの日記のネタとしてもかなり擦らせてもらった分も含めて非常に思い出深い作品になった。


そしてこちらも長く開発が続いているFF7リメイク。
全3部作の第一作がリリースされたのが2020年。そこから4年を経て第2部にあたるFF7リバースの発売日が2024年2月29日と発表された。
FF7リバースはPS5専用タイトルだが、FF7リメイクが既にPC版も出ているし先日スクエニがXboxとの提携強化も発表したのでマルチプラットフォーム展開はいずれ行うだろう。
ただ、FF7リバースを、リリース時の盛り上がりも含めて最初に楽しめるのはPS5ユーザーである。

FF16のために買ったPS5だが、買った以上はその恩恵を十分に堪能させてもらうつもりだ。

備忘としてFF14の実写版ドラマの件はこの1年も続報はなかった。

ということでここからFF14この1年の振り返り。
毎度の語り部として、旧Lodestoneの化身であるロドストさんにご登場願うとしよう。続きを読む

新生10周年+3年のFF14年代解説

新生10周年、おめでとうございます。

この記事が公開されている頃は #PlayersVoiceProject10周年 の番長のメッセージが公開されている頃だろう。
Players Voice Projectとは旧FF14の時代からブログやLodestoneでコミュニティ活動をしているプレイヤーを繋ぐ活動をしていたみいなさんによる毎年恒例のイベントだ。
プレイヤーコミュニティで活動をしているプレイヤーに声を掛けて新生FF14リリース記念日に開発スタッフに感謝のメッセージを送るという活動だ。


番長は公開情報をソースにプレイヤー動向の調査をプレイヤー目線で語る活動をしている。その内容に開発運営に対しての忖度を疑われるのは面白くないので普段は開発運営側とは意識的に距離は取っているのだけど、毎年このプロジェクトだけは開発スタッフに向けたメッセージをみいなさんに預かってもらっている。

そして何と言っても今回は新生10周年のアニバーサリーある。

預かってもらったメッセージは毎年のようにこの1年間FF14で自分が嬉しかったことを伝えているだけなのだが、折角の10周年それでもいいのかなという思いもあり番長なりにこの10年を振り返った思いをPlayers Voice Projectでの自分のメッセージ公開と併せて公開しようと思った次第。

題して「新生10周年+3年のFF14年代解説」


かつて旧FF14のリリースから10周年の時に「旧FF14の年代解説」という記事を書いた。
巷で語られている旧FF14は、語っている時期によってがらっと印象が変わるので知らない人が聞いたら「旧FF14って結局どんなゲームだったのか」分かりにくいなと思って一発で伝わるシートにまとめたものだ。
レガシー年表

今回は新生10周年なのでこの新生版を作ろうと考えたわけだ。
「FF14とはどんなゲームだったのか」をざくっと伝えるシート。

まずはFF14のこれまでのキャラクター人口の推移を見てみよう。

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FF14のワールドとデータセンターの歴史【随時更新】

FF14のワールドは2022年1月15日現在いくつあるかご存じだろうか
日本DCが32,北米DCが24,欧州DCが12。計68ワールドだ。

2021年のデジタルファンフェスでオセアニアデータセンターの新設が発表された。
その実施日が2022年1月25日と発表され、同時に既存の日本、北米、欧州データセンターの拡張予定について発表された
その中で日本データセンターへの論理データセンターの新設とワールドリグループが発表された。

2010年のサービス開始からここに至るまで、FF14のワールド・データセンターの変遷はユーザーコミュニティに様々な影響を及ぼしてきた。FF14にはワールドの統合、リグループによるプレイヤーコミュニティの分断や融合を経験してきた人と、そういう体験をしてこなかった人が居る。なにか議論が起こった時にその体験の差を少しでも埋めることに役立てば、とワールドやデータセンターの変遷をまとめておこうと思う。
本件のオリジナルは2021年7月4日にLodestoneの日記に書いたFF14のワールドとデータセンターの歴史である。
文字数制限が来て新しいトピックが来ても追記できなくなったのでブログの方に移設した。
こちらで新たしいトピックは随時フォローしていくつもりだ。

■用語の整理
【ワールド】
FF14は「MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)」というジャンルに分類されるゲームである。その多人数が同じ世界を共有する単位がワールド。
プレイヤー的にはFF14の全プレイヤーが同じワールドで遊べるのが理想だ。FF14のプレイヤーならこの仮想世界のどこかで繋がっている…。アニメや漫画、小説などで語られるオンラインゲームの世界はそんな感じだが、実際にはサーバー性能や物理的な距離による回線の遅延などで快適なプレイ環境を提供するために1ワールドの収容人数を定めて、それがプレイヤーコミュニティの単位として扱われる。プレイヤー数の増化にはワールドの追加という手段で対応する。

このコミュニティ単位はプレイヤー同士の会話では"サーバー"と呼ばれることが多い。他のゲームではサーバーと呼ばれることが多いためだ。厳密には1ワールドのサービスは複数のサーバーマシンで構成されているし、ゲームの処理もPCやPS4などにインストールして動作するクライアント側の処理とサーバー側での処理が分かれている等、技術用語としての"サーバー"とコミュニティ単位の呼称としての"サーバー"は異なる。

FF14の公式なテキストにおいて、ワールドのことを指して"サーバー"と呼称したことは私の記憶の中では無い。あくまでプレイヤー間の非公式な用語である。サーバーのスラングとしての「鯖」も同様。自分はゲーム内の会話は別にして、Lodestone国勢調査やこうした文書ではワールドを指して"サーバー"と呼ばないように心がけている。


【物理データセンター】
FF14のサービスを提供しているサーバー群を収容する建物または単位。
現在は日本、北米、欧州、オセアニアの4つ。
プレイヤーにとって、物理的に距離のある地域にある物理データセンターにあるサーバーに接続することは回線の遅延の原因となりプレイフィールに影響する。なのでグローバルにサービスを提供するのであれば各地に物理データセンターがあることが望ましい。
ただ、物理データセンターの運営には人もコストもかかるのでそれなりの規模のプレイヤー数が期待できる地域でないと設置は難しいだろう。

旧FF14の開始当初は日本データセンターだけだったが、新生にあたり北米/欧州データセンターが追加。
2013年12月のパッチ2.1で正式追加された論理データセンターで欧州推奨のChaosが作られたが、地域的には北米の東海岸にあるモントリオールにあり、実際に欧州地域に物理データセンターが追加されたのは2019年4月。
北米データセンターは後に西海岸のカルフォルニアに移設された。
2022年1月にオセアニアデータセンターが追加された。所属のワールドは全て新規追加である。

【論理データセンター】
コンテンツなどのマッチング単位として複数のワールドをまとめたもの。
当初は(マッチングの)グループと呼ばれていたが、2.1から"データセンター"に呼称を変更。

※技術用語としてのデータセンターは物理データセンターを指すが、運営がマッチンググループの"呼称"としてデータセンターを選んだのは個人的には説明がややこしくなるので歓迎しなかった。
技術的な正確さより一般的なイメージに呼称を寄せるのは非公式だけでなく公式もやっているということだ。

ワールドを跨いでプレイヤーが出会うのは当初はコンテンツファインダーでの自動マッチングだけだったが、2017年1月のクロスワールドパーティ募集が追加され、2019年4月のワールド間テレポでプレイヤーは同じ論理データセンター内のワールドを自由に行き来できるようなった。
そして、2022年7月に論理データセンター間を行き来できるデータセンタートラベルが実装され、物理データセンター内でのコミュニティの壁はほぼホームワールド/データセンターとアウェイの利便性の差くらいになった。
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【旧から数えて】Lodestone旧生祭【12周年】

2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸12年。来年には新生して10周年を迎える。
長い時間を掛けて紡がれてきたストーリーが昨年12月に発売された最新の拡張パック「暁月のフィナーレ」で決着がついた。

ここで光の戦士の冒険も終わりなのか・・・。

否。その先の10年を見据えて新たに歩き出したFF14。
そんな1年の振り返りを旧FF14がリリースされた9月30日くらいに行っているのがLodestone旧生祭
これまで11年分積み重ねた振り返り日記がこちら

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【7周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【8周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【9周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【10周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【11周年】

ストーリーが紡いだ12年もあればプレイヤーが紡いできた12年もある。Lodestone旧生祭はそうしたプレイヤー史の記録だ。

12年目の振り返りをする前にこの1年のFFシリーズの話題についても触れていこう。
当時どういうニュースがあってFF14プレイヤーの間で話題になったな、と振り返ると面白いものなのだ。

まずは吉田Pがプロデューサーを務め、NQひろしでお馴染みの高井氏をディレクターとして開発が進んでいる『ファイナルファンタジー16』
2022年6月3日、プレイステーションの最新情報を伝える動画番組“State of Play”にてFF16の発売日が2023年夏と発表された。

PLLとかでちょいちょい漏れてくる話ではもう通しプレイは出来ているとかで発売は早いのかな?とも思ったが、QAやバランス調整、全世界に流通させるためのパッケージ生産とかいろいろあるのだろう。
FF16のこれまでの発表内容とそこから伺える開発進捗については日記にまとめているので気になる人は参照されたし。

まだプロモーションを始める気配がないので次回のLodestone旧生祭の頃には自分がFF16をプレイ済みであるということが想像できないけどね。

2020年にリリースされたFF7リメイク。3部作の第2弾の続報が待たれていたがついに発表された

発売日はNext Winter。つまり2023年12月から2024年の2月あたりということになる。

その繋ぎとしてか、2007年にPSP向けに発売されたクライシスコアFF7をリマスターしたクライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン。発売日は今年の12月だ。
FF7の前日譚。クラウドはまだ一般兵で本作の主人公はザックス。ミッドガルのソルジャーのセフィロスの話とのことだが自分はオリジナルはFF7も含めて未プレイなので全部が新鮮な状態でプレイできるだろう。
東京ゲームショーでの試遊レポートではFF7リメイクをプレイ後でも違和感のないレベルのグラフィックとカットシーンにはオリジナルにはなかったボイスも入っているとのことで楽しみだ。


覚えている人も少ないだろうFF14の実写版ドラマの件は一昨年の脚本家のコロナ過で遅延しているというツイート以降は音沙汰がない。とりあえず中止の報告があるまでは情報は追って行こうと思っている。

ということでここからFF14この1年の振り返りの語り部として、旧Lodestoneの化身であるロドストさんにご登場願うとしよう。続きを読む

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【11周年】

2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸11年。
昨年は記念すべき10周年だったけど、FF14の歴史はそこで終わることなく物語は続いていく。
旧から続いてきたハイデリンとゾディアークの物語も来月発売予定の拡張パック「暁月のフィナーレ」で一旦完結するということで、いまからとても楽しみでならない。

公式がゲーム内で新生FF14のリリース日に合わせて新生祭を行っているように、レガシープレイヤーたる自分が毎年この時期に1年間のFF14の出来事を振り返っている。

旧からの最初の3年はLodestoneの周年を祝う連載だったけど、4年目からLodestone旧生祭と銘打っている。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【7周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【8周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【9周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【10周年】

1年分の振り返りが10年あれば10年の振り返りになる。そしてそれはFF14最初期からプレイしているプレイヤーが記したFF14の歴史という史料になる。
今後FF14がどういうゲームだったかを語る上できっと誰かの役に立つものになるだろう。
そういう気持ちで11年目のFF14を綴っていこうと思う。

と、その前にこの1年のFFシリーズの話題についても触れていこう。
これもこれで当時どういうニュースがあってFF14プレイヤーの間で話題になったな、と振り返ると面白いものなのだ。

ちょうど一年くらい前2020年9月のPlaystationショウケースで発表された次期ナンバリングタイトル『ファイナルファンタジー16』
新作の発表以上に、プロデューサーがFF14 プロデューサー兼ディレクターの吉田P、ディレクターがFF14のアシスタントディレクターをしていた高井D(愛称NQひろし)というのがFF14界隈をざわつかせた。そこから1年。いまだ最新映像が発表時のトレイラーでこの1年公式からの続報が聞かれなかった状態。
とはいえ、FF16プロデューサーの吉田PはFF14がらみで露出するので、毎回なにか情報を引き出そうとがんばってくれるのがニーアのヨコオタロウ氏。FF14のコラボコンテンツのゲストクリエイターとして呼ばれてくる度にブッ込んでその度にゲームメディアでニュースになるというお約束が繰り返されてきた1年だった。そしてその志はFFシリーズ産みの親である坂口氏にも受け継がれて
というのがFF16の情報。

昨年リリースされたFF7リメイクは分作の第1作ということで第2作のリリースは何時なのか!?と心待ちしているがこの1年で発表はなし。その代わりFF14RをPS5向けに移植し、ユフィが登場する追加コンテンツと合わせて2月26日にプレイステーションの公式番組で発表され、6月10日に発売されたのが『FFVII リメイク インターグレード』。
PS4版ユーザーにはPS4版のDLCは無いが、PS5を持っていれば100円でセーブデータ引き継ぎ可のアップルグレードが可能で追加コンテンツは2178円でDLCとして購入可能という。フルプライスで買い直しの完全版商法ではないのでご安心を。PS5自体未だに購入が難しい状況だがさすがにFF16やFF7R第2弾が発売されるまでには予約なしで買える状況になるだろうし、PS5が買えた時についでにFF7Rの復習がてらやってみようかな、と。
FF7Rシリーズではこのほかに2タイトルが発表されたがスマホ版なので割愛。
スマホのタイトルまでFFシリーズの話題を拡げると際限ないので。

・・・と言いつつ例外的に動向を追っていたFF11リブート
昨年12月に非公式ながら開発中止が伝えられ、2月に開発元のネクソンの投資家向けイベントの質問に回答する形で公式に開発中止であることが発表された
2015年の発表の時は2016年リリース予定だったがそこから紆余曲折があって6年目での開発中止発表。
開発に6年間かかった超大作…ではなく開発方針の転換が何度もありながらリリースを目指しながらコロナ過での共同開発体制の構築に難航、プロジェクトは中止となった模様。

新作MMOの発表で期待されつつ開発がキャンセルされたというのは他社事例ではWoW開発元のBlizzardが開発していた『Titan』やMMORPGの草分け的存在EverQuest Nextの続編『EverQuest Next』が記憶に残る。
続編がリリースにこぎつけたとしても成功が約束されるわけではないということはラグナロクオンライン2や、なにより旧FF14のローンチ時代の評価が物語っている。

そういう意味でもFF14の新生というのはみんなが無理だと思うことをやってのけたということだ。
吉田P自身も今新作MMORPGを作ることを考えるとここまで積み上げたFF14と比較されるのでしんどいと言っていた。新生を成し遂げた本人をもってしても再現性があるものではない。

当初『ファイナルファンタジー ヴェルサス13』としての発表されてから発売まで10年掛かったFF15も、実質的な開発期間はゲームエンジンの変更などでほぼ作り直してから3年半しかなかったと言われている

開発方針を大幅に変更しなければいけない状況というのは、そのままプロジェクト中止の理由になるし、新生FF14もFF15も本当にリリースされたことが奇跡的なことなのだな、と。

で、FF16ではそんな奇跡が必要とされる状況にならないように、地獄を見て来た吉田Pがプロデューサーをしてるのでまぁ大丈夫だろうと。
シナリオの評判の悪いゲームというのは、シナリオを書いた人の問題であるケース以外に、開発期間の都合によるしわ寄せがシナリオに行ってしまった結果、打ち切り漫画のラストの展開みたいになるケースも多いと思う。吉田PならちゃんとFF16の物語を描き切ってくれるだろうという期待と信頼があるのだ。

ということで1記事分くらい話が脱線してしまったがここからFF14この1年の振り返りの語り部として、旧Lodestoneの化身であるロドストさんにご登場願うとしよう。
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【旧から数えて】Lodestone旧生祭【10周年】

2010年9月30日
Final Fantasy XIV 正式サービス開始
FFXIVタイトルロゴ_1-03
あれから10年。
2020年9月30日の本日、FF14は(旧から数えて)10周年を迎えることになった。
この1年の振り返り日記も今回で10回目。その過去の歩みはこちらから・・・

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【7周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【8周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【9周年】

そしてFF14はこれから11年目に入ることになる。

FF14のこの1年を振り返る前にこの1年のFFシリーズの話題を見てみよう。

まずなんといっても2020年3月2日に発売したFinalFantasy7 Remake。
2015年のE3で人喰い大鷲のトリコ、シェンムー3の大型タイトルのトリで発表され、その時の海外ファンの熱狂の凄さはリアクション動画を何度も観てしまうほどすごかった。
それから5年。ようやく発売された本編は分作ということに批判はあるものの十分ファンの期待に応える映像と作りこみのクオリティだったのではないだろうか。
サターン派だった番長はオリジナルのPS1のFF7自体プレイしたことがなかったので新鮮な気持ちでプレイできたが、オリジナル版をプレイした人にとっては細かいところの再現度が高く、オリジナルとの比較動画もよく上がっていたのを観た。

かつての名作のリメイクと言えば、リメイクとはちょっと違うがファイナルファンタジー・クリスタルクロニクルのリマスターも2020年8月27日に発売された。
こちらもサターン派だった番長はオリジナル版のゲームキューブ版を遊んだことはなかったが名作と名高く、番長のフレンドでもFFCCが今でも好きという人も多い。

番長はSwitch版を買って現在もプレイ中だが、マルチプレイが面白そう・・・なんだけどダンジョン攻略でクエストが進むのがホストだけなので初回プレイだとちょっと敷居が高かったり、ロードの長さがきになったりであんまり進んでない・・・。映像も味があるし音楽はとても良いしアクション性の高いバトルも好きなんだけどね。直近遊んだFF7Rやゴーストオブツシマはロードが気になるようなことは無かった分、最近はロードがストレスに感じることが多くなってしまった。


そして先日2020年9月17日のPlaystation5ショウケースで突如発表されたのがファイナルファンタジー16。ナンバリングの最新タイトルだ。
発表にも驚いたがそれよりも驚いたのが開発体制。プロデューサーをFF14のP/Dである吉田Pが、ディレクターをNQひろしでお馴染みの高井さんが担当するという。
FF14プレイヤーとしてまず心配してしまうのはFF14の今後よりも吉田Pの体調だ。プロデューサーだけなら複数作品の掛け持ちも問題ないが、FF14のディレクター継続で本当に大丈夫なのかと心配するしかない。
ただ、FF16の方は王道の中世ファンタジー路線への回帰やFF14の開発実績でみせたスケジュール・コスト管理に期待する声も大きい。自分はFF15も大好きだけど後半の展開は開発スケジュールの破綻のしわ寄せが行ったとしか感じらなかった。いくら良い世界設定・キャラクターやシナリオがあっても描き切れなければ物語として締まらなくなるのでその点は吉田Pなら・・・という安心感はある。
続報は2021年を待てとのこと。

そして毎年追いかけているFF11リブートの話題はこの1年では公式なものは無し。開発は継続中とのことだが、2015年に発表した時は2016年中のサービス開始を開始を見込むとしていただけに何がどこまで進んでいるのか全く読めない。

FF14がらみで言えば、劇場版「光のお父さん」は昨年公開され、今はNetfrixでも観れるようになっているがNetfrixのオリジナル海外実写ドラマ版の話題を覚えているだろうか。リンク先のまとめでは来年に公開時期発表で、実際の公開は2021年末から2022年くらいの予想。光のお父さんのドラマ版、劇場版の発表が毎回ファンフェスだったので、今回もファンフェスに代わる発表会かなにかで具体的な話があるかもしれない。


ということで話はFF14本編に戻して、この1年の振り返りを旧Lodestoneの化身であるロドストさんにお願いしよう。続きを読む

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【9周年】

2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸9年。

公式には2013年8月27日の新生版正式サービス開始をスタートにしているけど、旧版からプレイしているプレイヤーにとってFinalFantasyXIVの歴史は2010年から始まっているのだ。

ということで旧FF14開始から9周年である。そして毎年この時期に今は亡き旧版Lodestoneの精霊ロドストさんと1年の振り返りをすることにしている。命日ではなくあくまで生誕祭なので旧版サービス終了日ではなく開始日であり、新生サービス開始の○周年記念日が新生祭と呼ばれるようになってから、それと分ける意味で旧生祭と自称するようになった。以下はいままでの8回分の振り返りである。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【7周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【8周年】

そして今日、ここに書くのがFinalFantasyXIV9年目の記録。

FF14のことを振り返る前に、この一年のFFシリーズの動きを振り返ってみよう。
まずは何といってもFF7リメイクの発売日が2019年のE3にて2020年3月3日との正式発表。初めてその存在が公にされたのが2015年のE3なので発表から5年弱での発売となる。ただしFF7リメイクは3部作で2部、3部がどのくらいの間隔で発売されるかは分からない。


リメイクではなくリマスターだと、FF8のリマスター版が同じく2019年のE3で発表された。発売は先日2019年9月3日なのでまさに電撃的な発表だった。2018年に発表されたファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル(FFCC)が2020年1月23日に発売なのでFF8リマスターは本当にサプライズだった。

ということで今年から来年にかけてはFFシリーズの旧作リバイバルラッシュなのだが、逆にぜんぜん音沙汰ないのがFF11リブート。この1年で確認できた情報が開発のネクソンの決算資料でまだ開発パイプラインの中にあるということだけ。一方PC版のFF11は既存のプレイヤーの支えもあって20周年まで(2022年まで)はサービスを継続する方針が決定したようだ。

ということで話をFF14に戻してこの1年の振り返りを旧Lodestoneの化身、ロドストさんにお願いしよう。
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【旧から数えて】Lodestone旧生祭【8周年】

2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから丸8年。

公式には、2013年8月27日の新生FF14正式サービス開始日から数えての5周年を記念してのキャンペーンを展開したけど、旧FF14からのプレイヤーには今日も同じくらい大切な記念日。

公式が新生からの5周年推しているので殊更に旧版発売記念をみんなでお祝いするようなことをしようとは思わないが、毎年この時期に今は亡き旧版Lodestoneの精霊ロドストさんと1年の振り返りをしている命日のお墓参りみたいなものだ。新生しているので死んだわけじゃないし、終了日でなく発売日だけどね。
そして、以下はFinalFantasyXIV7年目までの歩みの記録。
前回も触れたが、発売して8年というのは2002年にFinalFantasyXIが発売されて、2010年にFinalFantasyXIVが正式サービス開始するまでの期間と同じ。FinalFantasyXIは今もサービスを続けていて今年の5月16日に16周年を迎えた。FinalFantasyXIVはその歴史の半分まで来たってことだ。

この1年でFinalFantasyシリーズでナンバリングタイトルの新作の話題で言えば、FF16の話題は全く出てこなかった。FF7リメイクは初期の構想段階を脱して本格的な開発に入っているとのこと。ネクソンが開発中のスマホ版のFF11のリブートは、当初2016年の配信予定がキャンセルになって音沙汰がないが、ネクソンの求人ページで最新スクリーンショットが公開されて開発継続中なのだろう、という話題があった。「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル(略してFFCC)」のリマスター版の発表があってTwitterのFF14コミュニティでもFFCCのファンが盛り上がっていた(ちなみに番長はFFCCは未プレイ)。

FF7のようなリメイクでなくFF12のようなリマスター版ということで、オリジナルのゲームキューブから任天堂ハードで数えると3世代分(Wii,WiiU,Swith)の進化となるのでリマスターと言っても・・・と思ったけど実機をみるとぜんぜん面白そうで安心した(オリジナル版がリアル系のグラフィックじゃないからってのもあると思うけど)。


来年の旧生祭ではFF7リメイクやFF11リブートの話題がもうちょっと具体的にでるといいな。
ということで話をFF14に戻してこの1年の振り返りを旧Lodestoneの化身、ロドストさんにお願いしよう。
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【旧から数えて】Lodestone旧生祭【7周年】

2010年9月30日にFinalFantasyXIVが正式サービスを開始してから早いもので丸7年。
公式には、2013年8月27日の新生FF14正式サービス開始日を記念日的として扱っているけど、旧FF14からのプレイヤーにはこちらも大切な記念日。

この旧版FF14の正式サービス開始日に今は亡き旧版Lodestoneの精霊ロドストさんと1年の振り返りをするLodestone旧生祭も7回目となる。7回目ということは過去に6回やっているわけで、1回目から辿るとまさにFinalFantasyXIVの7年間の歩みの記録となるわけだ。

【旧から数えて】Lodestone旧生祭【4周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【5周年】
【旧から数えて】Lodestone旧生祭【6周年】

FinalFantasyXIVの14周年を一つのゴールと考えればちょうど折り返し地点。先輩タイトルであるFinalFantasyXIは今年の5月で15周年。FinalFantasy30周年の約半分の期間サービスを提供し続けてきた偉大なタイトルだ。そのFF11が2002年5月のサービス開始からまさに7周年を回った2009年6月のE3で突然発表されたのがFF14だった

今で言うと、来月くらいにFF16オンラインが電撃発表されて2018年からサービス始まるみたいなもので、そう考えると7年という時の重みが感じられる。3年目で1回新生しているんだけどね。

PCやテレビで遊ぶゲームとしての次世代のMMORPGを目指して期待されたプロジェクトが中止され、今年はスマートフォンで遊ぶ本格的なグラフィックのMMORPGが主に韓国メーカーを中心にリリースされた。自分もちょっとやってみたけど「この世界に自分の分身が居る」感があまり感じられず、ゲーム体験としては中途半端な感じだった。でも3年後、4年後を見据えると、真正面から無茶なチャレンジを続けている韓国・中国勢がどこかでゲーム体験を革新する何かを生み出す可能性を感じる。

それ以外で、ゲーム体験に革新をもたらす可能性があるのがVR。それこそソードアートオンラインの世界を実現させてやろう、という壮大だけど分かり易い目標があるので、VR技術の発展の先にはそんな無謀なチャレンジをするところが出てくることを期待している。

ただ現時点ではぜんぜんリアリティがない話なので、まぁ当面はエオルゼアの世界に浸っていいいのかなぁ・・・と思う7周年の今日。FF14のこの1年の振り返りを旧Lodestoneの化身、ロドストさんにお願いしよう。
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プロフィール

旧Lodestoneから日記の自由を求めて流れ付いてきました幸運番長です。

Final Fantasy X|V 新生エオルゼア
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普段はLodestoneで書いていて、こっちは分量の多い記事を残しています。

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